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紙ストローは環境保護の意味ないって本当!?紙ストローの製造過程とは



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紙ストローを導入することは、環境保護の意味があります。

 

プラスチックストローは、粉々になっても溶けることがないため、海洋汚染が問題となっています。

紙ストローは、粉々になりやがて溶ける性質を持っているため、海洋汚染を引き起こしません。

 

では、なぜ一部では環境保護の意味がないと言われているのか、その理由としては

・森林伐採

・製造するのに大量の水とエネルギーが必要

・輸送による温室効果ガスの排出

が挙げられます。

 

この記事では

・紙ストローが導入されるようになった理由

・紙ストローのメリットとデメリット

などについて詳しく紹介しますので、良かったら参考にしてくださいね。

 

紙ストローになったのはなぜ?飲みにくいのに導入される理由は?

紙ストローが多くの飲食店などで導入されるようになった理由はこちら。

・海洋汚染問題に取り組むため

・企業イメージアップのため

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

海洋汚染問題に取り組むため

従来のプラスチックストローは、粉々になっても溶けることがありません。

微粒子となったプラストローは、海に流れ込み、水質を汚染しています。

海の中の魚や生物が、間違って食べてしまうこともあるため、生物が大量に死んでいるのも現状です。

 

さらに、プラストローの微粒子を食べた魚を、我々人間が食べてしまうこともあるのです。

 

このような深刻な海洋汚染問題を解決するために、国全体でプラごみの減少に取り組んでいます。

スーパーのレジ袋有料化やエコバッグの推奨が有名ですが、ストローもプラスチックから紙製のものに移行しつつあります。

 

海洋生物が分解してくれるバイオマス素材のビニール袋などはありますが、ストローにはまだありません。

現状、ストローは紙製ストローにすることが、海洋汚染問題への対処法となっています。

 

企業イメージアップのため

海洋汚染を始め、環境問題に取り組む企業にはイメージアップが見込めます。

紙製ストローの導入も、環境問題に取り組んでいるというのが分かりやすいですよね。

 

さらに、プラゴミが大量に出るような企業だと、エコ意識の強い消費者から「この企業はエコじゃない…」と敬遠されてしまう可能性もあるからです。

 

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紙ストローのメリットとデメリット!紙ストローは環境に優しい!?

紙ストローのメリットは、処分方法が簡単で、海洋汚染などを引き起こさないこと。

デメリットは、飲みにくさや口当たりの悪さが有名ですが、実は環境に優しくない面もあります。

 

紙ストローのメリットは、紙製なのでやがて溶けるため、海洋汚染を引き起こさない点。

焼却処分も簡単にできる点が挙げられます。

 

しかし、実は環境に優しくない面も持っているのです。

 

デメリットはこちら。

・森林伐採

・製造するのに大量の水とエネルギーが必要

・輸送による温室効果ガスの排出

 

紙ストローを作るには、原料となる森林が必要です。

森林も貴重な資源ですので、再生紙やリサイクル原料など、新たな紙ストローの原料を探す必要があるでしょう。

 

紙ストローを作るには、大量の水とエネルギーが必要になります。

プラストローを作るよりも、はるかに多くの資源が必要なのです。

 

プラストローに比べると、紙ストローは重いです。

重いと輸送するのに多くのトラックなどが必要になります。

トラックの排出する温室効果ガスは、結局環境破壊にも繋がってしまいます。

 

このように、紙ストローは海洋汚染問題には対処できるのですが、まだ多くの環境問題には対処できていないのが現状です。

より環境に優しい素材や製造方法などが開発されることを期待したいですね。

 

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まとめ

紙ストローを導入することは、環境保護の意味があります。

プラスチックストローは、粉々になっても溶けることがないため、海洋汚染が問題となっています。

その点、紙ストローはやがて溶ける性質を持っているため、海洋汚染を引き起こしません。

 

紙ストローには環境に優しくない面もあります。

 

・森林伐採

・製造するのに大量の水とエネルギーが必要

・輸送による温室効果ガスの排出

 

海洋汚染問題以外の環境問題にも対処できるよう、新たな紙ストローの開発に期待したいですね。