カラカラに乾いた草木が落ちていることも多い冬場は、小さな火の手でもあっという間に燃え広がる危険性があることから冬場は花火を避けているのです。
また、冬場の夜はとても寒くて花火大会を企画しても人が集まらないことから、花火大会が夏の風物詩になったという説もあります。
この記事では、
・冬に花火大会をしない理由
・花火大会の由来
・冬に手持ち花火をするときの注意点
についてお伝えしますので夏だけではなく冬にも花火を楽しみたいと思っている方は是非参考にしてみてくださいね。
冬に花火大会をしない理由って?花火の由来が関係している?
冬は静電気が起きるほどに空気が乾燥するため、火災の起きやすい気候なので花火大会は行わない例がほとんどなのです。
冬場のニュースの中で、山火事や河川敷で火事が発生し、鎮火するまでに時間がかかっているということをよく耳にすると思います。
花火は山や川などの開けた場所で楽しむことが多いので、火事のリスクを避けるために冬場はやらない人が多いのです。
また、打ち上げ花火の始まりは江戸時代だったとされており、当時は疫病や飢饉が流行って死者数が多かったので慰霊や疫病退散を目的として花火を上げていたそうです。
そして、日本の蒸し暑い気候の夜に華やかな花火を見て夕涼みをしようという風習に変化し、現代の形まで伝わっているのだそうです。
花火師たちが花火の規模やデザインを競うようになったので、全国で有名な花火大会がいくつも出来たというわけです!
全国の多くの花火大会は夏場に開催されている中で、私のおすすめは地元の新潟県で毎年8月2・3日に開催される「長岡花火」です。
日本三大花火大会の一つに選出されており、河川敷に沿って広く大きく打ち上げられるフェニックスが見どころなので、ぜひ足を運んでみてください。
火の取り扱いに注意を払いたくさんの人が花火大会を楽しめるように、花火師さんの考慮もあって冬場の開催は控えているのですね。
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冬に手持ち花火をするときの注意点!冬ならではの危険についても
冬に手持ち花火をする際は、水を十分に確保できる場所であり枯れ草や落ち葉が全くない場所を選ぶことが大事になってきます。
庭先で花火を楽しむ場合は、駐車場の隅などには落ち葉が溜まりやすいので、隅まで確認しながら掃き掃除をしてから花火の準備に取り掛かりましょう。
そして、夏場と同様花火の火をすぐに消せるように、バケツいっぱいの水の用意も忘れないようにしてください。
冬場は空気が乾燥していることから、小さな火の手でもすぐに火事になってしまうのが特徴的な気候です。
私は毎年冬場になると、化粧水をたっぷりつけて寝たはずなのに、翌朝顔がパリパリで朝から気分が落ち込むことが多いです。
それと同じことが言えるように、冬場は水を確保していても十分な量でなければすぐに水分を持っていってしまわれるのです。
花火をやっている最中にも、水の量の確認や雪が降る地域では凍結していないかチェックしながら、冬場の花火を楽しみましょう。
冬は黄砂などのゴミが偏西風によって吹き飛ばされて夏場よりも空気が澄んでいることから、花火が夏場よりもきれいに見えるのだそうですよ!
冬場はクリスマスや年末年始と人が集まる行事も多くあり、花火が打ち上げられる場所もありますので、そんな機会に冬の花火を楽しむのもいいかもしれませんね!
水の確保と場所の選定をしっかり確認して、安全に冬の花火を楽しみたいものです。
まとめ
冬場は火事にならないよう花火を控えていましたが、もし冬場の花火を楽しむ場合は場所の選定と水の確保をしっかりと行うことを忘れないでくださいね。
そして今の日本中の花火大会には、華やかな花火が多くあり昔から伝統ある日本の文化であることがわかったと思います。
夏、冬問わず安全に気をつけて、夜空に咲く花火を楽しんでくださいね!