今日は「大学の卒業式に親が参加すべきかどうか」という話題について取り上げます。
親の参加率や、もし親に来てほしくない場合の伝え方について考えてみましょう。
多くの学生が感じることかもしれません。
「同級生の前で親と一緒にいるのは恥ずかしい」とか、「そもそも親は大学の卒業式に参加するものなの?」といった疑問や不安を持っている人もいるでしょう。
それでは、これらの疑問や思いを一つずつ解き明かしていきましょう。
Contents
大学卒業式における親の出席率は意外にも低め
大学生の保護者が卒業式にどれほど参加しているか、疑問に思うこともあるでしょう。
ベネッセの以前の調査によると、実は多数の保護者が卒業式に足を運ばないことが明らかになっています。
調査結果によると、卒業式への出席は、母親は全体の約22%、父親は約13%という割合に留まっています。
これに対して、入学式への出席率は、母親が約60%、父親が約25%。
このデータからも、大学の入学式に比べて卒業式の出席率が低いことが分かります。
卒業式に参加する保護者は、全体の中では少数です。
特に父親の低い出席率は、「仕事を休むほどの事ではない」という意見が影響していると思われます。
小・中学校と違って、保護者の出席は義務ではありませんから、無理に参加してもらう必要はないのです。
また、大学側のポリシーも確認することをお勧めします。
大学によっては、保護者の卒業式会場への入場を制限している場合があります。
(会場へは入れず、別の会場でビデオ中継を見るスタイルです)
多くの大学では保護者席を用意していますが、保護者が実際に参加する意向がある場合は、事前に自分の大学の公式サイトで情報を確認することをお勧めします。
万が一の事態に備えておくと安心です。
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大学卒業式での親子の時間はかなり短い
私はたびたび両親に、「わざわざ来る必要はないよ」「友達の親も来ないって」と伝えていました。
けれども、両親はどうしても参加したい様子で、結局は一緒に卒業式に行くことになりました。
おそらく、彼らは私の学生生活の最後のイベントを目の当たりにしたかったのでしょう。
仕方なくその朝、両親と電車で大学へ向かったことを今でも覚えています。
渋々卒業式に行く私でしたが、実際のところ、当日は親と過ごす時間は非常に短かったんです。
大学に着いて、入り口で一緒に写真を撮って、それだけでした。
卒業式の会場は卒業生が1階、関係者は2階に分かれていたのです。
そのため、会場に入るとすぐに親とは別れ、どこにいるのかもわからなくなりました。
さらに卒業式が終わった後、私は学内に残り、ゼミで卒業証書を受け取る予定でした。
そのため、帰りも両親と一緒ではなく、門での写真撮影のみで終わりました。
結局、その日、大学で親と過ごした時間は15分もありませんでした。
周囲に知り合いに見られることもなく、最初に感じていた憂鬱さは意外なほどあっさり解消しました。
卒業式の形式によっては、親子で過ごす時間がこれほど短いこともあるため、そこまで心配する必要はないかもしれません。
それでも「できれば卒業式には来てほしくない」と思う場合、どのように伝えるのがベストなのでしょうか? この疑問に答えるのは難しいかもしれませんが、解決策を探ってみましょう。
親に大学の卒業式へ来てほしくないときの上手な伝え方
友達がいないことを親に知られたくない、または親と一緒に歩くことが恥ずかしいと感じる場合、卒業式への不参加をどう伝えるかが問題ですね。
以下のようなアプローチで、親を納得させる方法を試みてみましょう。
参加を断る理由をつくる
① 一般的な状況を伝える
– 大部分の保護者は来場しない
– 親が特別に休んで来るのは珍しい
– 過保護と見なされることも
② 代案を提示する
– 卒業式の写真を後で見せる
– 卒業アルバムで様子を共有する
③ 一緒にいられない事実を伝える
– 卒業式では卒業生と関係者は別々になる
– 卒業式後は忙しく、一緒にいる時間がない
まずは、断るための理由をいくつか挙げてみます。
その中から、あなたの親が納得しそうな理由を選んでみましょう。
卒業式に参加する場合の条件を提示する
どうしても親が大学の卒業式への参加を望む場合は、参加の条件を提示するのが良いでしょう。
なぜ親に卒業式への参加を望まないのか、その理由を明確にすると、条件を設定しやすくなります。
- 親の服装が派手で恥ずかしい
→ 服装を控えめにすることを求める
- 友達に一緒にいるところを見られたくない
→ 行きは友達と合流するため別行動を取る、帰りは別の予定があるため先に帰ってもらう
このように条件を設定し、卒業式当日に気持ちが落ち込まないように交渉してみましょう。
親子双方が納得できる形で卒業式を迎えることが最良です。
お互いが妥協点を見つけるための話し合いを進めてみてはいかがでしょうか?
お互いにとって最適な解決策を見つけることができるはずです。
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卒業式の日には親への感謝を表現しよう
卒業式の日は、多少恥ずかしくても、親に感謝の気持ちを伝えるのが良いです。
必ずしも長い手紙である必要はありません。短いメッセージカードでも十分です。
「大学を無事に卒業できて、本当に感謝しています」
「これまで支えてくれてありがとう。これから社会人として、少しずつ親孝行をしていきます」
このような感謝のメッセージは、親にとってとても嬉しいものです。
言葉で表現するのが難しい場合は、何かプレゼントを選んでみるのもいいでしょう。
- 父親の趣味に合ったアイテム。
例えば、お酒好きなら特別なグラス、釣り好きなら便利な帽子など
- 母親の家事を軽減する家電製品。ルンバや新しい掃除機、家事を効率化する便利グッズ
- 腰痛や肩こりに効くリラクゼーション商品
高価でなくても問題ありません。
普段から両親が欲しがっているもの、または困っているものを思い出して選んでみましょう。
あなたの卒業式は一生に一度のイベントです。
そして、親にとっても、子供の卒業式は特別な日です。
卒業式を双方が満足できる形で迎えるために、いくつかのアイデアを考えてみてはどうでしょうか?
まとめ
統計によると、約70%から80%の親は卒業式に出席しないとのことです。
このことから、親が無理して参加する必要はないと考えられます。
親に参加してほしくない場合は、来なくてもいいと納得させるための理由を作り出すと良いでしょう。
それでも親がどうしても参加したい!という場合は、お互いにちょっと譲り合って妥協点を見つけるとスムーズですね。
また、卒業式の日には、少し恥ずかしいかもしれませんが、親御さんに感謝の言葉を伝えるのが望ましいと思います。
言葉で表現するのが難しい場合は、小さなプレゼントでも心のこもったものであれば十分伝わるでしょう。
個人的には、このようなアプローチが卒業式における親子関係の調整に役立つと感じます。
卒業式は学生にとっても親にとっても大切な日ですが、無理に一緒に過ごさなくても、お互いの気持ちを尊重することが大事だと思います。
感謝の気持ちを表す方法は人それぞれで、言葉だけでなく、行動や小さなプレゼントでも十分伝わると思います。
親子でお互いが心地よく、特別な日を迎えられることを祈っています!