メールで見る差出人の名前の横に書かれている「拝」。
「拝」を使う場合は、メールを送る相手によって適切に使い分けることが重要です。
なぜなら、「拝」は意味を知って適切に使えば、相手への敬意や日々の感謝を伝えることができるからです。
しかし、「拝」の使い方を間違えると相手に対して失礼になることもありますので注意しましょう。
この記事では
・「拝」のメールでの正しい使い方
・「拝」をメールで使う場面
・「拝」をメールで使用するときのNG例
についてお伝えします。
「拝」の意味、正しい使い方や適切な使用場面について知りたい方は、参考にしてみてください。
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Contents
メールで「拝」はいらない!?正しい使い方と使う場面を具体的にご紹介
メールで「拝」は基本的になくても大丈夫です。
なぜなら、名前や連絡先、会社を書いた署名を書けば、メールで相手に失礼だと思われることはないからです。
もし、「拝」を使いたい場合はふさわしい相手に正しい使い方で使いましょう。
「拝」はメールの最後に自分の名前の後ろに書いて、相手への敬意を示す語です。
元々は手紙を書くときに、相手に対して「つつしんで」という気持ちを伝えるために自分の名前の横に「拝」と書いていました。
最近は使われることが少なくなっていますが、業界によっては「拝」を署名の後に書くことが慣習となっている場合もあります。
「拝」を使うのがテンプレートとなっている業界は、医療・出版業界や官公庁などです。
また、管理職や年配の方が手紙やメールで使うこともあります。
適切に「拝」を使えば、相手へ敬意を表現することができますので、使い方と場面について見ていきましょう。
「拝」を使う時のルール
「拝」を使うときは以下の3つのポイントを意識しましょう。
「上田花子」という名前を例に説明します。
・一番丁寧なのは拝啓・敬具である
・拝啓・敬具を書いたら「拝」は使わない
・正しい書き方は、「上田花子 拝」「上田 拝」「花子 拝」の3つである
一番丁寧なのは拝啓・敬具である
メールの差出人の名前の横に「拝」と書く以上に敬意が相手に伝わる表現方法があります。
手紙で初めのあいさつとして書く頭語である拝啓と結びの語である敬具を使用する方法です。
つまり、「拝」は拝啓と敬具を省略し、書く手間を少なくした書き方なのです。
そのため、上司など目上の方へのビジネスメールを送る場合に「拝」を使うと、一番丁寧な表現ではないと思われる可能性もあります。
拝啓・敬具を書いたら、「拝」は使わない
メールで相手への敬意を表したい場合は、拝啓・敬具か「拝」のどちらかを使用します。
どちらも書くことは正しい書き方を知らないことを相手に知らせることになるので気をつけたいですね。
正しい書き方は「氏名 拝」である
メールで「拝」を書く時は、「拝」の前にフルネームか名字、下の名前を書きます。
例に出した上田花子さんの場合、
「上田花子 拝」「上田 拝」「花子 拝」が正しい使い方です。
メールの最後に「拝」だけを書く人もいますが、正しい「拝」の使い方は名前の右隣に「拝」と書くことなので、覚えておきましょう。
場面ごとの「拝」の正しい使い方
「拝」を用いる場面によって適切な使い方が変わりますので、3つの場面ごとに正しい使い方を説明します。
目上の方へメールする場合
上司や重要な取引先など目上の方へのビジネスメールにおいては、「上田花子 拝」のようにフルネームの隣に「拝」と書くのが適切です。
頻繁に連絡する相手にメールを送る場合
同僚や部下、取引先の親しい友人など頻繁にメールをしていて、フルネームを毎回名乗る必要を感じない場合は「上田 拝」のように名字の隣に「拝」と書きましょう。
家族・親しい友人へメールを送る場合
普段から下の名前で呼ばれている相手へかしこまった手紙やメールを送りたいときは、「花子 拝」のように下の名前の横に「拝」と書きましょう。
この場合の「拝」は、相手への敬意というよりも日頃の感謝を伝える表現になります。
このように「拝」をメールで使うときには、どのような相手にメールを送るかによって適切な使い方をすることが重要です。
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メールで「〇〇拝」って女性が使うのは控えるべき?NG例が知りたい!
メールで「○○拝」って女性が使うのは控えるべき?
女性だからという理由で「○○拝」を使用するのを控える必要はありません。
しかし、相手にどのような印象を持ってもらいたいかで「拝」を使用するかしないかを区別することをおすすめします。
なぜなら、「○○拝」は良く言えば真面目で大人っぽい印象、悪く言えば上から目線で堅苦しい印象を相手に与えるからです。
「拝」は、あなたがメールを送る相手にどんな印象を持ってもらいたいかによって使い分けることができます。
例えば、「○○拝」を普段よく使う業界の人にメールを送る場合は「○○拝」と書くと、業界の常識を知っている人という印象を持ってもらうことができます。
いつも「○○拝」を使うのではなく、相手によって使い分けることが重要です。
相手への印象を考えても判断が難しいと感じる方は、上司に確認すると会社のルールがわかるので安心です。
「拝」をメール使用するときのNG例
「拝」を間違った使用方法で使って相手を不快にすることはさけたいと思いますので、以下の3つのNG例を参考にしてみてください。
ここでも「上田花子」という名前を例に説明します。
・上司など目上の方へのビジネスメールで「上田 拝」「花子 拝」と書く
・拝啓と敬具を書いたのに「上田花子 拝」と書く
・「拝」だけ書いて署名がない
上司など目上の方へのビジネスメールでのNG記載
目上の方に対して、名字・名前のどちらかのみを書くのは失礼になります。
上田花子さんの場合であれば、目上の方へのビジネスメールで「上田 拝」「花子 拝」と記載するのはNGです。
「拝」と書いたとしても、目上の方へのメールではフルネームで書きましょう。
また、業界や会社によっては「上田花子 拝」と書いても、相手に対して失礼になる場合もあるので、上司にメールを送るときの会社のルールを確認しておくと安心です。
拝啓と敬具を書いたのに「上田花子 拝」と書く
拝啓・敬具を省略するために用いるのが「拝」です。
そのため、拝啓・敬具を書いたのに「拝」を書く必要はありません。
言葉の使用方法を間違えると正しい言葉の使い方を知らない人という印象を相手に持たれてしまう可能性もありますので注意しましょう。
「拝」だけ書いて署名がない
ビジネスメールの場合は、氏名・会社名・住所・電話などを記載した署名が必要です。
「拝」に気を取られて、署名がないと相手に対して失礼になりますので気をつけましょう。
メールを送るときは署名をしっかりと書けば、相手に失礼だと思われることはありません。
そのため、まずは署名を確実に書きましょう。
「拝」を用いる場合は、NG例のような使用方法をしないように気をつけたいですね。
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まとめ
「拝」は適切に使えば相手への敬意を表すことができます。
なぜなら、「拝」は「つつしんで」という相手を敬う気持ちを表す語だからです。
「拝」をメールで使うと真面目なイメージを持たれる反面、堅苦しいイメージを持たれる可能性もあります。
そのため、会社のメールの送り方のルールや慣習を確認してから使用すると安心です。
「拝」の意味を理解した上で使用し、相手に敬意が伝わるメールを送りましょう!
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