沸かしたお茶は傷みにくいという考え方が一般的ですが、作った工程や室温などの条件に左右されます。
目安は冷蔵庫保存で長くて3日までにしておきましょう。
5日目までは細菌数、味とともに問題なく飲めるのですが安心して飲むためにも保存して飲むのは3日までにしておきましょう。
この記事では
・沸かしたお茶の賞味期限
・自家製麦茶を長持ちさせるには
・常温保存の危険性と腐っている場合の判別の仕方
などについてお伝えしていきます.
夏になると家で沸かして麦茶を作るけど、ある程度冷ましてから容器に移して冷蔵庫に入れるのは衛生的に大丈夫なのか、冷蔵庫に入れるタイミングや麦茶を長持ちさせる方法を知りたいと思っている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
沸かしたお茶の賞味期限は?冷蔵庫で長持ちさせる方法を教えます
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沸かしたお茶の賞味期限は冷蔵庫保存で3日までとしておきましょう。
ただし麦茶を作る時の条件次第で麦茶が傷みだす時が変わってきます。
自家製の麦茶は冷蔵庫で保存することで菌の増殖を大幅に防ぐことができます。
沸かした麦茶でも室温が高い日に常温で放置しておくと3時間くらいで傷みます。
コップに注いだら必ず冷蔵庫に入れておくようにしましょう。
麦茶を痛みにくくするためのポイントをお伝えしていきますね。
沸かした麦茶は急速に冷ます
煮出したやかんや鍋ごと氷水にとり粗熱を一気に取りましょう。
菌が増殖しやすいのは30℃~40℃なので粗熱取りの時は常温で放置しないでください。
保存容器は清潔な密閉容器を使う
本体、フタ、パッキンは繰り返し使うものなので定期的に熱湯やキッチンハイターで除菌してください。
食器洗いスポンジに菌が付着しているままだと洗剤だけでは容器の菌を落としきれないです。
スポンジはよくゆすいでから風通しのいい場所で保管してくださいね。
麦茶パックを入れっぱなしにしない
メーカーによって違いますが沸騰した湯に10分~1時間入れてから取り出します。
原料に菌のエサとなるでんぷんが含まれているので、説明書きの時間を守って長い時間入れっぱなしにしないでくださいね。
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水出しと煮出しと急須出しで保存期間や腐りやすさに違いはある?
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水出しと煮出しと急須出しでは、お茶の味や香りだけでなく、保存期間や腐りやすさも変わってきます。
では、それぞれの特徴を見ていきましょう。
水出しの場合
水出しとは、水に茶葉を入れて冷蔵庫で一晩寝かせる方法です。
水出しは、お茶の渋みや苦みが少なくなり、甘みや旨みが引き出されるのが特徴です。
しかし、水出しのお茶は保存期間が短く、細菌が繁殖しやすいです。
冷蔵庫で保存しても、最長で2日程度が目安です。
また、水出しのお茶は酸化しやすく、色や味が変わってしまうこともあります。
そのため、水出しのお茶は作ったら早めに飲むことをおすすめします。
煮出しの場合
煮出しとは、お湯に茶葉を入れて火にかける方法です。
煮出しは、お茶の成分がよく抽出され、香りや色が強くなるのが特徴です。
しかし、煮出しのお茶は渋みや苦みも強くなります。
また、煮出しのお茶は保存期間が長く、細菌が繁殖しにくいです。
冷蔵庫で保存しても、最長で1週間程度は持ちます。
ただし、煮出しのお茶も酸化する可能性があります。
そのため、煮出しのお茶は冷めないうちに飲むか、冷蔵庫でしっかり冷やして保存することをおすすめします。
急須出しの場合
急須出しとは、お湯に茶葉を入れて急須で淹れる方法です。
急須出しは、お茶のバランスが良くなり、香りや味がまろやかになるのが特徴です。
しかし、急須出しのお茶は保存期間が最も短く、細菌が一番繁殖しやすいです。
冷蔵庫で保存しても、最長で1日程度が目安です。
また、急須出しのお茶も酸化しやすく、色や味が劣化してしまうこともあります。
そのため、急須出しのお茶は作ったらすぐに飲むことをおすすめします。
お茶の種類によって保存期間や腐りやすさに違いはある?
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煎茶や麦茶やほうじ茶などお茶の種類によって、保存期間や腐りやすさには大きな違いがあります。
その理由は、お茶の製法や成分や香りに関係しています。
それぞれ説明していきますね。
煎茶の保存期間は
まず、煎茶についてです。
煎茶は、摘んだ茶葉を蒸してから乾燥させることで作られます。
この工程で、茶葉の酵素が失活し、鮮やかな緑色と香りが保たれます。
しかし、この香りは空気に触れると酸化してしまうため、保存期間は短くなります。
また、煎茶は水分を含んだまま冷蔵庫に入れると、細菌が繁殖しやすくなります。
そのため、煎茶は冷蔵庫で1日以内に飲みきるか、冷凍庫で保存することがおすすめです。
麦茶の保存期間
次に、麦茶についてです。
麦茶は、大麦を焙煎してから水出しすることで作られます。
この工程で、大麦のデンプンが分解され、甘みと香ばしさが出ます。
しかし、この甘みは細菌のエサになるため、保存期間は短くなります。
また、麦茶は水分を含んだまま冷蔵庫に入れると、カビが生えやすくなります。
そのため、麦茶は冷蔵庫で2日以内に飲みきるか、冷凍庫で保存することがおすすめです。
ほうじ茶の保存期間
最後に、ほうじ茶についてです。
ほうじ茶は、摘んだ茶葉を火で炒ってから乾燥させることで作られます。
この工程で、茶葉のカテキンが分解され、渋みが減ります。
また、火で炒ることで香りが強くなります。
この香りは空気に触れても酸化しにくいため、保存期間は長くなります。
また、ほうじ茶は水分を含んだまま冷蔵庫に入れても、細菌やカビが生えにくいです。
そのため、ほうじ茶は冷蔵庫で1週間程度保存することが可能です。
以上のように、お茶の種類によって保存期間や腐りやすさには大きな違いがあります。
家庭で作ったお茶を美味しく飲むためには、この違いを知っておくことが大切です。
お気に入りのお茶を上手に保存して楽しみましょう。
沸かした麦茶を常温で一晩放置は危険?腐っている場合の見分け方も
沸かした麦茶を常温で一晩放置は危険です。
自家製麦茶を作るのはたいてい夏ですよね、増殖しやすい温度は30℃~40℃なので室温が30℃になると一気に菌が増殖します。
腐っている麦茶の判断の目安は、ぬめりがある、カビ臭い、酸味がある、白いものが浮遊しているなどです。
また、冬など室温が10℃以下なら一晩常温で放置していても大丈夫です。
30℃以上は2~3時間で傷みますが、たとえ30℃以下であっても3時間以上放置するのはやめておきましょう。
麦茶パックは煮出す方法と水出しの方法がありますが、煮出しの方が日持ちがするのでおすすめです。
必ず冷蔵庫保存をしてくださいね。
水出しの場合は麦茶パックを2時間以上入れっぱなしにしないことと、作った日と翌日までに冷蔵庫保存で飲み切ってください。
また、ペットボトルの麦茶は常温保管できますが未開封に限ります。
一度開けたら常温保存はできないので冷蔵庫で保管してできるだけ早めに飲み切りましょう。
自家製麦茶の保存方法として製氷皿に入れてから冷凍するのもおすすめです。
冷凍の場合の保存期限は3週間です。
市販の飲み物のペットボトルで冷凍可能の商品がありますが、この空き容器を使って自家製麦茶を冷凍をするのはやめてください。
強度の面で冷凍に耐えるのは1回限りなので使わないようにしましょう。
季節によっては麦茶も常温保存可能?冬場の保管期間って?
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麦茶は夏によく飲む飲み物ですが、実は季節によっては常温保存も可能なんですよ。
冬場の常温での保管期間ってどれくらいもつのか、調べてみました。
まず、家で作った麦茶は冷蔵庫で保存するのが一番安全です。
冷蔵庫であれば、約一週間ほどは飲めます。
ただし、冷蔵庫に入れる前にしっかりと冷ましておくことが大切です。
熱いまま冷蔵庫に入れると、他の食品に影響を与えたり、雑菌が繁殖しやすくなったりします。
では、冬場の常温での保存はどうでしょうか?
実は、気温が低い場合は、常温でも約三日ほどは飲める可能性があります。
ただし、これはあくまで目安であり、保存状態や作り方によって変わります。
例えば、以下のようなことに注意してください。
・雑菌除去のため、麦茶を作るときは沸騰したお湯でしっかりと煮出す。
・雑菌の侵入を防ぐため、麦茶を入れる容器は、清潔なものを使う。また、容器にふたをして密閉する。
・麦茶を保存する場所は、直射日光や高温多湿を避ける。
以上のように、家で作った麦茶は季節によっては常温保存も可能ですが、やはり冷蔵庫で保存するのがベストです。
常温保存する場合は、必ず味や色や匂いを確認してから飲むようにしましょう。
酸っぱくなったり、白いカビが浮いたりしたら、飲まないでくださいね。
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まとめ
沸かしたお茶の賞味期限は冷蔵庫保存で3日です。
麦茶パックを煮出して粗熱を取る時は、やかんや鍋ごと氷水にとり急速に冷ましましょう。
30℃~40℃の間で菌が活発に増殖するので注意してください。
清潔な密閉保存容器を使って菌の増殖を防ぎましょう。
また、麦茶パックを規定の時間以上入れっぱなしても菌が増殖しやすくなります。
麦茶は室温が30℃以上のところで常温保存すると2~3時間で傷みます。
冬など室温が10℃以下なら一晩放置していも大丈夫です。
腐っている麦茶はぬめりがある、カビ臭い、酸味がある、白いものが浮遊しているのが目安です。
ひとつでも当てはまれば捨ててくださいね。
また、製氷皿で冷凍すると3週間はもちます。
外出の時に水筒に入れて持ち運ぶのにもいいですね。