上司に年賀状を出さないことについて、アリナシで言えばアリです。
実際マナー違反と感じる人もいますがもう少数派です。
個人情報を守る時代の観点からして年賀状は衰退の一歩を辿っていると言っても過言ではないでしょう。
この記事では
・上司に年賀状を出さない人はどのくらいいるか
・上司に年賀状を出さないのはマナー違反なのか
・年賀状を出さなくも大丈夫になるテクニック
などについてお伝えしていきますので、新入社員で上司に年賀状を書いた方がいいかを悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。
上司に年賀状を出さない人の割合ってどれくらい?年代で差はある?
上司に年賀状を出す出さない人の割合は近年の調査だと、出すが約4割、出さないが約6割程度の分布のようです。
上司には年賀状を出さないという人のほうが半数を超えているんですね。
また、2019年に朝日新聞が調査したもので年賀状を出さない人の年代別アンケートがあります。
18歳~29歳で57%、30代と40代で35%、50代で27%、60代で23%、70代で28%となっていました。
このアンケートを見ると、会社に入社する時期の20代の人は半分以上がそもそも年賀状を出さないというのが分かります。
最初から出していない人は今後も世の中の風潮の波に乗り、出すことはないと思います。
上司に年賀状を出さないのは当然という人が多いのです。
自分が会社の人から年賀状をもらう立場なら、ぶっちゃけもらっても嬉しくないといいます。
もらったら返事を書かなくてはならないので、会社のことで貴重な連休をつぶされたくないというのが本音です。
連休明けには早々に顔を合わせることになります。
実家に帰省していると読むのが遅くなり、下手したら返信した年賀状よりも先に顔を合わせることにもなりかねません。
30代40代でもLINEやメールで年賀状の代わりに挨拶を一斉送信する人のほうが圧倒的に多くなっています。
ただ上司のLINEやメアドは知らないパターンが多く、そもそも「LINE」という手段自体が失礼にあたりそうですね。
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上司に年賀状を出さないのはマナー違反!?上司の本音は?
上司の中には自分が若い時にせっせと年賀状を出したのに、自分がやってきたことを部下がしないのは面白くない人もいるでしょう。
「あり得ない」「非常識だ」と直接批判しないまでも、心の中では思っているかもしれませんね。
20代から40代は会社の上司に特にお世話になっているので、社会人として年賀状を出すのはマナーだと言えるかもしれません。
実は年賀状を出す人の方が出さない人より役職に就いている人が40%多いというデータがあります。
出世を考えているなら出しておいた方が無難ですね。
とはいえ、『年賀状を出さないことがマナー違反かどうか』という観点では、近年の状況において違反にはならないでしょう。
というのも会社自体が「虚礼廃止」をしているところが多くなってきているからです。
年賀状やお中元、お歳暮などがそれに当たります。
また、個人情報保護の観点から住所は公開していない会社もあります。
住所を知らないのでは年賀状は当然出すことはできません。
会社で「虚礼廃止」をしていなければ、日ごろお世話になっている人に新年の挨拶をするという礼儀を重んじて年賀状を出すのが無難かもしれません。
あいつだけ年賀状が来ていないとか社会人としての常識に欠けているだとか、そんなことが仕事にまで影響してくるようでは大変です。
ここで、それでも上司に年賀状を出すのは面倒だなぁと思っているあなたに、年賀状を出さない理由付けを厳選して紹介します。
・喪中だから
・プリンターやパソコンが壊れたから
・休暇中は実家に帰省していたから
毎年こんな言い訳を繰り返せば、やがて上司はこいつからは年賀状は来ないなと忘れ去られるでしょう。
まとめ
上司に年賀状を出さないのはマナー違反ではありませんが、出世を考えるなら出す方が無難です。
出す人の方が出さない人より役職に就く確率が高いというデータまであります。
年代別だと20代の半数以上は年賀状を出さないというアンケート結果があります。
会社自体が虚礼廃止を実施していることがあり、これからますます上司に年賀状を出すことは一般的ではなくなるでしょう。
それでも気になる人は言い訳をして自分は年賀状を出さないとさりげなくアピールするのも効果的かもしれません。
喪中のふりを毎年続ける、パソコンが壊れている、実家に帰省するから書かないなど、年賀状を出さないキャラを定着させるも手です。
貴重な年末年始の休みを上司への年賀状に悩まされることなく過ごしたいものですね。