干し柿の渋抜きに失敗した理由はこちら↓
・干す日数が足りていない
・気温や気候が悪条件だった
・渋柿の種類が違った
干し柿は長い間ゆっくり乾燥させないと、渋が抜けません。
例年よりも悪天候が続いていたり、品種の異なる渋柿を使った場合は干す日数を延長する必要があります。
渋い干し柿を使ったレシピは残念ながらありません。
再度干すか、渋抜きを試してみてくださいね。
この記事では
・柿の渋抜きに失敗した理由
・渋が抜ける仕組み
・渋柿の上手な調理法
などについて詳しく紹介しますので、良かったら参考にしてくださいね。
柿の渋抜きに失敗した理由はこれ!渋が抜ける仕組みが分かれば納得
柿の渋抜きに失敗した理由はこちら↓
・干す日数が足りていない
・気温や気候が悪条件だった
・渋柿の種類が違った
渋柿を干し柿にしてみたら、まだ渋かった…。
失敗した理由のほとんどは、干す日数が足りていないためです。
では、そもそも渋柿はなぜ干すと渋が抜けるのでしょうか?
渋みの原因や渋が抜ける仕組みについて見ていきましょう。
渋柿が干すと甘くなるのは、渋みの原因であるタンニンという成分が水溶性から不溶性に変わるためです。
渋柿に多く含まれているタンニンは、口の中の水分に溶けるため渋みを感じます。
干すことで、タンニンは水に溶けないようになるため、渋みを感じなくなるのです。
干し柿は、皮をむくことで柿の表面に皮膜ができます。
皮膜ができると、柿の細胞が呼吸できなくなり、アセトアルデヒドという成分が生成され、タンニンは不溶性になります。
干し柿は、長い間ゆっくりと干すことで、少しずつタンニンを不溶化させているのです。
そのため、干す日数が足りていないとタンニンが不溶化していない部分があるため、渋みを感じてしまうのです。
また、例年よりも気温が低かった、悪天候の日が多かったという時も渋みが残りやすいです。
いつもと同じ日数干しているのに、今年はまだ渋が抜けていないなぁ…という時は、気候が原因かもしれません。
そういった場合は、もう少し長い期間干しておいてくださいね。
渋柿には、完全渋柿と不完全渋柿という種類があります。
完全渋柿は、種があってもなくても、柔らかくなるまで渋いままの品種。
不完全渋柿は、完熟状態になる前に種周辺の果肉だけが渋が抜ける品種です。
完全渋柿なら、不完全渋柿よりも渋が抜ける時間がかかります。
いつもと違う産地の渋柿を使っている時は、渋柿の種類が違う場合があります。
この点も注意しながら、もう少し干してみてくださいね。
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甘いはずの干し柿がまだ渋い…渋柿の上手な調理法は
干し柿が渋い時、調理方法でなんとか美味しく食べたい…そう思いますよね。
残念ながら、渋い干し柿を美味しく食べれる調理方法はありません。
干し柿が渋いのは、干してる日数が足りない可能性があります。
もう一度干し直して、気長に渋が抜けるのを待ちましょう。
しっかり干したのに、まだ渋い…もう捨てるしかないのか…。
という時は、渋柿の渋抜きを試してみましょう。
干し柿ではなく、干す前の渋柿の渋抜き方法ですので注意してくださいね。
渋柿の渋抜き方法
冷凍する
ラップで包んだ干し柿を2~3日冷凍してみましょう。
これで甘くなったらラッキーです。
焼酎につける
ヘタの部分を焼酎につけて、ポリ袋に入れて密閉します。
1週間ほど常温保存してみましょう。
干し柿をカットしてから、焼酎を入れた瓶につける方法もあります。
1週間ほど常温保存してから、食べてみてくださいね。
干し柿は、ビタミンやカリウム、食物繊維など栄養豊富です。
渋いからと言って、捨ててしまってはもったいないですよ。
再度干してみてもダメな時は、渋抜きにも挑戦してみてくださいね。
まとめ
干し柿の渋抜きに失敗した理由はこちら↓
・干す日数が足りていない
・気温や気候が悪条件だった
・渋柿の種類が違った
干し柿は長い時間をかけて、ゆっくりと乾燥させることで渋が抜けます。
雪の日が続いたり、品種の異なる渋柿を使った時は、干す日数を延長する必要があります。
渋みが残った干し柿は、上手にリメイクする調理方法もありません。
もう少し干し直してみて、それでも渋いようなら冷凍したり焼酎につけるなどして、渋抜きを試してみてくださいね。