大学の卒業式をパスすることについて、それがもたらす影響や考えられるデメリットを見てみましょう。
大学では、中学校や高校のように卒業式への出席が必須ではありません。
行くかどうかは自分で決めることができます。
卒業式に参加しない人たちの理由は様々です。
新しい職場での研修が理由であったり、個人的な事情があったりと、その理由は多岐にわたります。
ただ、一度きりの卒業式を逃すことに後悔するかもしれないと感じる人も少なくないでしょう。
この記事では、大学の卒業式を欠席する際の理由やデメリット、必要な手続きについてわかりやすく説明します。
卒業式の後に開かれる謝恩会に関する情報も含め、後悔しない選択をする手助けになることを願っています。
Contents
行かないと後悔する!?大学の卒業式に参加しないデメリットって?
卒業式に出席しないことによる後悔の可能性や、それに伴う不利な点が気になるところです。
大学の卒業式は強制ではなく、出席しなくても卒業に影響はありませんが、いくつかのデメリットは存在します。
以下では、卒業式をスキップするときに考慮すべき2つの主なデメリットについて解説します。
卒業証書や証明書をその場で受け取れない
大学の卒業式では、卒業証書や証明書などの重要な書類が手渡されます。
通常、一部の代表学生が卒業証書を受け取るほか、各クラスや研究室で個別に渡されることが多いです。
卒業式に出席しない場合、これらの書類をその場で受け取ることはできません。
そのため、後日大学に行って受け取るか、郵送での受け取りを手配する必要があります。
大切な思い出を作れない
もう一つのデメリットは、貴重な思い出を作る機会を失うことです。
卒業式自体が非常に重要というわけではありませんが、学生生活の最後の大イベントとして、卒業式は特別な意味を持ちます。
友達との写真撮影や、特別な服装での参加など、楽しい思い出を作る絶好のチャンスです。
特に女性の場合は、袴を着る機会があまりないので、美しい姿を写真に残すことも重要なポイントです。
さらに、学生から社会人への移行という大きな節目に、卒業式は適切な区切りをつける役割を果たします。
ただし、卒業後も友人関係は続くので、友達との再会が主な目的なら、卒業式をスキップしてもそれほど大きなデメリットにはならないかもしれません。
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卒業式に出席しない大学生の様々な理由
大学の卒業式への出席を見送る学生たちには、大きく分けて2種類のケースがあります。
物理的な制約により「出席できない」場合と、単純に「出席したくない」という個人的な動機に基づく場合です。
出席できない学生の理由
- 就職先での研修やオリエンテーションの日程が重なる
- 一度下宿を出て、遠くの実家に戻っているため参加が難しい
多くの大学の卒業式は3月中旬から下旬に開催されることが多いですが、一部の企業では同時期に新入社員の研修や説明会が行われます。
このため、卒業式との日程が重なり、参加が難しいというケースがあります。
また、遠方から通っている学生の場合、卒業が近づくと実家に戻るか、新しい就職先の近くに引っ越すことも一般的です。
これにより、卒業式に参加するためには遠距離を移動する必要があり、参加が難しくなることもあります。
出席しない学生の理由
- 新生活にかかる費用を節約したいため、卒業式にかかる費用を抑えたい
- 友達が少ないため、出席しても楽しめないと感じる
- 大学院への進学が決まっており、2度の卒業式は避けたい
- まだ寒い時期のため、外出を控えたい
- 卒業式に対する興味がない
卒業式への出席を見送る理由は人それぞれで、友達が少ない、金銭的な理由、さらには卒業式に対する興味の有無など、様々な動機があります。
大学の卒業式では、男性はスーツを着用し、女性は袴を着たりスーツを新調したりすることが一般的ですが、これにはある程度の費用が必要です。
加えて、メイクやヘアセットにも別途費用がかかります。
新生活の費用に充てたいと考える学生もいるため、卒業式の費用を節約する選択をするのは理にかなっています。
大学の卒業式は高校までとは異なり、参加は強制ではないので、個々の事情に基づいて出席するかどうかを決めることができます。
卒業式に参加するか迷っているなら出席しよう!
大学の卒業式には出席義務はありませんし、出席しなくても問題はありません。
ですが、もし少しでも迷っているのであれば、出席を検討してみることをおすすめします。
やってみなかったことを後悔するよりも、やってからの後悔の方が心に残りにくいものです。
卒業式に出席して、最終的には「面白くなかった」と感じるかもしれません。
しかし、その「面白くなかった」という感想も、実際に参加したからこそ得られるものです。
参加しないと、そもそも何の印象もなくなります。
後になって「あの時に参加していれば良かった」と感じるよりは、参加してみる価値は十分にあると言えるでしょう。
学生生活の最後だし、「つまらないかもしれない」という気持ちで試してみるのも一つの方法です。
どうせなら、「面白くなかった」感覚を徹底的に試してみるのも悪くありません。
もしまだ迷っているなら、このように考えてみましょう。「10年後の自分はこの選択についてどう思うだろう?」。
10年後の自分がどう思うか、どう感じるかを想像して、後悔しない選択をすることが大切です。
そして、大学生活でやっておくべきことについて、この機会にいくつかのアイデアを得るのもおすすめです。
卒業式に行かない場合に実施すべき3つのステップ
もし大学の卒業式に出席しないことを決めた場合、以下の3つの重要な手続きを行うことが推奨されます。
- 教授や学校職員への挨拶
- 学務課や事務所に欠席を伝える
- 卒業証書等の書類を郵送で受け取るための手続き
卒業式の欠席は通常、事前に決まっていますよね。そのため、前もって準備を進めることが大切です。
そうしないと、自分自身が困るだけでなく、他の人にも迷惑をかける可能性があります。
社会人になると、さまざまなシチュエーションでマナーを学ぶことがあります。
欠席が決まったら、関連する各所に事前に連絡を取ることもマナーの一環です。これにより、直前に慌てることがなくなります。
教授や職員に挨拶を行う
大学では、教授が直接指導を行うことが多く、担任制度は存在しません。
そのため、講義やゼミでお世話になった教授には、挨拶をすることが望ましいです。
また、普段から利用していた学務課やその他の職員にも挨拶をすることをおすすめします。
卒業後は再会する機会が少ないかもしれないので、感謝の気持ちを伝える良い機会です。
学務課や事務所に欠席を通知する
卒業式への欠席を伝える際に特別な書類は不要です。
しかし、事前に学務課に連絡しておくことは重要です。
単に「卒業式に出席しない」と伝えるだけで十分です。
事前に適切に伝えることで、後の手続きがスムーズになりますよ。
卒業証書等の書類を郵送で受け取るための手続き
卒業時には、以下のような重要な書類を受け取る必要があります。
- 卒業証書
- 卒業証明書
- 卒業アルバム
一部の大学では、成績証明書も提供される場合があるので、これらの書類を郵送で受け取るための手続きをしておくことが重要です(送料は自己負担)。
卒業証書と卒業証明書の違い
卒業証書と卒業証明書には以下のような違いがあります。
書類 | 再発行可否 | 内容 |
卒業証書 | 不可 | 学校の全過程を修了した学生に授与される公式の証書 |
卒業証明書 | 可 | 卒業証書が授与されたことを証明する文書 |
卒業証書は公式の証書であるため、紛失した場合は再発行ができませんので、紛失しないよう注意が必要です。
一方で、卒業証明書は必要に応じて再発行が可能ですが、その際には手数料が必要になります。
また、書類を郵送で受け取る場合、送料の支払いが必要です。
郵送の際の料金や手続きの詳細は、事前に確認しておきましょう。
卒業式に欠席する場合は、これらの事項についてしっかりと準備し、周囲に迷惑をかけないように対応することが大切です。
卒業生活を円滑に終えるためにも、必要な手続きは早めに済ませておくことをお勧めします。
謝恩会への参加を考えてみよう!服装のポイントも紹介
大学卒業式の後、多くの場合、謝恩会が開催されます。
卒業式には参加しなくても、謝恩会への参加はおすすめです!
謝恩会とは学生時代の恩師に感謝を伝えるための会
謝恩会は、在学中にお世話になった教授や先生方に対する感謝を表す会です。
これは卒業式後に行われることが一般的で、多くの関係者が招待されることがあります。
謝恩会の規模は様々で、大学全体のものから、研究室やゼミ単位の小さなものまであります。
会の開催場所も、大規模な場合は大学のホールやホテル、小規模ならレストランなどで開催されます。
一般的な謝恩会の流れは以下の通りです。
- 開会の挨拶
- 代表者のスピーチ
- 乾杯
- ゲームや楽しい活動
- 閉会の挨拶
乾杯の後、食事や自由な交流が行われます。
この時間を使って恩師や友人たちとの大切な時間を楽しみましょう。
卒業後は各自が自分の道を歩み始めます。
その中には、これが最後の交流となる人もいるかもしれません。
教授や先生への感謝を表すことはもちろん、卒業生同士での別れを惜しむことも、謝恩会の大切な役割です。
学生時代は自由に過ごすことも多いですが、社会人になると、その自由度は格段に制限されます。
責任の重さも増すため、学生生活の最後の瞬間を存分に楽しむチャンスです。
服装選びのポイント: 謝恩会の場所に合わせて!
謝恩会に特定の服装規定が設けられているわけではありませんが、会場によってはドレスコードが異なることがあります。
そのため、謝恩会に出席する前に、適切な服装の確認を忘れずに行いましょう。
男性に関しては、スーツが一般的です。謝恩会は卒業式ほどフォーマルな場ではないので、カジュアルな服装でも問題ありません。
しかし、以下のような服装は謝恩会では避けた方が良いでしょう。
- 派手すぎる色の服装
- 露出が多い服装
- カジュアル過ぎる、例えばジャージのような服装
謝恩会の食事は立食が多いので、特に女性は高すぎるヒールや卒業式用の袴では疲れやすい可能性があります。
袴で卒業式に参加する場合は、謝恩会用の別の服装を準備することをお勧めします。
2~3時間の立食パーティーに適した服装を選ぶことが重要です。
結婚式に参加するときのような服装をイメージすると良いでしょう。
スーツやドレスを新しく購入する場合、結婚式など他の場面でも使えるものを選ぶと良いですね。
謝恩会の会場によっては「ネクタイ着用」などの規定が設定されていることもあります。
事前に会場のドレスコードを確認して、適切な服装を準備しましょう。
まとめ
大学の卒業式は参加しなくても大きな問題はありません。
卒業式に参加しない場合のデメリットとして、卒業証書や他の重要な書類を直ちに受け取ることができない点、また写真での思い出作りができない点が挙げられます。
もし卒業式に欠席する場合は、いくつかの重要な手続きを事前に済ませることが重要です。
これには、お世話になった教授や職員への挨拶、学生課や事務局への欠席連絡、必要書類の郵送手続きが含まれます。
また、卒業式後の謝恩会では、恩師への感謝を伝えたり、卒業生同士で語り合ったりして楽しむ機会があります。
謝恩会の際には、会場によってドレスコードが設けられていることがあるので、参加前には確認を忘れずに行いましょう。
大学の卒業式に参加するかどうかは慎重に考え、後悔のない選択をしてくださいね!