基本的に、職場でもプライベートでも、「差し出されたものは必ず受け取らなければならない」ということはありません。
また、とくに「目上の人」からのプレゼントを断るとき、忘れてはならないのは、「丁寧に感謝の気持ちを伝えること」。
大人のマナーとして、「カドの立てない断り方」を身につけておきましょう!
今回の記事では、
・プレゼントの断り方のメール例文
・プレゼントを断る際のNG行動
「男性からのプレゼントを断りたいけれど、関係は悪くしたくない」「直接断るのは気が引けるから、メールで伝えたい」と悩んでいる方は、是非参考にしてみてくださいね。
Contents
プレゼントの断り方の例文って?目上の相手にメールで断る方法
プレゼントを「相手が傷つかず断る方法」が知りたい方も多いかと思いますが、どんな方法であれ、「絶対に相手を傷つけない」とは言い切れません。
ここでは、目上の相手へプレゼントを断る際の「メール例文」や「ポイント」をご紹介していきます。
メール例文
「先日は〇〇をありがとうございました。
いつも頂いてばかりでお返しもできず、心苦しいと思っています。
これ以上頂いてしまうと、こちらとしても負担になります。
これからも、お仕事でたくさんお世話になると思いますので、トラブルなどにもならないよう、お互いに贈り物はなしで、お願いできればと思います。」
お断りメールのポイント
まず、「ネガティブな言葉」の前に「感謝の言葉」を書くことで、「気持ちは嬉しい」というポジティブな気持ちを伝えられます。
相手も自分も嫌な気持ちになりにくく、お断りによって受ける「ネガティブなダメージ」が弱まるでしょう。
「これ以上いただいてしまうとお互いに負担になってしまいます」
↓
「今後はお気持ちだけ頂くことにしたいです」
↓
「これからも良好な関係を続けたいです」
といった流れで伝えるのが無難です。
さらに、「お断り」した後は「今後ともよろしくお願いいたします」と文章を締めることができれば安心ですね。
贈り物を断りたいときは、「角が立たず、かつ、もう二度と贈り物をさせない」ような言い回しにするのがベター。
たとえば、「今後は贈り物を頂くのは遠慮させていただきたいです。」といった曖昧な文面では、相手から「遠慮しなくていいよ」と言われれば、拒否することはできません。
つまり、「遠慮します」というのは社交辞令であって、相手は「拒否されている」とは、解釈しない可能性もあるからですね。
一度思い切って断ってみると、あっさり引き下がってくれるかもしれませんよ。
プレゼントを断るときに失礼な行動とは!?回避したいNG行動
「物は言いよう」という言葉のとおり、「断り文句」が相手の失礼になったり、相手を不快にさせるかさせないかは、「言葉の選び方」次第です。
プレゼントを断る際の「失礼な行動」や「注意点」をみていきましょう。
プレゼントを断るときのNG行動
相手にいきなり「もう贈り物は結構です」「今後は受け取れません」と一方的に伝えることは、相手を傷つけるだけでなく、失礼になります。
また、中には、贈り物を断るとき「すみませんが…」「ごめんなさい…」などの言葉で始める人もいるでしょう。
しかし、この断り方だと、相手に「プレゼントをして悪かったかも」と感じさせ、自分自身も「申し訳ないことをした」という気持ちが強くなってしまうかもしれません。
まずは、礼儀正しく「感謝の気持ち」を伝えることで、双方が不快感を抱くことなくお断りができるはずですよ。
プレゼントを断るときのポイント
まず何より問題なのは、贈り物を頂きっぱなしをしていると、相手から「喜んでもらえた」と思われて、エスカレートしかねないこと。
場合によっては、相手が機嫌を損ねた時などに、「トラブルの原因」になることも考えられます。
また、「いつももらいっぱなしじゃ悪いからお礼をしなきゃ」と、お礼として自腹で物を買う必要があるなど、自分の負担が増えるのも避けたいところです。
まとめ
「プレゼントを拒否すること」自体に問題はありません!
ただし、贈り物が職場関係の人からで、しかも、相手が「良かれと思ってやっていること」であれば、余計にやっかいですよね。
とはいえ、その都度「お返し」をしていると、個人的な交流の機会が増え、相手や周囲からの誤解を生む可能性もあります。
贈り物をする側が、本当に「もらう人」のことを考えているのなら、「気持ちは嬉しいですが、これ以上は頂けません」と言われたら、その意見を尊重してくれるはずですよ。
最初は言いにくいかもしれませんが、勇気を出して「頂けません」と伝えてみましょう!