栗の渋皮煮は正しく保存すれば最大1年は持ちます。
渋皮煮作りは手間がかかるので出来れば多めに作り保存をしておきたいですね。
真空状態にして瓶詰すれば1年、タッパー保存は冷蔵庫で2週間程度、冷凍庫で最大1年持ちます。
期間の目安はありますが、食べる時に都度腐っていないかを確かめた方がいいでしょう。
この記事では
・手作りの栗の渋皮煮は腐りやすいのか
・栗の渋皮煮を腐らせないコツ
・栗の渋皮煮の保存方法
などについてお伝えしていきますので、栗の渋皮煮を多めに作ろうとしているけど、腐らせないように上手に保存するにはどうしたらいいか分からない人はぜひ参考にしてみてくださいね。
せっかく作った栗の渋皮煮はすぐに腐る!?腐らせる原因とは?
せっかく作った栗の渋皮煮がすぐに腐ってしまったという例はありますが、基本的に「すぐに腐る」という食品ではないです。
原因は糖度が少ない、煮方が足りない、保存の仕方が悪かったなどがあげられます。
甘さ控え目で作ると糖度が低い分日持ちはしません。
糖度が高ければ高いほど日持ちがよくなります。
栗に味を入れる時に十分に砂糖をしみ込ませるため、分量の砂糖を3回ほどに分けて煮る→冷ますを繰り返して少しずつ栗に砂糖を入れていきます。
この作業を怠ると日持ちが悪くなります。
糖分が日持ちを左右することを知っておきましょう。
保存の仕方は常温、冷蔵、冷凍があります。
それぞれメリットデメリットがあるので食べる頃に合わせて保存の仕方を選ぶようにしましょう。
真空保存をすれば常温でも1年は持ちます。
タッパーやジップロックに入れて冷蔵庫だときちんと保存すれば2週間、冷凍では1年持ちます。
また、渋皮煮を作るのは手間と時間がかかるので多めに作ることが多いでしょう。
保存するときは小分けにするのがおすすめです。
1回保存容器や袋を開けてしまうとその時点で空気や雑菌、水分が入ってしまったりて一気に腐りやすくなります。
すぐに食べる分、来週食べる分、お正月にとっておく分などと分けて保存するのがおすすめですよ。
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自宅で作った栗の渋皮煮の保存のコツは?長期保管のポイントとは
自宅で作った栗の渋皮煮の保存のコツは、小分けにして保存することです。
長期保管をする場合は適切な保存の仕方を守って冷凍庫で保存するか、真空状態で保存しましょう。
真空状態で保存すれば、常温でも1年は余裕で持つという例もあります。
正しい保存の仕方をして途中で開けなければ十分日持ちが可能です。
基本的な長期保存の仕方は瓶詰めにすることです。
以下の瓶詰めのやり方で常温保存で日持ちします。
瓶を数個用意し、沸とうした湯に沈めて15分くらい煮沸消毒をします。
この時瓶のフタも一緒に消毒をします。
キッチンペーパーの上に瓶をふせて置き水気を十分に切ります。
味を入れた栗をぐつぐつ煮ながら瓶に移していきます。
シロップは栗がひたひたにかぶるくらいに入れ、フタを軽くしめます。
沸とうした鍋の湯に瓶の肩がつかるくらいまで並べ入れ、鍋のフタをして15分煮ます。
取り出してフタをしっかり締めてからフタの部分を下にして冷まします。
フタの中央がへこんでいたら完成です(真空状態)。
1週間以内に食べ切る場合はタッパーに栗を入れてシロップをひたひたに注ぎ、冷蔵庫の奥の方に入れましょう。
奥の方は温度変化が少ないのでおすすめです。
冷凍する場合のおすすすめは、栗を1個ずつラップにくるんでジップロックに入れて、なるべく空気を抜いて保存します。
この方法だと食べる分だけ簡単に解凍できるので便利です。
食べる前日から冷蔵庫に移して自然解凍します。
タッパーに入れてシロップひたひたの状態で冷凍もできますが、その時は全部食べ切ることをおすすめします。
食べない方がいいと判断できるサインは、酸っぱい臭いがする、シロップが白く濁る、カビが生えているなどです。
食べてみても酸っぱい、発酵したような味なら食べないようにしましょう。
まとめ
手作りの栗の渋皮煮がすぐに腐ってしまったという例はありますが、本当はすぐに腐るという食品ではないです。
原因は糖度が少ない、煮方が足りない、保存の仕方が悪かったなどです。
多めに作るなら保存容器や袋を小分けにして、食べる頃を想定して分けて保存しましょう。
1度開封すると一気に腐りやすくなります。
瓶詰にする時は必ず瓶とフタを煮沸消毒してからアツアツの渋皮煮を入れて、シロップをひたひたに注いで再び瓶ごと煮てから保存します。
タッパーの場合でもシロップをひたひたに入れて冷蔵庫や冷凍庫で保存します。
冷蔵庫の場合は2週間、冷凍庫だと1ケ月くらいです。
栗を1個ずつラップにくるんでジップロックに入れて冷凍するのもおすすめです。
食べたい分だけ簡単に解凍できます。