太刀魚をおいしく食べるにはコツがあります。
生臭さを抜くために水分を拭き取る下処理をしっかり行えば、様々な調理法でおいしく食べられます。
また、背びれを処理して細かい骨を取り除き食べやすくします。
淡泊な白身魚なので塩焼き、ムニエル、ホイル焼き、竜田揚げ、素揚げ、天ぷらなど食べ方は色々楽しめます。
ここではスーパーで切り身の状態で販売している太刀魚を使って説明しますね。
この記事では
・太刀魚が生臭くならない下処理
・背びれを取って細かい骨を取り除く方法
・太刀魚のレシピ
などについてお伝えしていきますので、太刀魚をスーパーで買ってきたけど水っぽくておいしくなかった経験がある人、どうやったらおいしく調理できるかを知りたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。
太刀魚が生臭い…おいしく食べる方法は?簡単な下処理と注意点は?
太刀魚が生臭いのは下処理を丁寧にしていないことが原因です。
7月から10月までが太刀魚の旬の時期です。
味のよい大きく肉厚の太刀魚が漁獲できるのでスーパーに並ぶことが多いでしょう。
新鮮な太刀魚はハリがあり皮が傷んでいないものです。
上手に選んで生臭みが少ないものをゲットしてくださいね。
塩をふって時間をおき出てきた水分を拭って、背びれを取り除いてから調理するという工程が基本になります。
水分を拭うと生臭みが取れるだけでなく、型崩れがしにくくなります。
こちらは背びれの上手な取り除き方を分かりやすく解説しています
私もたまに太刀魚を買ってムニエルにしたりするのですが、きちんと水分を拭っていないとべちゃべちゃな仕上がりになり見た目も食感もイマイチになります。
あと、見た目とはうらはらに骨が多いので、こちらも処理しておかないと食べづらいです。
お子様に出すにも骨があると危ないし、魚が苦手になってしまうこともあるでしょう。
もしも買ってきた当日ではなく翌日以降に食べる予定なら背びれと骨を取り除いた後に塩を振り30分置いて水分を拭き取ります。
そしてザルに入れてラップをしないで冷蔵庫に入れます。
途中で裏返して1日置いて表面を乾燥させます。
これで水分が十分に切れるので調理がやりやすくなるでしょう。
このまま1枚ずつラップをすれば2,3日は冷蔵保存が可能です。
冷凍だと2週間保存可能になります。
冷凍の場合はラップで包んだ太刀魚をコンテナや密閉容器に入れて保存します。
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太刀魚が水っぽい…調理前のひと手間で水分の多い魚もおいしくなる!
上記の通り太刀魚は水分が多い魚なので下処理をしっかりして水分を拭い細かい骨を取り除くことが調理のポイントになります。
太刀魚を乾燥させると生臭みが取れて型崩れもしにくくなります。
まずは基本の塩焼きレシピを紹介します。
切り身の太刀魚に酒と塩少々をふりかけ10分ほどおき、出てきた水分をペーパータオルで拭います。
背びれの両側に切り込みを入れて尾っぽ側から引っ張り背びれを取り除きます。
皮が破れるのを防ぐため、皮の表面に格子状に浅く切れ目を入れます。
両面に塩をふって味を付けます。
フライパンにサラダ油を熱し表になる面を下にして太刀魚入れて中火で焼き色が付くまで焼きます。
裏返して弱火でフタをして3分ほど蒸し焼きにして火からおろします。
大根と醤油、レモンを添えて完成です。
太刀魚は揚げるとフワフワの食感になります。
ぜひ竜田揚げも試してください。
切り身の太刀魚1匹分は水分を拭い背びれをとっておき、4~5cmの長さに切っておきます。
ボウルに醤油、酒各大さじ2、みりん大さじ1、おろし生姜とおろしにんにく各小さじ1を入れて混ぜ合わせ漬けダレを作ります。
タレの中に太刀魚を入れてラップをし、冷蔵庫に入れて15分味をしみ込ませます。
タレをぬぐい片栗粉をまぶして、フライパンに1cmほど油を入れて中温できつね色になるまで揚げます。
下味がしっかりついているのでそのままでもいいし、大根おろしやレモン、かぼすも添えるのもおすすめです。
まとめ
太刀魚が生臭いのは水分がよく切れないまま調理をしたからかもしれせん。
また、鮮度のよい太刀魚を選ぶことでよりおいしく食べれます。
旬は7月~10月で、大き目でハリがあり、皮が傷んでいないものを選びましょう。
切り身に塩をふって時間を置き、水分が出てきたらキッチンペーパーで拭いましょう。
背びれを取り除き細かい骨もとれば下処理はOKです。
しっかりと水分を取っていれば2.3日は冷蔵庫で、2週間は冷凍庫で保存できます。
水分を取ることで生臭さが取れるだけでなく、型崩れがしにくくなります。
下処理をしてからは淡泊な魚なので塩焼き、ムニエル、ホイル焼き、竜田揚げ、素揚げ、天ぷらなど色々なレシピで調理できます。
揚げるとフワフワになるので特におすすめですよ。