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数の子の親ってなんの魚?なんの卵?驚きの真実から美味しい数の子の選び方まで!



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私たちの家庭では、高齢者と小学生が魚の卵や珍味を好むため、よく食卓に登場します。特に数の子は、お正月に欠かせない食材ですが、我が家では年中リクエストがあります。

 

「数の子って、どこの魚の卵なの?」と、小学生の姪が興味深々で尋ねてきました。これほどまでに好んで食べているのに、その正体を知らなかったのです。

 

この「数の子はどこの魚の子?」という疑問は、多くの人が一度は考えることでしょう。

 

驚き!数の子の親は実はこの魚だった!

「たらこ」という言葉は「鱈」の子供という意味が直感的にわかりますね。

同様に「とびこ」も「トビウオ」の子供です。

 

魚の卵が由来だということは明らかですが、「数」という名の魚は聞いたことがないでしょう。

 

実は、「数の子」は「鰊(ニシン)」の卵なんです。

ニシンは、ニシン目ニシン科に属する魚で、古くから日本の食文化において広く愛されてきました。

 

しかし、過剰な漁獲や気候変動の影響で、日本国内でのニシンの捕獲量は大幅に減少しました。

これが原因で、数の子も珍重される食材になり、現在は高級食材として取引されています。

 

現在、スーパーマーケットなどで見かける数の子の多くは、カナダやアメリカ、アラスカなど海外産が中心です。

 

「数の子」の名前の由来とは?

「数の子」がニシンの卵であることはわかりましたが、では「数」という言葉はニシンを指すのでしょうか?それとも「いくら」のように別の起源があるのかと疑問に思うかもしれませんね。

 

実は、昔のニシンは「かど」や「かどいわし」とも呼ばれていたんです。

「かどのこ」の「かど」が変化して「かずのこ」となったと言われています。

 

「数の子」という名称は、その豊富な卵の数にちなんで、「数」という字が使われたとされています。

 

そして、親が明確でない「いくら」の話も面白いですね。

鮭の卵であることはよく知られていますが、実は「いくら」はロシア語由来です。

 

「いくら」はロシア語で「魚の卵」や「小さな粒」を意味し、ロシアでは「イクラ・クラスナヤ」が赤い鮭の卵を、「イクラ・ショールナヤ」は黒い卵、つまりキャビアを指す言葉なんです。

 

数の子が「おせちに欠かせない」のはなぜ?その理由とは


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お正月に欠かせないおせち料理の一つが、ニシンの卵である「数の子」です。

では、なぜおせち料理に数の子が含まれるのでしょうか?

 

これには、「子孫繁栄」の願いが関係しています。

おせち料理に用いられる数の子には、家族が繁栄し、子供たちが健やかに育つよう願いが込められているのです。

 

一般的に、雌のニシンは一度に3万~10万粒の卵を産むとされています。

これは、他の魚に比べて非常に多い数です。例えば、おせちにも用いられる鮭の子「いくら」は、一尾の雌鮭が産む卵の数が約3,000~4,000粒とされています。

 

また、もう一つの説としては、「二親」という言葉の響きから、二人の親にたくさんの子供が生まれるよう願いを込めたというものもあります。

 

おいしい数の子の見分け方


おせち料理で不可欠な数の子を選ぶのは、普段スーパーで見かけないため難しいかもしれません。

 

数の子を選ぶ際には、いくつかチェックポイントがあります。

ひとつは、薄皮が残っているものを選ぶことです。

白い糸状のものが表面に見えるのが薄皮付きの数の子です。この薄皮が残っているものは、新鮮な証拠と言えます。

 

色で選ぶ場合は、黄色い数の子がお勧めです。

白い数の子は贈り物として人気がありますが、これは漂白されている場合があり、見た目は綺麗でも漂白により卵の質が劣ることがあるため、数の子特有の食感が失われることがあります。

 

数の子の栄養価と健康への影響

通常おせち料理で登場する数の子は、日々の食事にはあまり含まれないため、その健康への影響や栄養面について知る機会が限られているかもしれません。

 

一般に、特別な日に食べる高級食材は健康に悪い影響を与えるというイメージがありますが、数の子に関してはどうなのでしょうか。

特に、痛風の一因とされるプリン体に関する心配があります。

 

数の子のプリン体:実際の含有量はどのくらい?

数の子と聞くと、多くの人が気になるのがプリン体の含有量ではないでしょうか。

高級食材に含まれるプリン体は、痛風などの健康問題の原因とされ、過剰摂取は避けるべきと一般には考えられています。

 

プリン体は「卵の数だけ含まれる」という誤解もあるため、数の子には多くのプリン体が含まれていると思われがちですが、実際はどうなのでしょうか。

 

プリン体の含有量は100gあたりで分類され、「極めて多い(300mg以上)」から「極めて少ない(~50mg)」までの範囲があります。数の子はこの中で「極めて少ない」グループに属しています。

 

これは、数の子に対する一般的なイメージとは大きく異なり、実際にはプリン体をそれほど多く含んでいないことを意味しています。

 

数の子が健康に悪いとされる理由

しかし、多くの方が数の子を食べる際、なんとなく健康に良くないと感じていることでしょう。

このイメージは、主に数の子が塩漬けで販売されていることに起因しています。

 

塩漬けの数の子をそのまま食べると、摂取する塩分量が多くなりがちです。

また、痛風のような疾患が美味しい高級食品が原因で起こるという誤解もあり、数の子もそれに含まれてしまうことがあります。

 

しかし、適切に塩抜きをすることで、数の子の本来の味わいを楽しむことができ、健康に良い成分を摂取することが可能です。

 

数の子の保存法:冷凍と解凍のコツ

おせち料理に使われることが多い数の子ですが、時には食べきれずに余ってしまうこともあるでしょう。

 

そんな時に役立つのが、数の子を長く美味しく保存する方法です。

 

もし賞味期限内に食べ切れない場合、数の子を冷凍するのが一つの解決策です。

ただし、適当に冷凍してしまうと食感が損なわれる可能性があります。

 

そのため、食べ残しの数の子は正しい方法で冷凍し、食べたい分だけ解凍することがおすすめです。

 

数の子の保存期間はどれくらい?

数の子の保存に関しては、基本的に味付け済みと塩漬けの2タイプが存在します。

 

味付け済みの数の子は、保存期間がそれほど長くないため、およそ1週間程度で食べきることが望ましいです。

 

一方、塩漬けの数の子は、保存を目的とした加工が施されており、高い塩分濃度によって菌の繁殖が抑えられるため、2~3ヶ月程度の冷蔵保存が可能です。

 

数の子を冷蔵で上手に保存するには?

数の子の冷蔵保存法は、味付け済みと塩漬けの数の子で異なります。

 

味付け済みの数の子の場合は、一腹ごとにラップで包み、ファスナー付きの保存袋や密閉容器に入れて冷蔵庫に保管します。

この時、食べやすい大きさに切り分けるのは避けるべきです。

切り口が乾燥しやすく、水分漏れが起こり、品質の劣化を早める可能性があります。

 

塩漬けの数の子を保存する場合、食べる前に塩抜きと味付けが必要です。

塩抜きは1リットルの水に小さじ1杯の塩を加えた塩水に数の子を漬けます。

3~4時間ごとに新しい塩水に変え、2~3回繰り返します。塩辛さが軽減されたら、薄い膜を取り除きます。

味付けは、だし、酒、塩を加えた煮汁を冷ましてから塩抜きした数の子を浸し、1日程度冷蔵庫で寝かせれば完成です。

 

数の子を冷凍保存する際のポイント

食べきれない数の子を保存する際、冷凍するのが一つの方法です。

 

冷凍する前には、数の子の水気をよく切り、一腹ごとにラップで包んでファスナー付きの保存袋に入れます。

この方法で冷凍すれば、数の子は約1ヶ月程度保存できます。

ただし、解凍後は元のプチプチとした食感が若干劣ることを覚悟しておきましょう。

 

数の子の解凍方法のポイント

冷凍した数の子を解凍する際は、電子レンジなどの速やかな方法ではなく、自然解凍を心がけてください。

また、解凍した数の子は早めに食べ切ることが重要です。

 

解凍後の食感の変化を考慮して、昆布などを使って松前漬けのようにアレンジするのがおすすめです。

最近は、ワサビやマヨネーズを加えたアレンジレシピも人気を集めています。

 

新しい数の子レシピの楽しみ方


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お正月が過ぎて余った数の子は、様々なアレンジレシピで楽しむのがおすすめです。

和風だけでなく、洋風のレシピに数の子を取り入れることが最近は流行しています。

 

ここでは、そんな人気のレシピをいくつか紹介します。

 

数の子のわさび漬け

シンプルに味わうなら、ワサビを利用したアレンジが良いでしょう。

 

酒粕、ほんみりん、白味噌、砂糖をミックスし、チューブのワサビを加えると、手軽に数の子のわさび漬けが完成します。

より手軽に作りたい場合は、市販のわさび漬けで数の子をまぶしても良いですね。

ちょっとしたおつまみに最適です。

 

数の子とクリームチーズのおかか和え

最近のトレンドは数の子にクリームチーズを加えたレシピです。

 

このクリームチーズ和えは、通常のチーズよりもクリーミーで、数の子のプチプチ感が一層引き立ちます。

 

材料は数の子とクリームチーズ、味付け用の醤油、トッピングに鰹節を使用します。

おつまみとしては、一味唐辛子やワサビでアクセントを加えるのもおすすめです。

 

数の子パスタ

数の子を洋風料理で楽しみたい場合、パスタ料理に取り入れるのが良いでしょう。

 

和風テイストのパスタに数の子を加えることで、高級感のある味わいが楽しめます。

麺つゆで味付けし、バターを加えることで、和風と洋風のハーモニーが生まれます。

 

新年が明けた後の食卓に新鮮な風味をもたらすこと間違いなしです。

 

まとめ:数の子の魅力と活用法

「数の子」とは、ニシンの卵であり、その名前はニシンの古称「かどいわし」の「かど」から来ています。

 

おせち料理で使われる数の子には、子孫繁栄を願う意味が込められています。

また、「ニシン」を「二親」と当て字する説によれば、夫婦間に子供が生まれることへの願いも込められているとされています。

 

そのユニークな食感とさっぱりとした味わいで人気の数の子は、正月のおせち料理には不可欠なアイテムです。

 

しかし、数の子をただおせち料理でのみ楽しむのはもったいないかもしれません。

もし地元のスーパーで見つけられなければ、インターネットの通販での購入も一つの方法です。

 

日々の食卓に数の子を取り入れることで、おせち以外の場面でもその魅力を楽しむことができるでしょう。