アルミホイルの耐熱温度はオーブンの設定温度よりも高い場合が多いため、オーブンでアルミホイルが燃えることは基本ありません。
オーブンレンジのレンジ機能を使用する際にアルミホイルを使うと、火花が出て故障や火事の原因になるため気をつけましょう。
この記事では
・アルミホイルはオーブン調理で溶けることがあるのか
・アルミホイルをオーブンで使用できる温度
・アルミホイルをオーブン調理で安全に使用する方法
についてお伝えします。
オーブンを使って料理やお菓子作りをする場合にアルミホイルを使用しても問題ないのか、注意点はあるのか気になる方は、参考にしてみてください。
アルミホイルがオーブンで溶ける!?酸や塩分に弱いので注意!

アルミホイルはオーブン調理で問題なく使用できます。
しかし、酸や塩分に弱く、長時間オーブンやフライパンを使用して加熱調理すると、溶けてしまう可能性があるため注意しましょう。
梅干しを包んでいたアルミホイルにいつの間にか穴があいていたという経験はありませんか。
アルミホイルは、酸や塩分に弱いという特徴があります。
そのため、梅干しのように酸や塩分を多く含む食材を長時間包んでいると、アルミニウムが溶け出てしまう可能性があります。
ただし、食品を包んでいたアルミホイルのアルミニウムが料理に溶け出たとしても人体に害があるわけではありません。
アルミニウムは身近な食材にも含まれる成分であり、少し摂取しても問題ないといえます。
少量であってもアルミニウムが溶け出すことを防ぎたいという場合は、アルミホイルの光沢のある面が食材に当たる向きで使用すると良いでしょう。
光沢のある面はない面よりもアルミニウムが溶け出しにくいという特徴があります。
酢や塩分を多く含む料理のオーブン調理後は、長時間食材とアルミホイルがくっついたままにしないことで、アルミニウムが溶け出すことを防げます。
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アルミホイルをオーブンで使える温度は何度まで?安全に使うコツとは

アルミホイルの耐熱温度は、最低でも300度、最高600度ほどです。
多くのオーブンの温度は高くても300度ほどで、なかには350度に設定できるものもあります。
一般的なオーブンであれば最高温度は300度なので、アルミホイルは問題なく料理に使えるでしょう。
ただし、オーブンレンジのレンジ機能で調理する場合は、「アルミホイルを使用してはならない」ということを把握しておくことが大切です。
レンジ機能ではマイクロ波と呼ばれる電磁波を使用して食品を温めます。
アルミホイルをレンジ調理に使用すると、電磁波がアルミホイルに当たり放電し、火花が出ます。
火花やバチッという音に気付かず、アルミホイルを使用してレンジ機能で温めつづけると、オーブンレンジ本体の故障や火事につながる可能性があるため危険です。
アルミホイルをオーブンレンジで安全に利用するためには、レンジ機能を使用する際にアルミホイルを使わないことが大切です。
アルミホイルは、オーブン機能を使用して料理する際に用いましょう。
アルミホイルの耐熱温度は、オーブンの設定温度よりも基本的には高いため、燃える心配はほとんどありません。
しかし、例えばオーブンの設定温度が350度で、使用するアルミホイルの耐熱温度が300度ほどの場合は、アルミホイルが焦げたり燃えたりする可能性があるため、注意が必要です。
アルミホイルをオーブン機能で使用する前に、アルミホイルの耐熱温度とオーブンの設定温度を確認しましょう。

まとめ
アルミホイルはオーブンを使って調理する際に問題なく使用できます。
心配な方は、アルミホイルの耐熱温度とオーブンの設定温度を事前に確認し比較してみると良いでしょう。
アルミホイルの耐熱温度のほうがオーブンの設定温度よりも高ければ、アルミホイルが焦げたり溶けたりする心配はありません。
ただし、アルミホイルは酸や塩分に弱いため、長時間調理に使用するとアルミニウムが溶け出す場合があります。
オーブンレンジのレンジ機能を使用する場合は、火花が出て危険なため、アルミホイルを使用しないようにしましょう。