大きな台風は普段の生活に大きな影響を与えますが、警報が出たからといって必ずしも学校が休みになるわけではありません。
実は台風による「休校の基準」に明確な法律などもないからです。
また、この基準は市町村や学校ごと異なるので、台風情報や学校からの連絡などをきちんと確認して行動しましょう。
今回の記事では、
・台風でも学校が休みにならない理由
・台風で休校になる基準
などについてご紹介いたしますので、「台風で学校が休みになる基準」が知りたい方は、是非参考にしてみてくださいね。
台風なのに学校があるのはどうして?理由はこれ!
休校についての法的根拠はなく、休みになる理由や基準は地域や学校によってバラバラです。
これから、「台風でも学校が休みにならない理由」をみていきましょう。
実は、「台風の規模や雨量、風速何メートル以上は休み」という決まりはありません。
というのも、学校はそれぞれ環境が違うから。
都会の学校、山頂にある学校、川沿いにある学校では、台風によるリスクにも大きな差があり、全国一律の法律で線引きするのは難しいのです。
なお、公立の小中学校だと、たいていは徒歩で通学するはず。
ということは、小学1年生の子供でも傘を差して比較的安全に登校できるかどうか、なども重視されるでしょう。
台風で学校が休みになる基準って?分かりやすく解説
台風で学校が休みになる基準は、あいまいな部分があります。
一般的に暴風警報だと休校になりますが、大雨洪水警報は授業を行う学校も多々あります。
暴風警報に関しては、物が飛んできたり転倒したりと、外にいるだけで危険だからですね。
なので、自分の住んでいる地域や通っている学校のルールをよく理解しておく必要があります。
ここでは、「台風で休校になる基準」などをまとめてみました。
警報の種類
台風時に出る警報で休校になりやすいのが、「特別警報」と「暴風警報」です。
特別警報とは、警報の中でもかなり危険な部類で、午前中に警報が出ていたら臨時休校、と決まっている学校も多いです。
また、大雨警報や洪水警報はというと、地域や学校によって休校の条件になっているところとそうでないところがあります。
しかも警報は解除されることもあるので、即座に休校が確定するわけではありません。
判断
学校を休みにする決定は基本的に教育委員会が行いますが、特に台風の場合は、大きく影響を受ける地域とそうでない地域があるため、各地域のマニュアルに沿って決定されます。
場合によっては、教育委員会は学校長に判断を任せることもあります。
小学校・中学校・高校・大学の違い
小学校と中学校は生徒の通学範囲は学校の周辺であることが多いので、教育委員会の基準通りです。
また、高校でも休校になる基準はさほど変わらないので、何らかの警報が出て、学校の規定基準を超えれば休みになります。
ただし、高校、大学となると、通学に電車を使うようになってくるため、通学範囲は比較的広範囲です。
電車の運休が理由で休校になることはありませんが、生徒の通学事情を考慮してもらえる場合もあります。
校則
台風で学校が休校になるかは学校ごとに判断されるので、「隣の学校が休校でも自分の学校は普通に登校する」ということはよくあるでしょう。
たとえば私立の学校は基準にも独自性を出していて、休校を判断する時間などにも違いがあります。
時間
警報の発令で学校が休みになるかならないかは、「時間」も関係しています。
たとえばある小学校では、午前7時現在で警報が発令されている場合は自宅待機。
午前9時までに警報が解除された時は登校(給食無し、授業は午前中のみ)。
さらに、午前9時以降も警報が発令されている場合は全日臨時休校、というように定めています。
まとめ
多くの学校は台風で「警報が出ると休み」と言われています。
しかし曖昧な基準だと、「どんな警報でも学校は休み?」「明らかに天候が悪くても、警報が出ていない場合は学校に行くべき?」といった疑問が出てくるでしょう。
ほとんどの学校には、ある程度目安となるガイドラインが定められています。
登校の前日に「台風で天候が怪しいかも」と感じたら、すぐに学校からの連絡を受けられるようにしておきましょう。