会社での悩みごとのTOP3内に絶対にランクインするのが「人間関係の悩み」ですよね。
上司と合わない、部下が言うことを聞かない、お局様の存在が面倒、同僚の自慢話がうっとうしい・・・などなど。
職場の人間関係に関連する悩みは尽きませんね。
・職場でどうしても苦手な人がいる
・仕事は好きだけど会社での人間関係はめんどくさい
・会社でまわりの人の目が気になってしまう
そんなお悩みをもつあなたに、今回は「無関心」であることが会社の人間関係の悩み軽減につながる、ということをご紹介します。
会社で上手に人との距離感を取ることができれば、余計なストレスを軽減することにもなります。
苦手な人や嫌いな人に関心を寄せて頭を悩ませるなんて、人生の無駄時間でしかありませんよ。
あなたも今回の記事を読んで、「無関心」であることが職場でどれだけ有効かを確認してみてください。
Contents
自発的・意識的に「無関心」になるとは?
人が生きていくうえで、他人との関わりを一切持たずに過ごす、というのは不可能と言えます。
そして他人との関わりは、良い影響を与え合うだけではなく、「人間関係の悩み」というものも生じさせますよね。
そこで周囲の人々や、会社での人間関係の悩みに振り回されないようにするために、他人に対して「無関心」になることが効果的といえます。
「無関心」という言葉だけを聞くと、なんだか冷たい感じや、感情がない印象を受けるかもしれません。
ですが、会社という場所はあくまでも仕事をしてその対価を受け取るところ。
不必要なストレスを溜め込むのは時間の無駄というものです。
また「無関心」になるというのは無視する、ということとは違いますし、すべてに対して「無関心」を貫く、ということでもありません。
あなたがストレスを感じるような相手や事柄に対して自発的・意識的に「無関心」になるようにするのです。
あなたがイライラすることや、嫌だと思うことに対して「無関心」になることであなた自身を守ることになります。
会社の人に対して「関心をもつ」ことの3つのデメリット
それでは次に、社内の人に「関心をもつ」ことで生じるデメリットをみてみましょう。
①まわりの人の目が気になる
・みんな残業してるから、帰りたいけど帰れる雰囲気じゃないな
・連続で有給を使って海外旅行に行きたいけど言い出しにくい
本来なら自分の仕事が終わったらさっさと帰る、自分の楽しみのために有給を取る、というのは自由に行使できる権利です。
ですが、周りの人の状況に気を遣ってできない…という人も多いですよね。
周りがどう思うか、ということに関心を持ってしまうと、自分は自分・人は人と割り切って考えることができなくなります。
②まわりと自分を比べてしまう
・あの子よりわたしのほうが仕事が早いのに基本給が一緒
・同期入社した営業職の男性陣ばかり昇進していく
人に関心を持ってしまうとことのデメリットとして周囲と自分を比較してしまう、ということがあります。
ですが周りの人への不満や羨ましく思うような事柄に、関心を持ってイライラしたり落ち込んだりするのは時間の無駄。
あなたが考えても仕方のないことです。
③誰かの役に立とうと頑張ってしまう
・先輩が仕事を抱え込んでパンクしてる!わたしも一緒に残って手伝ってあげよう!
・仲良しの同僚が部下の不手際のせいで上司に怒られるなんて納得できない!腹が立つ!
①②と違ってデメリットと気付きにくいデメリットです。
一見思いやりがあったり優しく感じますが、それによって自分の業務外の仕事を抱えたり人のためにイライラするなんて結局あなたを消費するだけ。
例えば、仕事を抱え込んでパンクしている先輩の例は先輩が自分で招いたこと。
お願いされたのならまだしも、自ら進んで残業してまで人の仕事を手伝う理由はありません。
仲良しの同僚の例は、同僚の問題なのでそこにあなたが腹を立てても現実は変わりませんし、あなたがイライラする意味はないですよね。
関心を持つことで、必要以上に「何とかしてあげたい」という気持ちが膨らんで、結果的にはあなたには関係ない仕事やイライラを抱えることになります。
「無関心」のメリット:メンタルが安定する
自発的・意識的に「無関心」でいることは無駄なストレス軽減になり結果的にメンタルが安定します。
職場の人間関係の悩みやストレスは人との関わりというものから生じます。
ということは人との関わりをなくせば、そもそも悩みやストレスも生まれないのでは?と考えたくなりますが人と関わらないというのはなかなか難しい。
関わらないのは難しいですが、関心を持たないようにすることは可能です。
・相手がどう思おうと自分には関係がない、気にしない
・相手の状況に興味を持たない、自分から深入りしない
この姿勢を貫くことです。
もちろん社会人のマナーとしての挨拶や仕事をする上でのコミュニケーションは必要ですが、会社は仲良しサークルでも友達との集まりでもなく、あくまでも仕事をする場です。
例えば業務として依頼されたことや、自分の部下や後輩が一人では対処でききれず相談してきたことは関心を持って取り組むべきです。
ですが、相手の感情を深読みして悩んだり、相手の状況を羨んでイライラしたりなんて無駄でしかありません。
あなたが考えてもどうしようもないことに時間を使うのをやめる、というのが「無関心」でいる、ということです。
あなたが嫌なことや嫌な人のことを「わたしには関係ないこと」と、「無関心」でいられるようになれば人間関係で起こる悩みやストレスは軽減されます。
そして会社でのストレスが軽減されれば、気分が浮き沈みすることもなくなりますのでメンタルが安定する、ということです。
「無関心」は自分の意志で作れる!実践のための5つのポイント
自発的・意識的に「無関心」でいることのメリットはわかったけど、そんな簡単に「無関心」になることなんてできない!と思いますよね。
たしかに周りが気になって仕方ない、というのが普通になってしまってる人は意識を変える必要がありますので、すぐには「無関心」を貫くことができないかもしれません。
ですが「無関心」でいる、ということを習慣づけることであなたに関係ないことに振り回されないようにできます。
「無関心」でいることは、自分の意思で作ることができるんです!
では「無関心」を実践するためのポイントをお伝えします。
①自分の業務にだけ集中・没頭する
頭の中がヒマなときほどまわりの雑音が気になるもの。
何かに集中していないと、まわりの会話などがどうしても耳に入ってきてしまい、ついついそっちに意識が向かってしまいますよね。
「人は人、自分は自分、イライラしないようにしよう」と考えたとしても、周りの会話に気を取られてしまって、あなたが気にしなくてもいいようなことが気になるものです。
そんなときは自分のことだけに集中して、業務に没頭することで周りに関心を向けるヒマをなくしてしまいましょう。
②周りに良く見られたい、という願望を捨てる
何度も言っていますが、会社は仕事をする場。
良い人を続けていても、直接あなたの給料に反映するわけでも評価が急上昇するわけでもありません。
まわりの人にどう思われているかが気になる、という人は多いですが、そもそも人はそこまで他人のことを興味深く観察していません。
あなたが考えているほどあなたに興味を持っているわけではない、と考えたら楽になりませんか?
周りの目を気にしすぎるのをやめて「自分が本当はどうしたいか」を考え、自分を最優先しましょう。
③苦手な人、嫌いな人がいることの罪悪感を捨てる
苦手な人や嫌いな人がいることを、それはそれで「仕方ないこと」と認めてしまいましょう。
会社は色んな人たちで構成されているので、「どうやって生きてきたんだろ…」と思うほど非常識な人や自分の理解を超える思考を持つ人も当然存在します。
その人たちみんなを好きでいる必要なんて全くありません。
苦手な人、嫌いな人がいるのは当然のことです。
そのことに罪悪感を持つ必要はありませんし、その人たちとなんとか仲良くしようと思う必要もありません。
苦手な人、嫌いな人とは仕事上のやりとりなど必要最小限のコミュニケーションを取るだけで十分です。
④人に合わせることをやめる
日本人は特に、周りと異なることを嫌い、「みんなと同じ」ということに安心する傾向があります。
これは「他人軸」で物事を考えているということ。
・みんなと一緒だから
・みんながこうしてるから
と自分を押し殺してしたくもない残業をしたり、入りたくもない会話に参加したりしていませんか?
「他人軸」から「自分軸」に切り替えましょう。
あなたの人生はあなたのものですから、自分を最優先してください。
職場の人と一生過ごすわけでも、老後の面倒をみてくれるわけでもありません。
あなたの頭で、あなたがしたいこと・したくないこと、好きなこと・嫌いなことをジャッジしましょう。
みんながそうしてるから、と人に合わせるのではなく、「わたしがこうしたいから」と意識を「自分軸」に変えて考える癖をつけましょう。
⑤自分が楽しいと思うことで頭をいっぱいにする
たとえば嫌な人や出来事について、「わたしには関係ないこと!はい、気にしない!」と自然と無関心になれれば良いですが、
「この人には無関心でいよう、この人のことは考えないでいよう、この人には無関心、無関心…」
と念仏のように思えば思うほど、逆にその人のことを考えていることになりますよね。
こんな風に、無関心でいようとするあまり逆に嫌な人のことに集中してしまう、という時は楽しいことで頭をいっぱいにしてしまいましょう。
・今夜は何食べようかな♪
・週末のデートはどこに行こうかな♡
・帰ったら海外ドラマの続きを見るぞ〜
・明日は友達と飲みにいこう!
と、あなたが楽しみにしていることに集中することで、嫌な人や嫌なことに考えが持っていかれるのを阻止します。
嫌なことを考えてしまうのは、思考に隙間があるから。
思考の隙間を楽しいことで埋めてしまえば、嫌なことに気持ちが引っ張られることもありません。
まとめ:自発的・意識的「無関心」とはつまり、自分を大事にするということ
必要以上にまわりに関心を持ってしまったり、周囲のことが気になってしまうのは考え方の癖にすぎません。
もっともっと自分中心に、自分がどうしたいかについてを一番に考えるよう、日常の思考グセを変えていくのです。
「他人軸」が普通になってしまっているのは、あなたが自分自身を大切にできていない、ということ。
他人に関心を持つことで、悩んだりストレスを感じてあなたをすり減らすのはそろそろやめにしませんか?
1日の大半を過ごす「会社」という場所で、自分自身をすり減らさないためには、やはり人と適度な距離感を保つことが重要です。
最初はうまくいかないかもしれませんが、考え方や行動は日常の癖づけでどうにでもなるもの。
あなたの考えを「自分軸」に戻すためには、よそへの関心をあなた自身への関心に変える必要があります。
そのために会社では自発的・意識的に「無関心」であるようにし、無駄な悩みごとやストレスを手放してしまいましょう。
自分を大事にし、会社の人間関係のストレスを軽減するために、是非「無関心」でいることを習慣づけていってくださいね。
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