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織姫と彦星が離れた理由って?七夕の伝説をわかりやすく解説!



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織姫と彦星が離れたのは、結婚した後に仕事をしなくなってしまったからです。

仕事をしなくなってしまったことに怒った天の神様が、二人を天の川の両岸に引き離します。

また元々は中国で伝わっていた伝説と言われていて、今の日本で伝わる話とは異なっているんです。

 

この記事では、

・織姫と彦星が離れた理由

・七夕のストーリー

・織姫と彦星の本当の話

についてお伝えしますので、七夕がどんな話なのか気になる方は是非参考にしてみてくださいね!

 

織姫と彦星が離れた理由や天の川の意味について

織姫と彦星が離ればなれになった理由は、結婚後それぞれの仕事をしなくなってしまったからと言われています。

 

織姫は天の神様の娘で、神様たちの着物を作る仕事をしていました。

仕事に熱心なあまり自分のことはお構いなしだった彼女のために、天の神様は天の川の岸で牛の世話をしていた、まじめな彦星を結婚相手として選びます。

 

織姫と彦星は惹かれ合い結婚しますが、一緒に遊ぶことが楽しくなり全く仕事をしなくなります。

その状況に怒った天の神様が、二人を天の川の両岸に引き離すことにしたのです。

 

しかし二人は泣き悲しむあまり、逆に仕事が手につかなくなってしまいます。

その状況を見た天の神様は、二人が毎日一生懸命働くのであれば、年に一度だけ会えるようにしました。

 

というのが七夕のストーリーと言われています。

 

また、天の川は宇宙に存在する多数の銀河の中の一つで、地球を含む太陽系もこの銀河の中にあるんです。

織姫はこと座の一等星ベガ、彦星はわし座のアルタイルと言われています。

この星の間に見ることのできる雲状の光の帯が、七夕のストーリーにおける天の川です。

 

雲のように見えますが、実際は無数の星の集合体です。

暗い環境でないと見えづらいようなので、実際に見たい場合は明かりの少ない場所でみるのがおすすめですよ。

 

織姫と彦星の本当の話って!?七夕伝説との違いはある?

日本ではすっかり定着している七夕ですが、元は中国で生まれた伝説だと言われています。

牛郎織女(ぎゅうろうしょくじょ)として有名で、以下のようなストーリーです。

 

織女(しょくじょ)は、天の川の東側に住んでおり、神と人との恋を禁じていた天の女帝である王母娘娘(おうぼにゃんにゃん)の外孫娘でした。

彼女は、天衣を作る仕事を一日中していました。

ある日織女は、姉妹たちと一緒に人間界の河(碧蓮池)のあたりに降りてきて水浴をしていました。

 

牽牛郎(けんぎゅうろう)という人間界の青年が、飼い牛(金牛星の化身)の助言により、水浴をしている天女の紫の羽衣を盗んでしまいます。

羽衣を失ってしまった織女は、天に帰ることができなくなり、地上に残った後、最終的には牽牛郎の求婚を受け入れます。

そして織女は男の子一人と女の子一人を生んで、幸せな生活を送ります。

 

しかし、天上から消えた織女を探していた王母娘娘は、織女が人間の男と結婚をしていたことを知ってしまいます。

その後織女は、遣わされた天兵(天の軍隊)に連れられて天界に戻ります。

 

牽牛郎は自力で天には行くことができなかったが、飼い牛から「私が死んだ後、私の皮で靴を作ってそれを履けば、天界に行くことができる」と言われていました。

その後牛が死に、牽牛郎はそのとおりに靴を作り、子どもたちを連れて天に織女を探しに行きます。

 

王母娘娘はそのことに怒り、牽牛郎が外孫婿になることを認めず、また織女を再び人間界に戻したくなかったため、天牢に入れるよう部下に命じます。

織女を追いかけていた牽牛郎が彼女の元に到着しようとした際、王母娘娘は頭から金のかんざしを取り、一振りすると天の川に輝く大波が引き起こされます。

 

これによって、織女と牽牛郎は天の川の両岸に引き離されてしまいました。

しかし、後に王母娘娘によって毎年7月7日だけカササギが橋をかけ、牽牛郎が川を渡ることが許されるようになりました。

 

というのが中国で知られている七夕伝説です。

日本で伝わっている話とは、また違ったストーリーになっていますね。

 

まとめ

織姫と彦星が離れた理由は、結婚後にお互い仕事をしなくなってしまったことが原因でした。

それに怒った天の神様が二人を離すことにしたので、毎年7月7日に二人は会うことが許されます。

 

七夕というと、織姫と彦星が会える日、また短冊に願い事を書いて笹につるす日、というイメージがあります。

しかし、実際に語られているストーリーを見てみると意外な部分もありおもしろいですね。

日本に伝わる話、中国に伝わる話を知ると、これまでとは違った思いで七夕を過ごすことができると思います。

 

天気が良さそうならば、星のよく見えるところに行って織姫と彦星、また天の川を探してみるのもいいですね。

みなさんの七夕が、より楽しいものになりますように!