「自転車の鍵がない」となれば、誰でも焦って自力で鍵を壊してしまいたくなりますが、業者に頼めばスピーディーに解決できることがほとんどです。
また、基本的な作業は、「現在付いている鍵を壊して外して、新しい鍵を付ける」という流れです。
今回の記事では、
・自転車の鍵を作れる場所・値段相場
・ホームセンターでの対処方法
などについてご紹介いたしますので、「自転車の鍵を無くしてしまったときの対処法」を知りたい方は、是非参考にしてみてくださいね。
Contents
自転車の鍵を無くしたらどこで作る？値段相場は？
自転車の鍵を紛失してしまったら、「交番」「自転車屋」「鍵屋」のいずれかに対応を依頼するようにしましょう。
また、国内大手メーカーの自転車であればスペアキーの取り寄せも可能かもしれません。
交番であればもちろん無料で、自転車店だとだいたい2000～3000円程度、鍵屋であれば5000～10000円程度で新しい鍵と交換してもらえます。
これから、「自転車の鍵を紛失したとき対応」や「値段相場」を見ていきましょう。
まず、自転車の鍵を完全に紛失してしまったときには、以下の場所で対応してもらえます。
スペアキーの注文
ブリヂストンやパナソニックなど国内の主要自転車メーカーでは、スペアキーの取り寄せが可能な場合があります。
しかし、スペアキーの取り寄せには通常1週間から2週間、場合によっては1ヶ月近くかかることもあり、すぐに自転車を使うことはできません。
スペアキーを注文するためには、鍵のキーナンバーや商品コード、自転車のモデル、保証書などが必要です。
費用は大体1000円から2000円程度で、購入した販売店に確認すると良いでしょう。
交番での対応と値段相場
交番に鍵が開かなくなった自転車を持ち込めば、無料で対応してもらえます。
この場合、警察官が特殊な工具を用いて鍵を壊して開錠してくれますが、所有者本人であることや、自転車に防犯登録があることが必要です。
防犯登録は自転車の所有権の確認や盗難防止を目的としていますので、持ち込んだ自転車に対する登録が確認できれば、その自転車が本人のものであることがわかります。
身分証明書の提示も必要です。
ただし、警察は鍵の解錠のみを行い、新しい鍵の取り付けは行わないため、その後は自身で行うか、自転車屋に依頼する必要があります。
警察への依頼を検討する際は、事前に電話で対応可能かどうかを確認しましょう。
パトロール中で不在の可能性もあるため、事前の確認が推奨されます。
自転車店での対応と値段相場
自転車店に自転車を持ち込んだ場合の料金は2000～3000円ほどです。
自転車店を利用するメリットは、新しい鍵の取り付けまで行ってもらえること。
その際に、便利なダイヤルキー(暗証番号式)などへの移行も相談してみると便利ですよ。
自転車店の出張サービスでの対応と値段相場
自転車にカギが掛かっているわけですから、自転車店まで車で運ぶか後輪を持ち上げて押して行くしか方法はありません。
そこで、自転車を購入したお店に問い合わせるか、現場から近い自転車店に問い合わせると、500～1000円ほどで出張してもらえます。
鍵のタイプにもよりますが、取り外しと取り付けで1000円〜5000円くらいかかります。
鍵屋での対応と値段相場
鍵屋は鍵のプロなので、あらゆる鍵に対応でき、スピーディーに鍵を解錠することが可能です。
料金は通常5000～10000円ほどかかる場合が多いです。
また、元鍵が無くてもスペアキーを作成できる場合もあるので、今使っている鍵をそのまま使いたい方におすすめです。
ただし、一部の特殊な鍵だと解錠ができないこともあります。
自転車の鍵をなくしたらホームセンターでも対処してもらえる？
自転車関係のトラブルは、基本的にホームセンターに入っている自転車屋でも対応してもらえます。
また、店舗やオンラインショップで購入した自転車であれば、各店舗でアフターサービスとして受け付けてもらえる場合もあります。
ここでは、「ホームセンターでの対応」について説明していきますね。
まず、ホームセンターに自転車を持ち込んで対応してもらう場合も、新しく鍵を取り替えることになります。
費用の大まかな相場は、鍵の破壊で500～1000円前後、鍵の交換で1000円～2000円前後となっています。
また、お店によっては有料で出張対応も可能な場合がありますが、自力でホームセンターに運ぶことができれば、費用は抑えられるでしょう。
こちらでも、防犯登録の控えか身分証明書も忘れずに。
ただし、部品の取り寄せが必要になる場合や、店舗によっては受け付けてもらえない場合もあるので、近くの店舗に問い合わせてみてくださいね。
自転車の鍵の種類別！自分で解錠・交換する方法
鍵を紛失した際に自分で解錠や鍵の交換を行う方法を、自転車の鍵のタイプ別に説明します。
自転車の鍵には様々な種類があり、それぞれに適した対処法が存在します。
馬蹄錠の解錠と交換方法
馬蹄錠は、馬の蹄のような形状をしたリング型の鍵です。
このタイプの鍵を開けるには、マイナスドライバーやジャンプ傘のボタン部分を使用する方法があります。
ジャンプ傘のボタン部は、傘の柄を折り曲げて切り取り、ペンチで広げて利用します。
馬蹄錠の鍵穴にこれらを差し込んで操作すると、鍵が開くことがあります。
鍵が開いたら、馬蹄錠を固定するネジをプラスドライバーで外し、新しい鍵に交換します。
交換用の馬蹄錠は500円程度から入手できます。
ワイヤーロックの切断方法
ワイヤーロックタイプの場合、直径約1センチ程度のものはワイヤーカッターを使用して切断できます。
ワイヤーカッターは工具売り場で購入可能で、新しいワイヤーロックも数百円程度で手に入ります。
シリンダータイプの解錠
馬蹄錠やワイヤーロックの中には、シリンダータイプの鍵穴を持つものがあります。
安全ピンやヘアピンを使って解錠する方法がありますが、内部を傷つけてしまうリスクがあるため注意が必要です。
傷つけば交換が必要になります。
自分で解錠・交換する際の注意
自分で鍵を開ける場合は、特に公共の場では怪しまれるリスクが高いので注意が必要です。
そのため自宅などで行うのが望ましいです。
ワイヤーカッターを使用する際も同様です。
もし誰かがあなたの行為に疑念を抱いた場合、通りがかる人々や警察官からの問いかけがあるかもしれません。
そういった場合、自転車が自分のものであることを証明できるように、防犯登録が完了していることを確認しましょう。
自分で問題を解決しようとする場合、無理をせずに注意してください。
難しい場合は、プロの助けを借りることをおすすめします。
自転車専門店などの専門家に相談するのが安全です。
電動自転車の鍵を無くした場合…解決策と値段相場
電動アシスト自転車に関連する鍵の問題について、具体的な解決策を見ていきましょう。
電動アシスト自転車の鍵の特性と依頼先について
多くの電動アシスト自転車では、バッテリー部分と後輪の馬蹄錠（リングロック）を同じ鍵で操作するモデルが一般的です。
このため、鍵を失うと後輪ロックの解除とバッテリーの使用が不可能になります。
その結果、電動機能が使えないただの重い自転車となってしまいます。
電動アシスト自転車の鍵を交換する際には、バッテリー部分の鍵も同時に交換する必要があります。
このため、鍵の専門業者への相談が推奨されます。
電動アシスト自転車には「ディンプルキー」と呼ばれる防犯性の高い鍵が使われていることが多いです。
ディンプルキーは、鍵の表面に小さな穴が開いているタイプで、特殊な機械での合鍵作成が必要になります。
メーカーから純正品を取り寄せる方法もありますが、時間がかかります。
そのため、鍵の業者に依頼し、迅速に開錠とスペアキーの作成を行ってもらう方が効率的です。
鍵屋での作業内容と値段相場について
鍵屋に依頼する場合の一般的な作業内容は、ピッキングでの開錠、鍵の型取り、スペアキー作成という流れになります。
この方法なら、バッテリーの交換費用（30,000～40,000円以上）に比べて、店舗へ持ち込めば10,000円前後、出張費を含めても15,000～20,000円程度で済みます。
そのため、電動アシスト自転車の鍵トラブルでは、コストと時間を考慮して鍵屋への持ち込みが最適な選択と言えるでしょう。
自転車の鍵を紛失しないための予防策
自転車の鍵を失くすと困る事態になります。
以下に鍵を紛失しないための効果的な予防策をいくつか紹介します。
鍵の必要ないタイプに変更する
鍵を紛失するリスクを回避するために、鍵が不要な自転車ロックに変更するのが一つの方法です。
このタイプには「ナンバー式」や「スマートロック式」があります。
ナンバー式は暗証番号を入力して解錠するタイプで、馬蹄錠やワイヤーロックのタイプがあります
。スマートロック式はスマートフォンや指紋認証で解錠でき、不正開錠時のアラート通知機能が付いている製品もあります。
キーホルダーを使用する
小さくて紛失しやすい自転車の鍵には、目立つキーホルダーを取り付けることをお勧めします。
鈴がついたものなどは、落とした時に音で気付けるので便利です。
しかし、キーホルダーが長すぎたり大きすぎたりすると車輪に巻き込まれる恐れがあるので、サイズには注意が必要です。
夜間に乗ることが多い場合は、LEDライト付きのキーホルダーが役立ちます。
スマートタグを利用する
忘れ物防止タグとしても知られるスマートタグは、自転車の鍵など大切なアイテムに取り付けることで、スマートフォンとBluetoothで連携し、位置情報を追跡できます。
スマートタグとスマホが離れると警告音が鳴り、忘れ物を防止できます。
また、位置表示機能付きのスマートタグは、紛失した鍵を探す際にも役立ちます。
まとめ
自転車の鍵は、自宅や車の鍵と違って小さいので紛失しやすいですよね。
鍵を紛失したときの対応としては、鍵を破壊して新たに購入すると費用を安く抑えられることが多いです。
自転車の鍵を失くして開けられなくなったときは、交番・自転車店・鍵屋などに対応を依頼することができます。
そもそも「鍵を壊す・開ける」といった作業は自力で行うのが難しい場合が多いので、慌てず専門の業者に相談してみてくださいね。
