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卒園式で心を込めた謝辞を述べるには?感謝の気持ちを届ける例文も紹介



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子どもたちの一つひとつの成長が心に残る卒園の季節がやって来ました。

この大切な時に、日頃から支えてくださった先生方に対して、感謝の言葉を述べる「謝辞」は、親としての一大イベントですね。

 

保護者代表としてこの名誉ある役割を担うことになった方々は、どのようにして感謝の気持ちを伝えるか、迷いを感じることもあるでしょう。

 

ご安心ください。

この記事を通して、卒園式での感謝の言葉をどのように紡ぎ出せばよいのか、温かみのあるスピーチのコツやヒントをお伝えします。

 

後半では、心を込めた謝辞の例文もご紹介していますので、どうぞお役立てください。

そして、その大切な瞬間に、心温まる言葉で素敵な思い出を作りましょう。

 

卒園式における保護者の謝辞ってどんな内容が最適?

たとえ流ちょうに話せなくても、心からの感謝が相手に響き、記憶に残るスピーチを目指すことが大切です。

そうは言っても、具体的にどんな内容を話せばいいのか迷うものです。

ここで重要となるのは、伝えたい核心となるメッセージです。

 

卒園式での謝辞には、どのような思いを、誰に伝えるかが重要です。これをはっきりさせれば、話の内容は自ずと形になってきます。

 

大事なメッセージは、挨拶の冒頭と結びに位置づけましょう。これにより、最も伝えたいことが明確になります。

 

特に卒園式の場では、何よりも先生方への感謝を述べることが中心になります。

 

園長先生を筆頭に、クラス担任、バスの運転手さん、給食の先生方に至るまで、幼稚園での生活を支えてくださった全ての先生方への感謝の気持ちを表すべきです。

これを忘れずにいれば、ただの祝辞や過去のエピソードを語るだけに終わらないでしょう。

 

また、謝辞のスピーチがあまりにも長いと、聞く側にとっては負担となってしまいます。

だからこそ、最長でも3分以内にまとめるべきです。

 

一般的に分かりやすいスピーチの速度は、1分間に約300文字とされています。したがって、スピーチ原稿は1000文字を超えない範囲で整理しましょう。

保護者代表としてのスピーチ及び礼儀作法の要点

祝辞と謝辞:心を込めたスピーチの構成要素

卒園式における保護者代表のスピーチは、子どもたちの新たな門出を祝福し、教育に尽力してくださった先生方への謝意を示す大切な役目を果たします。

祝辞は、卒園生とその家族に対するお祝いの言葉であり、通常は園長や名誉ゲストによって述べられます。

謝辞は、園の先生方への感謝を表す言葉で、保護者代表やPTA会長が担当することが一般的です。

 

適切なスピーチの長さ

スピーチは3分から5分の間に収めるのが理想的です。

 

この短い時間の中で、感謝の気持ちを伝えるには、事前の準備が不可欠です。

私が実際に作成したスピーチは、ゆったりとしたペースで3分20秒、文字数で約1000文字になりました。

 

式辞用紙の活用

スピーチを書く際には、式辞用紙を活用するようにしましょう。

持ち運びに便利で、インクジェットプリンターでの印刷にも適しています。

 

お辞儀の方向性

お辞儀をする際には、国旗や来賓の位置を意識し、適切な方向に礼を行うことが礼儀とされています。

私の場合は、来賓が不在だったため、園長がお辞儀をしたのと同じ方向を選びました。

 

スピーチの準備プロセス

スピーチの準備は、まずは多様な例文を調べ、自園に適した内容を考えることから始めます。

園の教育方針をスピーチに反映させることも重要です。

 

私の園では、「遊びを通じた学び」を重視していたため、この点をスピーチで強調しました。

子どもたちの成長や思い出、先生方への感謝を織り交ぜながら、それらを結びつけるキーワードを抽出し、スピーチを構築しました。

 

スピーチの流れ

スピーチは、季節の挨拶から始め、卒園式の開催への感謝、自己紹介、共有する思い出、先生方への感謝、そして未来への希望について述べるという流れで構成しました。

日付と名前を添えて、心を込めたスピーチを完成させることができます。

 

 

卒園式における謝辞の例文

謝辞の例文

春の息吹が桜を花開かせるこの季節に、子どもたちが卒園を迎える時が来ました。

きょう、こんなにも華やかな卒園式を執り行っていただき、心より御礼申し上げます。

また、多忙な中を割いて参列してくださったご来賓の皆さまにも、深く感謝いたします。

ささやかながら、保護者としての感謝の意を表する機会を頂戴し、この場を借りて御礼の言葉を申し上げます。

 

3年前、子どもたちが「ママと離れたくない」と泣きながらも、先生方の「おはよう!」の声に心を開き始めた春でした。

先生方の温かな笑顔で迎えられ、子どもたちはやがて朝の幼稚園への道を楽しみにし、教室や園庭で輝かしい時間を過ごすようになりました。

 

忘れられないイベントも盛りだくさんでした。熱心に練習した運動会、笛や太鼓の練習、そして興奮に満ちた発表会、先生方と共に過ごすお泊り保育の夜。初めての離れた夜を親としては心配しましたが、子どもたちは想像以上にたくましく、成長した姿を見せてくれました。

 

園での3年間を振り返れば、語りつくせないほどの思い出があります。どのイベントも子どもたちの記憶に深く刻まれた貴重な経験です。

予期せぬ子どもたちの成長に、感動で涙がこぼれたことも、私たち親にとってはかけがえのない思い出です。

 

子どもたちはこの幼稚園で様々なことを学び、一人ひとりが大きく成長しました。集団での生活ルールや、努力の価値、仲間に対する思いやりなど、学んだすべてがこれからの学び舎である小学校、さらに中学校と、子どもたちの支えになるでしょう。

 

常に優しく、時には厳しく、そして温かに子どもたちを導いてくださった先生方には、感謝でいっぱいです。

今日、子どもたちが立派に卒園の門をくぐれるのも、先生方が日々惜しみなく注いでくださった愛情と支援の賜物です。

 

この場を借りて、先生方の健康とさらなる幸福、幼稚園の繁栄を心からお祈り申し上げます。

保護者を代表して、この感謝の言葉を捧げさせていただきます。

 

長きにわたり大切に見守っていただき、誠にありがとうございました。

 

令和××年×月×日 保護者代表 ●●●●

 

謝辞作成のポイント

心を動かす挨拶を作成する際には、具体的なイベントのエピソードや子どもたちの成長過程を詳細に描写することで、聴衆の共感を誘い、メッセージが心に響くことでしょう。

 

さらに、感謝の言葉の一例をご紹介します。

 

  • この幼稚園で作り上げた数々の思い出は、子どもたちにとってかけがえのない財産となるでしょう。

 

  • 親としても、子どもたちと一緒に多くの経験を通して学び、成長することができました。

 

  • 今日、子どもたちがこのように誇らしげに卒園を迎えられるのも、入園から現在に至るまで先生方が絶えず愛情をもって指導してくださった結果です。

 

  • この重要な成長期に、この幼稚園で心ゆくまで伸び伸びと過ごせたことは、子どもたちにとっても私たち親にとっても非常に幸せな経験でした。

 

  • 「あの時はこんなことがあったね」と、一つひとつの出来事を振り返るたびに、深い感謝の念に包まれます。

 

  • 先生方は親としての私たちにも親しみをもって接してくださり、子育てに関する多くの貴重なアドバイスを与えてくださいました。

 

まとめ

卒園式での謝辞を担当されることになり、もしかしたら緊張されているかもしれませんね。

ただ、心からの感謝の気持ちを伝えることが何よりも大切ですから、その想いを忘れずに、誠意を持って話せば間違いありません。

 

お子様の幼稚園での最終章である卒園式において、「お母さんがみんなの前で話す」というのは、お子様にとっても大変誇らしい瞬間でしょう。

 

ご自身を落ち着かせ、この日がお子様にとっても、そしてあなたにとっても、記憶に残る素晴らしい卒園式となるように心がけてください。