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トマト缶が危険って本当?デマ?危険と言われる理由とその真偽とは



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トマト缶の内側についているビスフェノールAは、体に悪影響を及ぼす可能性があると言われています。

 

ビスフェノールAに関する研究は日本だけでなく、世界中で行われており、摂取しても問題がないと考えられる最大量が判明しています。

しかし、健康に害がないと断言できない不確実性も存在するので、妊婦や乳幼児の摂取は極力避け、トマト缶の安全性について不安がある方もビンに入った製品を購入すると安心です。

 

この記事では

・トマト缶が危険と言われる理由

・トマト缶の値段が安い理由

についてお伝えします。

 

トマト缶は食べても問題ないのかということや、安価で購入できる理由を知りたい方は、参考にしてみてください。

 

トマト缶が危険と言われるのはなぜ?缶と紙パックの違いはある?

トマト缶が危険といわれるのは、缶にビスフェノールAが使用されているためです。

 

ビスフェノールAは、トマトに含まれている酸によってトマト缶がさびたり、くさったりするのを防ぐために使用されているプラスチックの原料となる物質です。

トマト缶の内側にぬられたビスフェノールAが少しずつ溶け出てしまうため、体に害があるのではないかと言われています。

 

缶ではなく紙パックに入っているトマトも販売されていますが、紙パックの内側にもビスフェノールAが使用されている場合があります。

トマト缶だけでなく、ツナ缶やサバ缶などほかの缶詰の内側にもビスフェノールAが使用されていることがあるという点も把握しておきましょう。

 

ビスフェノールAが健康におよぼす影響については、日本だけでなく世界中で研究が行われており、動物が口にしても問題がない最大量も判明しています。

しかし、ビスフェノールAには、確実に害がないと断言できない不確実性があることも事実です。

 

そのため、日本では、口にしても問題がない最大量と不確実性を考慮したうえで、食品衛生法という法律のなかで製品に使用しても良いビスフェノールAの量が決められています。

 

日本で製造されるトマト缶はもちろん、輸入品も食品衛生法の基準を満たしているか確認されています。

そのため、普段の料理でトマト缶を使用する分には、健康に悪影響をおよぼす危険性は低いと言えるでしょう。

 

しかし、先ほど述べたとおり、ビスフェノールAには不確実性があり、確実に健康に害がないと断言されているわけではありません。

実際に、動物の胎児や子どもに極めて少ない量のビスフェノールAを口にさせたところ、神経や行動に影響が見られたという報告もあります。

 

参考:https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kigu/topics/080707-1.html

 

そのため、脳や体が発達しきっていない胎児や乳児のトマト缶の摂取は避けたほうがよいと考えられます。

 

トマト缶は安く購入でき、料理に使用すると手間を省けて便利です。

常識的な量を使用したり食べたりする分には問題ないと考えられますが、トマト缶の安全性が気になる方は、缶ではなくビンに入ったものを購入すると良いでしょう。

 

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トマト缶はなぜ安いの?トマトの原産地や製造過程に理由がある?

トマト缶を安く購入できる最大の理由は、見た目が悪かったり、傷みかけていたりするトマトも使用できるからです。

また、トマト缶が安い理由には、トマトの原産地や製造過程が関係していると言われています。

 

日本で販売されているトマト缶の多くは原産国の欄にイタリアと書かれていますが、実際には中国産のトマトが使用されていることが多いです。

中国産のトマトは価格が安い代わりに、農薬や添加物が大量に使用されている場合もあるため、注意しましょう。

 

ただし、海外から輸入している商品は日本の安全基準を満たしているかの検査が行われたうえで販売されています。

大人が普通の量食べる分には体への悪影響はないでしょう。

 

 

まとめ

トマト缶の内側に使用されているビスフェノールAは、体に害を及ぼす可能性があると言われています。

 

日本で販売されているトマト缶は、溶け出したビスフェノールAの量が、動物が口にしても問題ないかつ不確実性も考慮した量に調節されています。

 

そのため、成人が常識的な量を料理で使用する分には体への悪影響はほとんどないでしょう。

しかし、未発達の胎児や乳児には悪影響がある可能性があるため、摂取しすぎないのがおすすめです。