すべての自転車泥棒から確実に盗まれにくい色、というのは残念ながらありません。
ただ、あまり見かけないような珍しい色だと「盗んだらバレるかも…」という心理が働いて、多少狙われにくくなる可能性はあります。
盗まれにくい特徴は単純明快です
頑丈な鍵が複数掛けられていて、盗むのに手間のかかる自転車はまず盗まれにくいです。
この記事では、
・盗まれやすい自転車の特徴
・自転車を盗まれないための具体的な対策
についてご紹介しています。
これから自転車を買おうとしている方も、日常的に自転車を使っている方も、是非チェックしてみてくださいね。
自転車が盗まれやすいメーカーってあるの?避けたい色や特徴も!
盗まれやすいメーカーは、高価なロードバイクやクロスバイクなどの有名どころです。
高価で人気の高いメーカーの自転車は、転売目的の常習犯に狙われやすく、特に買ったばかりの綺麗な状態のときが一番危険です。
自転車泥棒の目的は「今使いたい」か「転売目的」のどちらかがほとんど。
今使いたい泥棒は、メーカーにこだわらず『盗みやすくて目立たないもの』を狙い、転売目的の泥棒は、『新しくて、高く売れそうな、ロードバイクやクロスバイクなど』を狙います。
そのため、高価な人気ブランドの自転車を買ったときは、買ったその日から盗難対策を万全に整えましょう。
避けたい色については、強いて言えば一般的な色、黒やシルバーでしょうか。
黒やシルバーの自転車はそもそもの母数が多いので、割合としては何ともいえませんが盗難被害は多いです。
対して、派手で珍しい色の自転車は「目立つから盗んだらバレるかも…」という心理が働くので、今乗りたいという突発的な泥棒はあまり狙わないようです。
しかし、どんなメーカーや色でも、盗まれやすい特徴に当てはまっていると、いとも簡単に盗まれてしまいます。
盗まれやすい特徴は以下の通りです。
・無施錠、もしくは華奢な鍵
・路上駐輪、放置自転車
・買ったばかりの高価な自転車
実は、自転車盗難の約6割が無施錠、一番多い発生場所は自宅の敷地内なのです。
ほんの短い時間や自宅敷地内であっても、無施錠はとても危険。
また、路上駐輪や日をまたいで同じ場所に駐輪していると盗まれやすいです。
特に夜は人目も少なく犯行に及びやすいうえ、持ち主が近くにいる可能性も非常に低いと思われて、突発的な泥棒に狙われてしまいます。
メーカーや色よりも、常に盗難対策をしっかりと行うことが重要です。
折りたたみ自転車は盗まれやすい?どんな対策が必要?
折りたたみ自転車は、折りたためて持ち運べるという最大の利点が防犯面ではマイナスに作用してしまうため、盗まれやすいといわれています。
加えて、折りたたみ自転車は車体に鍵が付いていない状態で売られているものも多く、ワイヤーロックなど華奢な鍵一つでロックしている人も多いようです。
華奢な鍵は簡単に切断できてしまうため、狙われやすいのです。
対策としては、
・頑丈な鍵を使うこと
・複数施錠すること
・地球ロック(動かないものに自転車をつなぐ)
が挙げられます。
地球ロックについては、ガードレールや道路標識など国の所有物に勝手につないだり、他人の敷地の柵につないだりすると、犯罪やトラブルの元になります。
ロックする場所には充分気を付けましょう。
そして、折りたたみ自転車のベストな盗難対策は、外に停めないことです。
面倒で大変かもしれませんが、出先では自転車を折りたたんで店内に持ち込んだり、自宅でも、毎回折りたたんで家の中にしまっておけば盗まれることはありません。
この方法は、折りたたみ自転車しかできない最強の盗難対策です。
ただし自宅以外に持ち込むときは、スペースの問題もありますのでお店の方に関らず了承を得てくださいね。
まとめ
盗まれにくいメーカーや色について、多少の傾向はあるものの、確実な基準はありません。
盗む理由や目的によって、狙われる自転車が大きく変わってしまうからです。
しかし、状況や場所による盗まれやすさはあります。
大切な自転車を盗まれないためには、
・頑丈な鍵を使い、どんな時も必ず施錠する
・複数施錠し、できる限り地球ロックする
・路上駐輪、不法駐輪をしない
・同じ場所に日をまたいで停めっぱなしにしない
など、盗難対策を常に怠らないことが大切です。
特に、買ったばかりの綺麗な自転車や持ち運びしやすい折りたたみ自転車は狙われやすいことがあるので、どうか十分に注意してくださいね。