リネンの黄ばみの落とし方は洗濯の時に粉末の酸素系漂白剤を使いぬるま湯でつけおきします。
塩素系漂白剤だと強力すぎてリネンを傷めてしまいます。
汚れがついたらすぐに洗うようにすることで汚れが蓄積するのを防ぎます。
黄ばみを予防するには洗濯、アイロン、収納にひと手間かけることで予防できます。
この記事では
・リネンの黄ばみの落とし方
・リネンの黄ばみを予防する方法
などをお伝えしていきますので、リネンの衣服が黄ばんでしまい落とし方が分からない人はぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
リネンの黄ばみの落とし方って?ついた黄ばみへの対処法とは
リネンの黄ばみの落とし方は酸素系漂白剤を使って部分洗いするのが基本です。
黄ばみの原因は汗や皮脂の汚れが洗濯で落としきれなくて、時間が経つにつれ汚れが蓄積して汚れが目立ってしまう現象です。
さらにリネン生地は目が粗いので汚れが繊維のすき間に侵入しやすいのです。
ここではついてしまった黄ばみ汚れの落とし方を説明します。
黄ばみ汚れの落とし方
- 酸素系漂白剤と40度くらいのお湯1:3の割合で混ぜたものを、直接黄ばみに塗りこみます。
- 洗面器に40度くらいのお湯をはり、そこに20分くらい衣服をつけます。
- ぬるま湯でシワに気を付けて優しくすすぎ、その後冷水ですすぎ仕上げてください。
ぬるま湯ですすぐのは、いきなり冷水だとリネンが縮みやすくなるからです。
あとは濡れたまま日陰干しかタオルドライ、脱水機で短めに脱水するなどしてくださいね。
いずれもシワ防止のためです。
塩素系漂白剤よりも酸素系漂白剤の方が傷みにくいのでこちらを使いますが、漂白剤には長くつけこまないでください。
長くつけこむほど生地が傷みやすく色落ちもするので、黄ばみ落としでも短時間でやるようにしましょう。
おすすめの酸素系漂白剤
ついてしまった黄ばみ汚れを取るのにおすすめの酸素系漂白剤をご紹介します。
・ワイドハイターPRO(クリアヒーロー)強力分解パウダー
・シャボン玉 酸素系漂白剤(粉状)
どちらも粉末タイプの酸素系漂白剤で、液体タイプよりは若干汚れ落ちが優れています。
40℃~60℃のお湯に溶かしてつけおき洗いするのが基本的な使い方です。
ちなみに塩素系漂白剤(キッチンハイターなど)は強力すぎて生地をさらに傷めます。
色物のリネンだと色落ちする可能性があります。
ただ白物の衣服ならより白さが際立つということになります。
リネンの黄ばみは予防できる?事前にできる対策って?
リネンの黄ばみ予防は普段のお洗濯に少し手間をかければ可能です。
あと、衣服を着用する前にちょっとしたテクニックを使うことも効果的です。
黄ばみ予防になる洗濯の仕方
・汚れがついたら放置しないですぐに洗濯をする。
・手洗いなら40℃くらいのお湯で洗う。お湯の効果で皮脂汚れが取れやすくなる。
・襟元や脇、袖口などの部分洗いをしてから洗濯機に入れる。汚れが蓄積して落ちにくくなる前に前もって洗っておく。
衣服を着る前にしておきたいこと
・インナーを着用してリネンの衣服が汚れるのを避ける。
・スプレータイプの洗濯のりで襟元や袖口をコーティングしてアイロンをかける。
・衣服の収納時は高温多湿を避け、除湿剤を置いたり定期的に換気をする。
洗濯して収納したにもかかわらず、時期がきて再び衣服を取り出すと襟元が黄ばんでいる!と驚いた人は多いでしょう。
黄ばみは落ち切っていなかった汚れが酸化した状態で、高温多湿の環境だと酸化が進みやすくなります。
クリーニングに出してクローゼットで保管しておいた衣服も黄ばんでしまったことはありませんか?
もしもクリーニングに出すなら、「汗をかきました」「ジュースをこぼしました」などの着用状態を伝えておくと、ドライクリーニングの他に水洗い(追加料金がかかる)の提案をしてくれるかもしれません。
目に見えていなくても汗や皮脂の汚れは目の粗いリネンに定着していることがあります。
まとめ
リネンの黄ばみの落とし方は、粉末の酸素系漂白剤でつけ置き洗いをします。
ぬるま湯ですすぎ、冷水で仕上げて濡れ干しするのが縮みやシワを防ぎます。
塩素系よりも酸素系の方が生地が傷みにくいですが、漂白剤には変わりないです。
長くつけ込むと生地の傷みや色落ちの原因になるので、短時間で済ませたいものです。
黄ばみの予防は、黄ばみやすい襟元や袖口などを部分洗いしてから洗濯機に入れてください。
汚れが蓄積しやすい部分なので、ひと手間かけて事前洗いすることで黄ばみを防ぐことができます。
あと、こまめに洗濯することです。
洗濯後の予防法は、
・着用する時にインナーを着てリネンになるべく肌が触れないようにする
・アイロン前に部分的に洗濯のりをスプレーして汚れやすい箇所をコーティングしておく
・収納場所は高温多湿にならないようにする
などです。
リネンの黄ばみを避けるためにはこまめな洗濯がいちばんです。
汚れが蓄積しないように着たら洗濯、を心がけましょう。