結婚前に両家の顔合わせをしないのは以前は非常識という風潮がありました。
近年の世情では対面で顔合わせするのが難しい状況が続いているので仕方ないこと、という認識が生まれています。
結婚は両家が親戚付き合いをすることになるため、出来れば顔合わせはしておいた方が無難でしょう。
しかし様々な事情で両家揃っての婚約食事会が難しいことは多いと思います。
そんな時にはどうすればいいか考えていこうと思います。
この記事では
・両家の顔合わせをしないで入籍するのは非常識なのか
・顔合わせをしない割合と理由
・顔合わせの代わりに何ができるか
などについてお伝えしていきますので、結婚する前に両家の顔合わせをするのが大変そうで実施は困難だと考えているカップルで、顔合わせをしないと非常識だと思われるのか心配な人はぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
両家顔合わせしないで入籍ってダメ?顔合わせなしは非常識?
両家顔合わせしないで入籍をするのはダメではありません。
ただし非常識かそうでないと言われれば、親世代にしてみれば非常識だと考える人が多いのが事実でしょう。
嫁側の両親からしてみれば、大事な娘を違う家庭に嫁がせるし、これから両家のお付き合いも始まります。
結婚する2人だけの問題じゃないことは確かです。
かつては「結婚顔合わせを行わない」「両家の顔合わせを避ける」ことが一般的でないとされていました。
しかし、現代では夫婦の形態や個人の選択が尊重される傾向にあり、「結婚顔合わせを行わない」「両家顔合わせをしない」という選択をするカップルも珍しくなくなっています。
この変化は、夫婦や家族の形が多様化し、個々の自由が重んじられるようになっているためです。
それにより、顔合わせを行わないことが必ずしも非常識だ!と批判の対象となるわけではなくなっています。
とは言え結婚は人生の重要な節目であり、両家が結びつく出来事ですから、夫婦双方と両家の両親が共に納得できる決定を行うことが重要ですね。
結婚前に両家顔合わせをしない割合ってどれくらいなの?
ゼクシィの結婚トレンド調査2022年版で両家の顔合わせと結納をしたかのアンケートによると
両家の顔合わせのみ 80.2%
結納と顔合わせを行った 6.9%
結納のみ 2.5%
どちらも行わなかった 10.3%
昔は、結婚が決まったらすぐに「結婚顔合わせ」や「両家顔合わせ」が当たり前のように行われ、これが両家がお互いを知る大事な機会だったんですね。
でも最近は、そういった堅苦しい流れを飛ばして、もっと気軽に結婚を決めるカップルが増えています。
とは言えそういった近年の世情にもかかわらず両家の顔合わせを行っているカップルは8割もいます。
結婚において顔合わせが重要なことと認識されているのが分かる結果となりました。
結婚前に両家顔合わせをしない理由って?
かつては結婚顔合わせや両家顔合わせが当然とされていましたが、近年ではこれらの儀式を省くカップルが増えています。この変化にはさまざまな背景があります。
ここでは、結婚顔合わせをしない理由について、いくつかのケースを見ていきましょう。
両家が遠方のため
最も一般的な理由の一つは、両家が遠方に住んでいるため、結婚顔合わせが困難なケースです。
特に都市部のカップルでは、忙しい仕事の合間を縫って、遠方に住む両家の親に会いに行くことが難しいことも多いです。
このような場合、カップルは長期休暇を利用して実家を訪れ、挨拶や食事を通じて結婚の報告をすることが多いです。
両親の高齢化
30代~40代で結婚するカップルが増えている中、結婚が決まった時点で両親が高齢であり、結婚顔合わせが難しいケースも少なくありません。
特に両家が遠方に住んでいる場合、長距離の移動が難しいため、結婚顔合わせを行わないという選択をするカップルもいます。
結婚顔合わせを望まない心理から
結婚相手の両親との関係が複雑であったり、コミュニケーションが苦手な理由で、結婚顔合わせを避けたいと考えるカップルも増えています。
このようなカップルは、結婚顔合わせが苦痛と感じるため、意図的に行わない選択をします。
以前では考えられなかった理由ですが、現代では個々の自由や心情が尊重される傾向にあります。
とはいえ結婚は両家がつながる一大イベントなので、できるだけ避けたほうが賢明な理由と言えるでしょう。
家庭環境の複雑さから
両家の家庭環境が複雑であるため、結婚顔合わせを行わないケースもあります。
親が既に亡くなっている場合や、特殊な家庭環境で育った場合など、結婚顔合わせを行うことが適さない状況もあります。
このような場合、よりカジュアルな形で片方の家族とだけ食事会や挨拶を行うことが望ましいでしょう。
結婚が認められていないため
残念ながら、結婚が認められていないため、顔合わせが行えないカップルもいます。
この場合、顔合わせを行わないというよりは、顔合わせが行えない状況と言えるでしょう。
どちらかの家族とだけカジュアルな食事会などで顔合わせを行うことも一つの方法です。
また、結婚後に家族関係が改善されることがあれば、その時に改めて両家顔合わせの機会を設けることも考えられます。
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顔合わせの食事会はやりたくない…と考えている場合の対応と心得
本人たちの希望により顔合わせの食事会はやりたくないと思うカップルもいるでしょう。
ただ、自分たちが思っているより親は顔合わせに対して抵抗なしの方が多いようです。
実際に親戚付き合いが始まり、これから様々な形でかかわっていくので、どんな人柄でどんな家庭で育ってきた相手なのかを知りたいのは当然のことだと思います。
忙しくても日程調整はできる限りするでしょう。
それでも親は4人いるとして、それぞれの都合をつけるのは難しいかもしれません。
ましてや遠方だと交通費がかかります。
負担が大きいのでカップルはどうしても気にしがちですよね。
2人だけで決めないで、まずはお互いの親に相談してみてくださいね。
勝手に顔合わせをしないと決めると不信感を抱かれる可能性があります。
遠方で不便なときはビデオ通話で会話するのもおすすめです。
オンライン顔合わせだと費用の負担もほとんどなく、全身めかしこむ必要もないでしょう。
お互いの自宅からなので比較的気軽に雑談できることでしょう。
また、結婚式当日の挙式リハーサルの時に式場に頼んで顔合わせの場を作ってもらったり、
家族挙式ならその後に平服で気軽な食事会を行ったりしてもいいでしょう。
食事会という形式にこだわらず、両家の事情にそって親睦を深められる方法をはないかと考えてみるのも手です。
結婚式後でもOKです、ぜひトライしてみてください。
事情により顔合わせ食事会が行えないときの対応と心得
結婚前の顔合わせをしたくないわけではないけれど、さまざまな事情で実現が難しい場合、他の方法を探してみるのも一つの手です。
ここでは、一般的な顔合わせ食事会の代替案をいくつかご提案します。
片方の親が参加できない場合の対応
家庭の事情で両親が揃えない場合、片方の親だけでも顔合わせに参加することがあります。
重要なのは、この状況を相手側が理解し、受け入れていることです。
たとえば、病気や遠距離が理由で両親が参加できない場合、近くに住む兄弟夫婦が代わりに出席することも考えられます。
結婚式当日の初顔合わせ
顔合わせを事前に行えなかった場合でも、結婚式当日に両家が初めて会うこともあります。
このケースでは、式が始まる前に、両親が互いに挨拶を交わす時間を設けると良いでしょう。
また、可能であれば結婚式前日に食事会を開催して、結婚式の日に慌ただしくなることを避け、よりリラックスして顔合わせをするのもおすすめです。
特に実家が遠方の場合でも、前日には式場近くに来ていることが多いため、この方法が有効です。
リラックスした雰囲気で顔合わせを実施する
もし高級な料亭やフォーマルなレストランでの顔合わせに抵抗がある場合、もっとカジュアルなスタイルでの顔合わせを検討してみてはいかがでしょうか?
顔合わせのためには料亭やレストランで一人あたり数千円から一万円程度かかると言われていますが、本来の目的は両家の親睦を深めることです。
そのため、肩肘張らないカジュアルな場所での集まりが、かえって親しみやすく、関係を深めやすいかもしれません。
普段着でOKなお店や、ちょっとオシャレな居酒屋、実家や新居での顔合わせも素敵です。
両家が合意していれば、服装や場所の選択肢は自由に広がります。
入籍後に顔合わせを行う選択
通常、顔合わせ食事会は入籍前に実施されることが多いですが、体調不良などの事情により困難な場合、入籍後に席を設けることも十分に考慮に値します。
ただし、入籍前に相手の家族と会わないことに不安を感じる家庭もあるため、入籍後に顔合わせを行う理由はしっかりと相手に説明し、誤解が生じないように配慮することが重要です。
「子供が大切にされていない」と感じさせないように、事前に理由を伝えておくと良いでしょう。
まとめ
結婚前に両家顔合わせしないで入籍をするのはダメではありません。
2人だけで両家の顔合わせはしない!と勝手に決めてしまうのは非常識だと思います。
親世代からすれば顔合わせは当然のことと考えている人は多いでしょう。
必ずお互いの両親に相談して、事情を考慮し顔合わせをするかしないかを決めてください。
近年の世情でも両家の顔合わせをしているカップルは全体の8割います。
実際に会うのは困難なら、オンライン対面ということもできます。
また、結婚式当日に顔合わせの場を設けるのでもOKです。
遠方だから交通費の負担が大きいとか、病気や高齢で出歩くのが難しいとかなら代わりの手段を考えてみましょう。
結婚式前だとか食事会形式にこだわる必要もありません。
両家の親睦を深めるためにはどうしたらいいかをオリジナルプランで考えてみてくださいね。