購入してから時間が経ち赤くなってしまった味噌にも、もちろん使い道はあります。
味噌が赤くなったからといって捨ててしまうのはもったいないので、品質に異常がないかしっかりと確認ができたら美味しくいただきましょう。
この記事では、
・赤くなった味噌を美味しく食べる方法
・古くなってしまった味噌を安全に食べるための見極め方
についてお伝えしますので、ご家庭の味噌が赤くなってしまいお困りの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
赤くなった味噌の使い道!古い味噌でも美味しく食べる方法
赤くなった味噌は、味付けが濃い料理に使うのがおすすめです。
まず、味噌が赤くなってしまうのは時間の経過とともに起こってしまう反応で、「メイラード反応」といいます。
これは、味噌にはよくある現象です。
したがって、赤くなった味噌でも問題なく食べることができますが、やはり色だけではなく味や香りに変化は起きてしまいます。
その点、味付けが濃い料理であれば風味の変化があまり気にならず、赤くなった味噌を美味しく食べることができますよ♪
赤くなった味噌の使い道としては、こちらの5つがおすすめです。
・野菜やお肉、お魚、卵などの味噌漬け
・サバの味噌煮などの煮物
・麻婆豆腐や生姜焼きなどの炒め物
・焼きおにぎり
・ディップソース
どれも比較的味付けが濃い目になるので、美味しく食べることができそうです。
一方、お味噌汁に赤くなった味噌を使うのは、風味の変化を感じやすいので食べづらいかもしれません。
どうしてもお味噌汁に使いたい場合は、出汁をしっかりときかせることと具材をたっぷり煮込むことを意識してみましょう。
このように、赤くなった味噌でも味や香りの変化を感じづらいように工夫することで美味しく食べることができます。
調理方法に注意して、ぜひ活用してみてくださいね。
古い味噌って大丈夫!?安全に食べる為の見極め方
ご家庭で古くなってしまった味噌を安全に食べるには、次の2つのポイントに異常がないか注意するといいでしょう。
・見た目
・風味
ひとつずつ解説していきますので、参考にしてみてくださいね。
見た目
お伝えしたとおり、味噌は時間の経過とともに赤くなってしまうことがありますので、その点は問題ありません。
ただし味や香りの変化が気になるときは、その部分を取り除くといいです。
また味噌は発酵食品ですから、発酵が進むと醤油のような液体が上がってくることがあります。
一見食べられないと思いがちですが、これは「たまり」と呼ばれるものです。
味噌のうまみエキスが凝縮されていますので、味噌に混ぜ込んだり納豆にかけたりして食べてみてくださいね。
しかし、白や青のカビが生えてしまった場合は身体に害となる場合がありますので、食べないようにしましょう。
白いカビの場合、「産膜酵母」という味噌につく物質と見間違うこともあるかもしれませんが、モコモコして厚みがあるものはカビですので、間違わないように気を付けてください。
風味
雑菌の繁殖により、味噌に酸味や渋みを感じることがあります。
この場合は味噌が劣化してしまっているので、食べないようにしましょう。
白味噌のような塩分濃度が低いものでは特に雑菌が繁殖しやすいので、注意が必要です。
このように、安全に美味しく食べる為には、見た目・風味に気を付けて開封から3ヶ月以内に使い切るようにしてくださいね。
まとめ
時間の経過とともに味噌が赤くなることは、よくある現象ですので異常ではありません。
濃い味付けのお料理に使うことで、赤くなった味噌も美味しく食べることができるのでぜひ試してみてくださいね♪
しかし、味噌に以下のような異常がある場合には身体に害が生じる可能性があるので、食べないようにしましょう。
・白や青のカビが生えているとき
・酸味や渋みを感じるとき
これらは味噌の劣化が進んでいますので、注意が必要です。
味噌は保存食として使われてきたため、比較的長持ちする食品です。
ご紹介したポイントを参考に、安全に美味しく食べてくださいね。