仕事・マナー

喪中に鳥居をくぐってしまった…なぜ喪中はNGなの?その理由って?



※本サイトのコンテンツには広告を含む場合があります



喪中に神社の鳥居をくぐってはいけない理由としては、神道(しんどう)の考え方が関係しています。

神様は人の死を「ケガレ」と考えています。

そのため、神の通り道である鳥居にケガレを持ち込まないために、喪中は神社の鳥居をくぐってはいけないとされているようですよ。

 

この記事では、

・喪中に神社の鳥居をくぐってはいけない理由

・喪中に神社に入るだけなら大丈夫なのか

・鳥居をくぐらず参拝するだけならOKか

・どうしても喪中に参拝したいときの方法

などについて、ご紹介していきたいと思います。

 

何故喪中に鳥居をくぐってはいけないか疑問に思っている方や、鳥居をくぐらなければ参拝していいのか気になっている方は、是非参考にしてみてくださいね。

 

喪中に神社の鳥居をくぐってはいけない理由とは?

喪中に神社の鳥居をくぐってはいけない理由は、日本特有の「神道」の教えが関係しています。

神道の考え方では、神の通り道である鳥居にケガレを持ち込まないために、喪中は神社の鳥居をくぐってはいけないとされているようです。

 

何故そのような考えになっているのか、下の文章で詳しく説明していきたいと思います。

 

日本には現在、大きく分けて「仏教」と「神道」の考え方が存在しています。

インド発祥の仏教と違い、神道は古来の日本に基づき、八百万の神(やおよろずのかみ)を信仰する多宗教になります。

 

簡単に言えば、「仏教はお寺、神道は神社」ということですね。

それぞれその名の通り、仏教には仏様、神道には神様が祀られています。

 

神道の教えの場合は、人が亡くなる事で人々が悲しむ気持ちを「気が枯れる=穢れる」と考えます。

つまり人の死を肯定的に捉えていないということですね。

 

そのため身近な人が亡くなっている喪中では、ケガレを気にする神さまを尊重し、神様がいる神社の玄関のような存在である鳥居をくぐってはいけないとされているようです。

 

スポンサーリンク


 

喪中に神社に入るだけならOK?鳥居をくぐらずに参拝するのはあり!?

結論から言うと、神道の考え方を尊重するのであれば、喪中に神社に入る事や、鳥居をくぐらずに参拝するのはおススメしません。

どうしても参拝したい際は、事前の問い合わせや、お祓いをする事で、参拝が可能になる場合もあります。

 

また、各神社の考え方によっては、四十九日までの期間を指す「忌中」が明けた喪中の期間の場合は、問題なく参拝できる場合もあるようです。

 

何故喪中に神社に入る事や、参拝がダメなのかというと、先ほど挙げた通り、神様は人の死をケガレと考え、嫌っていることが関係しています。

そのため、神様のいる神社や、その玄関のような存在である鳥居をくぐるという事はNGとされる場合が多いようです。

 

しかし、お子さんの七五三や何かしらのイベント事で、どうしても神社に入らなければいけない時もありますよね。

 

そんな時は事前に神社に確認を取る事で、参拝が可能になるケースもあるようです。

もし不安な方は問い合わせをして、確認してから訪問するのが良いかと思われます。

 

また、お祓いをしてもらう事で参拝が出来るケースもあります。

 

神社に参拝してはいけない理由が「死のケガレ」の為、ケガレが祓えたら問題ないという事になります。

こちらも事前の問い合わせが必要ですが、一つの選択肢として覚えておくといいかもしれませんね。

 

喪中に神社に行ってしまった…悪いことが起こる!?喪中にNGの行為って?喪中に神社へ行ってしまうと悪いことが起きるという説は迷信です。 神社には神様が祀られており、神道において死は「穢れ」とされています...

 

まとめ

喪中だったとド忘れして、鳥居をくぐってしまう時ありますよね。

私も喪中が終わる直前だと、つい忘れてしまい、鳥居をくぐってしまいそうになった事が何度かあります(汗)

なんとなく「喪中の時は鳥居をくぐってはいけない」って知っていても、理由がうまく話せない…なんてことありますよね。

 

お寺か神社かによって、喪中時の対応が違うと理解しておけば、普段の生活でも活かせることも多いのではないでしょうか。

あまり考えすぎるのも良くない場合もありますので、その都度臨機応変に、対応してみてくださいね!