一般的に、味噌汁の玉ねぎが固くなる主な原因は、「玉ねぎの鮮度」や「玉ねぎの分厚さ」「加熱時間不足」などです。
また、玉ねぎは、切り方によって食感や味わいが大きく変わります。
繊維を断ち切るように切れば、細胞が壊れるため食感はとろりとやわらかくなり、玉ねぎの甘味を引き出しやすくなりますよ。
今回の記事では、
・味噌汁の玉ねぎが固い原因
・玉ねぎ入りの味噌汁を美味しく作るコツ
などについてご紹介いたしますので、とろとろの玉ねぎの味噌汁の作り方を知りたい方は、是非参考にしてみてくださいね。
Contents
味噌汁の玉ねぎが固いのはなんで?作り方に問題あり!?
味噌汁の玉ねぎが固くなる原因は、
・新鮮な固い玉ねぎを使った
・玉ねぎを分厚く切った
・味付けした味噌汁にあとから玉ねぎを入れた
などが考えられます。
また、味噌汁に入れる玉ねぎの切り方のポイントは、繊維の方向です。
縦切りなら玉ねぎの食感が残り、横に切ると柔らかく仕上がります。
これから、「原因」「作り方」「切り方」などについて説明していきましょう。
原因
味噌汁の玉ねぎが固くなる原因は、以下のことが考えられます。
・水分を多く含んだ新鮮な玉ねぎは、食感も固く、シャキシャキ感が残りやすい
・玉ねぎを薄切りにしていない
・先に味付けしてしまった味噌汁に玉ねぎを入れると、煮えにくい
作り方
1・玉ねぎを縦に薄切りにする
2・鍋に水、だしを入れて沸かし、玉ねぎを加えて弱火で2〜3分加熱する
3・火を止め、味噌を加えて溶き、再び火にかけて中火で温める
ポイント
鍋に玉ねぎを投入するのは、水からでも沸騰した状態からでもどちらでも問題ありませんが、水から加熱した方が「しんなり」しやすく、また加熱時間も長くなり、甘味が出やすいです。
なお、シャキシャキ感を残したいなら沸騰した状態から入れ、手早く味噌を溶いて火を止めると良いでしょう。
切り方のコツ
玉ねぎを切るとき、ポイントになるのが「繊維の方向」です。
繊維を断ち切るよう横に切れば、口当たりが柔らかくなり、短時間でも火が通ります。
さらに、玉ねぎの辛味成分が流れ出ていくので、本来のうまみや甘みを感じやすくなります。
玉ねぎ入りの味噌汁はとろとろが絶品!美味しく作るコツは?
味噌汁に入れる玉ねぎは、食感を残したい場合は短めに、とろとろにしたい場合は長めにするなど、お好みで加熱時間を調整しましょう。
また、玉ねぎを前もって電子レンジで加熱しておくと、鍋で煮込む時間も短くできます。
冷凍玉ねぎを使用することでも、調理時間を短縮することができておすすめです。
ここでは、「電子レンジ」や「冷凍玉ねぎ」を活用した調理方法や、調理のコツなどをご紹介いたします。
電子レンジで加熱する
玉ねぎを電子レンジで加熱すると、火も通りやすく、簡単に柔らかくなります。
1・玉ねぎを薄切りにする
2・玉ねぎを耐熱容器や耐熱皿に入れ、ふんわりとラップをして、電子レンジで2~3分ほど加熱する
3・鍋に出汁と加熱した玉ねぎを入れ、ひと煮立ちさせる
4・火を止めて味噌を溶き入れる
冷凍玉ねぎを使う
玉ねぎを冷凍すると細胞が壊れ、食感は柔らかく、味もしみやすくなります。
なお、玉ねぎを冷凍するときは、小分けしてラップで包み、保存袋に入れて冷凍庫に入れましょう。
調理の注意点
じっくり火を通した玉ねぎは、甘みが増しますが、栄養成分は熱に弱いです。
玉ねぎはできるだけ薄切りにするか、電子レンジや冷凍玉ねぎを使うなど、加熱時間は短い方がよいでしょう。
まとめ
味噌汁の玉ねぎが固くなるのは、「玉ねぎの鮮度」や「玉ねぎの分厚さ」「加熱時間不足」などが原因だと考えられます。
また、玉ねぎは繊維を断ち切って薄切りにすると、煮崩れやすく旨味や甘味が増します。
それに対し、繊維に垂直に切ると崩れにくいため、食感が残りやすいです。
電子レンジや冷凍玉ねぎを使うなど工夫して、お好みの食感の味噌汁を作ってみましょう!