ホクホクをイメージして炊いた栗ご飯が固いのはいくつかの考えられる原因があります。
まず炊く前に、米にしっかりと水を吸収させることが重要です。
普段の米の炊飯でもそうですが、炊く前の1時間ほどの吸水があるのとないのとでは大きな差が出るようです。
特に栗ご飯のような炊き込みご飯の場合は差がはっきり出るでしょう。
この記事では
・栗ご飯が固くなってしまう理由
・失敗しないためのポイント
・固くなった栗ご飯の復活方法
などについてお伝えしていきますので、栗ご飯を炊いたけど固くなってしまったので復活させる方法を知りたいし、次回作るときに固くならないようにするにはどうしたらいいかを知りたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
栗ご飯の失敗しやすいポイントは?お米にたっぷり水を吸わせてから炊こう
栗ご飯の失敗でいちばん多いのは固くなってしまうことです。
原因の一つとして、お米の水分量が少ないことがあげられますが、他にもポイントがあります。
栗ご飯を固くならないように作るポイントをいくつかご紹介していきますね。
お米を水に浸して水分を吸収させる
新米は水分量が多いのでわざわ吸水させなくてもいけるのですが、普通スーパーで購入するお米なら、1時間ほど水に浸けてお米にたっぷり水を吸わせてから炊くと固いご飯にならずふっくらと美味しく炊くことができます。
寒い冬場は2時間は浸けておきましょう。
鍋で炊くときはしっかり蒸らす
炊飯器だと蒸らす時間もプログラムされているので大丈夫ですが、土鍋などで炊く場合は蒸らす時間を15分くらいとりましょう。
炊飯器の容量以上に材料を入れない
例えば5合炊きの炊飯器を使い5合の米で栗ご飯を作ると、栗や調味料の分が炊飯器の容量を超過してしまいます。
もともとピッタリの5合で炊くよりも少な目の米で炊く方が美味しいと言われています。栗ご飯なら3合の米で作ることをおすすめします。
調味料は炊く直前に入れる
米を水に浸けるときに一緒に調味料を入れないようにしましょう。
この段階で塩やみりんを入れると、浸透圧が高くなって水が米の中までしみこみにくくなります。
しっかり米に水分を吸収させてから調味料を入れてすぐに炊きましょう。
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せっかく炊いた栗ご飯が固い!ほくほく栗ご飯に復活させるには?
苦労して皮をむいてやっと炊き上がった栗ご飯が固いと泣けてきますよね。
捨てるのはもったいないので復活させましょう。
酒をふって炊き直したり、レンジでも簡単に復活できます。
炊飯器で復活
3合に対して大さじ1の酒をふりかけ2~3分炊き直します。
酒を入れることで炊き直しの時の臭みを抑え、ご飯自体の香りも引き立ててくれます。
レンジで復活
3合に対して大さじ2の酒をふりかけ、大き目の耐熱皿やタッパー、ジップロックに平らに広げます。
ラップをかけて1分ずつ加熱して様子をみていきます。
酒が蒸発するとラップに水滴が付くのでそのままにしてしばらく蒸らします。
蒸し器で復活
蒸し布にごはんを包んで蒸します。
途中でフタを開けて様子をみるのも可能です。
ちなみに栗ご飯は多めに作って冷凍保存もできます。
冷凍保存用の容器に1人分の栗ご飯を熱いうちに入れ、すぐにフタをして常温に冷ましてから冷凍庫に入れます。
保存容器がない場合は熱いうちに1食分ずつラップで包み、冷めたら冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存します。
解凍する時はフタをずらし、500wのレンジ1食分で2分加熱すればふっくらとして栗ご飯がまた楽しめますよ。
ラップ保存のものも同様に加熱します。
冷凍した場合の日持ちは1ケ月です。
まとめ
手作りの栗ご飯が固くなる原因のひとつはお米に水分を十分に吸収していなかったからです。
調味料や栗を入れる前に、必ずお米を水に浸して水分をたっぷりと吸収させてくださいね。
通常は1時間、寒い冬場は2時間を目安にしてくださいね。
また、炊飯器の容量をみて少な目の米で作りましょう。
5合炊きなら2~3合の米で、調味料と栗を入れるようにしましょう。
容量を超えるとべちゃべちゃなところと固いところができてしまいます。
固い栗ご飯を復活させるには、酒をふって2~3分炊き直しをします。
レンジでも酒をふって1分ずつ加熱しながら様子をみます。
簡単に復活できるので試してみてくださいね。
また、栗ご飯は熱いうちに保存容器に入れたりラップにくるんで冷めたら冷凍すれば、解凍して再びふっくらな食感を楽しむことができます。