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大雨警報なのに学校が休みにならない!?学校の対応と理由を知ろう



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大雨警報では、基本的には小学校は休みになりません。

大雨警報は、警報レベルでいうと3。

休校になるのは、警報レベル4以上と暴風、暴風雪警報が出ている場合のみです。

 

安全のため、登校前に保護者判断で休ませてもOKです。

欠席扱いにならない場合もあるので、自治体や学校に問い合わせてみてくださいね。

 

また洪水警報が出た場合も、基本的には学校は休みになりません。

洪水とは無縁の地域であっても、広範囲に渡り警報が発令されるからです。

 

学校が休校になるのは、海や川の近く、低地や浸水しやすい地域に学校がある場合。

生徒達の通学路に洪水の危険区域がある場合や公共交通機関の運休の場合です。

 

もちろん注意報では休みになりませんが、ただし6時間以上先に警報級の現象が予測される場合、「警報に切り替わる可能性が高い」注意報が発令されることがあります。

このような注意報の場合、学校が休みになることがあります。

 

注意報は、災害が起るおそれがある場合にその旨を注意して行う予報。

警報は、重大な災害の起こるおそれのある旨を警告して行う予報です。

 

学校で警報が出た場合は、自治体や学校からの指示に従って行動してください。

 

この記事では

・大雨警報が出たら小学校は休みになるのか

・大雨警報で小学校を自主的に休んでもOKなのか

・洪水警報で学校が休校にならない理由

・洪水警報で学校が休校になる基準

・学校が休みになる注意報

・注意報と警報の違い

・学校で警報が出た場合はどうなるのか

・台風で休む時の学校への伝え方

・台風で自主休校するのはありか

などについて詳しく紹介しますので、良かったら参考にしてくださいね。

 

小学校って大雨警報が出たらどうなる?絶対に休みとは限らない?

大雨警報が出ても、基本的には小学校は休みになりません。

登校前、登校後に発令されても通常授業となります。

 

私は千葉県に住んでいるので、千葉市の基準を見ながら説明していきますね。

 

小学校が休校になる場合

・朝7時の時点で、暴風警報、大雨、大雪「特別」警報が出ている

・朝7時の時点で、学区内に避難指示が出ている

 

保護者の判断で休ませても良い場合

・登校前に、暴風警報を伴わない大雨、大雪警報が出ている

 

大雨警報は、気象庁の定める警戒レベルでいうと3。

高齢者が危険区域から避難するように、という段階です。

 

ちなみに、大雨「特別」警報は、警戒最大レベル5(身の安全を最優先)。

避難指示はレベル4(危険区域にいる人は全員避難)になります。

暴風警報は警戒レベルに属していませんが、台風などによる猛烈な風で物が飛んできたり、人が立っていられない危険な状態を指します。

 

そのため、警戒レベル4以上と暴風警報は休校。

全員が避難するほどではない大雨警報(レベル3)は、休校にならない。

この差がうまれるのです。

 

登校後に警報が発令された場合についても見ていきましょう。

 

・暴風警報、大雨、大雪「特別」警報、避難指示が出た場合

→学校判断で授業を繰り上げて下校させる。(早退扱いにはならない)

 

・大雨、大雪警報が出た場合

→通常通り授業を行う。

 

登校後に警報が出ても、早帰りになることはありません。

 

休校や授業の繰り上げの判断は、公立では自治体か学校長、私立では学校長が行います。

そのため、学校ごとに対応が異なる場合があります。

 

うちの息子も2年生の時、登校後に大雨警報が出たことがありました。

午後の授業がなくなり、給食後に下校させる旨が一斉メールで届きました。

 

仕事などで迎えに来れない人は、一時的に学校で預かるので要連絡。(学童は休み)

迎えに来られる保護者は、迎えに来てほしいというお願いも書いてありました。

 

私は途中まで迎えに行きましたが、迎えに来てたのは半数程度。

メールを読んでいなかったママ友は、自宅まで先生が送ってくれて申し訳なかったと言っていました。

 

近隣の小学校では、通常授業をした所、学童も行っていた所、同じように短縮授業だった所もありました。

 

自治体全てが同じ対応ではありません。

天気の気になる日は、学校からの連絡をこまめに確認し、即座に対応するようにしてくださいね。

 

また、学校から連絡がなくても「警報が出て心配だな…」と思う時には、迎えに行きましょう。

どうしても心配なので早退させたい、という時も学校に連絡してから迎えに行けばOKです。

 

ただし、千葉市ではこのような場合は「早退扱い」になります。

早退の扱いについて、詳しくは自治体、学校に問い合わせてくださいね。

 

小学校を大雨警報で休ませるのはアリ!?自主的に休んでもOK?

大雨警報では基本的には休校になりませんが、自主的に休ませるのはアリです。

 

私の住んでいる千葉市の基準によると、登校前に大雨警報が出ている場合、保護者の判断で休ませてもいいことになっています。

この場合、欠席、遅刻の扱いになりません。

 

ただし、授業も給食も通常にあるため、給食費の返金などはありませんので注意してくださいね。

 

自治体や学校によって、保護者判断でお休みさせた場合でも欠席扱いにならないこともあります。

詳細については、お子さんが通っている学校、または学校の属する自治体に問い合わせて確認しておきましょう。

 

洪水警報でも学校が休みにならない!?理由を分かりやすく解説

洪水警報が出ても、基本的には学校は休みになりません。

洪水になる地区が一部だけであっても、都道府県の大部分に警報が発令されるからです。

 

海や川が近くにない、高台など、確かに洪水とは無縁ですからね。

それで県内全域一斉休校にしてしまったら、授業日数も足りなくなってしまいそうです。

 

では、洪水警報とは、どのような警戒レベルなのでしょうか?

 

気象庁が定める警戒レベルでは、最大級の警戒がレベル5。

大雨特別警報や、氾濫発生情報が相当します。

これは、○○川がすでに氾濫しているので、命を守る行動をとるように!という状態です。

 

レベル4では、氾濫危険情報、高潮特別警報が相当します。

これは、○○川が氾濫しそうなので、避難してくださいという状態です。

 

洪水警報は、次のレベル3に相当します。

他にも、大雨警報、氾濫警戒情報、高潮注意報があります。

高齢者は危険区域から避難してくださいという状態です。

 

気象庁から発表されるこれらの情報を参考に、自治体や学校が休校するかどうかを決めます。

 

洪水警報なら、まだそんなに危なくないから学校もあるのか…。

そう決めつけてしまうのも危険です。

 

予想を超える洪水が起きてしまうこともあります。

 

私は高校生の時、名古屋で東海豪雨を経験しました。

当日も大雨・洪水警報が出ていましたが、名古屋市立の高校は通常授業でした。

 

しかし、夕方になるにつれて降水量は増え続け、市内の地下鉄や鉄道は冠水。

夜には自宅付近も水没、市内全域大洪水となりました。

普段は洪水の危険区域に入っていない場所も被害を受けるほどでした。

 

電車が止まって帰れなくなった生徒は学校に泊まったそうです。

ちなみに、翌日は市内全域が臨時休校でした。

 

このように、稀に大洪水が起きることもあります。

 

学校は休みではないけれど、行き帰りが心配だから休ませるというのも全然アリです。

警戒レベルが低いからと言って、安心しないでくださいね。

 

洪水警報で学校が休みになる基準って?どんなときに休校になる?

洪水警報で学校が休校になる基準はこちら。

・学校が洪水の危険区域にある

・通学路が洪水の危険区域にある

・公共交通機関の運休

 

海や川の近く、低地や浸水しやすい地域にある学校は休校になる可能性が高いです。

生徒の通学路に洪水の危険区域がある場合も同じです。

 

高校や大学では、公共交通機関を使って通学する生徒も多いため、運休なら休校になる可能性が高いです。

 

休校を決めるのは、公立なら自治体、私立なら学校が独自に判断します。

緊急の場合や危険と判断した場合は、公立でも学校長が独自に決めて良いことになっています。

 

そのため、あの学校は休校で、あっちの学校は短縮授業、こっちの学校は通常授業…なんてこともあり得るのです。

 

調べずに登校したら、休校だった…なんてこともあります。

天気が心配な場合は、学校からの連絡がないかしっかりチェックしてから登校させてくださいね。

学校が休みになる注意報って?警報との違いを分かりやすく解説

学校は注意報では休校になりません。

しかし、注意報であっても「6時間以上先に警報に切り替わる可能性がある」注意報なら、休校になる可能性があります。

 

警報と注意報の違い、休校になる可能性がある注意報について見ていきましょう。

 

注意報とは

・種類

気象(雨・風・雪など)、地面現象(土砂災害など)、高潮、洪水など

 

・意味

災害が起こる恐れがある場合にその旨を注意して行う予報

 

警報とは

 ・種類

気象(暴風、暴風雪、大雨、大雪)、地面現象(土砂災害警戒情報)、高潮、洪水(氾濫危険情報)

 

・意味

「重大な」災害の起こる恐れのある旨を警告して行う予報

 

さらに警報以上に危険な状態を示す場合には、特別警報(大雨、高潮)、氾濫発生情報があります。

学校が休みになる可能性

注意報<警報<特別警報の順に危険度が上がりますが、注意報と警報の間に「警報になりそうな注意報」というものがあります。

これが、休校になる可能性がある注意報です。

 

気象庁の定時天気予報は、毎日5時、11時、17時に発表されます。

次の天気予報(6時間後)に天気が急変したり、状況の悪化が予想される場合は、「○○警報に切り替わる可能性が高い」という文言付きの注意報が発表されます。

 

これは、危険な状態になる前に、住民に避難準備や備えをするための時間を設けるためです。

 

しかし、全ての警報で休校になるわけではありません。

休校になるのは、暴風警報、暴風雪警報と大雨特別警報などです。

 

そのため、これらの警報に切り替わる可能性が高い注意報が出たら、休校になる可能性が高いと考えてくださいね。

学校で警報が出た場合どうなる?とるべき行動を知って安全に過ごそう

学校で警報が出た時は、まずは学校からの連絡を待ちましょう。

 

学校で警報が出た場合、どのような対応をするのかは、自治体や学校ごとに決まっています。

まずは基準を確認し、学校からの連絡を待ちましょう。

 

多くの自治体・学校では、暴風、暴風雪警報、大雨特別警報などの場合、授業を繰り上げて下校させます。

集団下校、教員引率、保護者の迎えが必要な場合もありますので、連絡を見逃さないでくださいね。

 

下校させるのが危険な場合、そのまま学校に留まらせる場合もあります。

無理に迎えに行って、どこかで立ち往生して大変です。

こちらも学校からの指示に従ってください。

 

大雨、洪水警報の場合、基本的には通常授業です。

もし自宅付近に危ない場所があるなら、自主的に早退させるのもOKです。

学校に連絡して、迎えに行ってくださいね。

台風で休みの連絡をする!学校への伝え方を紹介

台風が心配なので、学校を休ませる時の伝え方はこちら。

 

「台風が心配なので、休ませます。」

ズル休みではありません、正直に伝えればOKです。

 

台風の対応は、自治体や学校ごとに基準が決められています。

 

基本的には、朝5~7時頃に暴風警報が出ていれば午前中が休校。

午前10時にも暴風警報が継続していれば、午後も休校になります。

 

大雨警報や洪水警報では休校になりませんが、多くの自治体では、休ませるかどうかの判断は各家庭で行うようにとなっています。

 

もしこのような基準がなかったとしても、お子さんの安全を守るのはまず保護者です。

「危険な状態ですが、必ず登校させてください。」なんて学校や自治体から言われて、もしお子さんがケガをしてしまったら、学校側は責任がとれません。

 

そのため、学校や自治体も無理強いすることはないですし、まずは家庭の判断を優先します。

心配な時は、安心して休ませてくださいね。

 

意外と多くのご家庭が自主休校させていた…なんてこともよくありますよ。

どうしようかな…と悩んでいたり、判断がつきにくい場合は、他の保護者と連絡を取り合ってから決めてもいいかもしれませんね。

 

警報の発令状況にもよりますが、欠席しても欠席扱いにならない場合もあります。

遅刻、早退についても同様です。

 

例えば、うちの子供が通う小学校の基準は以下のようになっています。

・特別警報、暴風警報→休校、自宅待機

・大雨洪水警報、大雪警報、竜巻注意報→授業は通常通り行う。(登校するかは保護者の判断による、遅刻・欠席扱いにはならない。警報が解除されてから、登校もOK。)

 

詳しくは、自治体や学校ごとに決まっているので、調べてみてくださいね。

台風で小学校を休ませるのって大丈夫?自主休校の考え方

台風で自主休校するのはアリです。

遅刻、早退も同様ですので、安心してくださいね。

 

休ませたり遅刻させる時には、必ず学校に連絡をしてくださいね。

「こんなに強風が吹いているのだから、休みだろう…。」と勝手に休ませるのは絶対NGです。

 

学校側も無断で登校しないと、「風で飛ばされてしまったのか?!」「どこかでケガをしているのではないか?」と心配します。

そのため、必ず連絡するようにしてくださいね。

 

台風接近の場合、前日から当日の朝にかけて学校からメールなどで連絡が来ると思います。

休校になる場合はもちろん、「危険ですので、休ませても大丈夫です」「授業を繰り上げて下校する場合があります」など、休校にならなくても連絡が入ることがあります。

 

台風など、天候が心配な場合は、こまめに学校からの連絡をチェックしてくださいね。

 

大雪警報で学校が休みになる基準って!?休みにならない理由も解説大雪警報が発令されても休みにならない学校が多いようです。 それは大雪警報が暴風警報や特別警報などに比べて危険の及ぶ可能性が少ないと...

 

まとめ

大雨警報が出ても、基本的には学校は休みになりません。

また洪水警報が出ても、学校は休みになりません。

洪水警報は広範囲に渡り発令されるため、洪水とは無縁の地域も対象になるからです。

 

暴風警報や大雨特別警報、避難指示が出ているような場合は休校になります。

 

休校になる基準はこちら。

・洪水の危険区域に学校がある

・通学路に洪水の危険区域がある

・公共交通機関の運休

 

登校後に大雨警報が出た場合も、通常授業が行われます。

ただし、危険と判断した場合は授業を繰り上げて下校させる場合もあります。

学校からの連絡は、こまめにチェックしてくださいね。

 

また注意報が出ただけでは、学校は基本的には休みになりません。

だたし、6時間以上先に「警報に切り替わる可能性が高い」注意報が発令されると、休校になる可能性があります。

 

登校後に注意報が警報に替わると、授業を繰り上げて下校になる場合もあります。

集団下校や教員の引率、保護者の送迎など、学校からの指示連絡があります。

天候が心配な場合は、学校からの連絡をこまめにチェックし、迅速に対応してください。

 

大雨警報が出ている時に保護者判断で自主的に休ませるのもOKです。

学校に連絡する時は、「台風が心配なので休ませます」と伝えれば大丈夫です。

欠席以外にも、遅刻、早退も可能ですので、柔軟に対応してくださいね。

 

ただし、強風が吹いているから…と勝手に休校だと思い込んで、学校に連絡しないのは絶対NGです。

無断欠席すると、学校側も心配してしまいますので必ず連絡は入れるようにしましょう。

 

台風など天候が心配な時は、前日~当日朝にかけて学校からメール連絡が入る場合があります。

 

学校が独自に休校にすることもあるので、登校前にはしっかり情報をチェックしてくださいね。

保護者の判断でお休みさせたときでも自治体や学校によっては欠席扱いにならない場合もありますので、詳しくは自治体や学校に問い合わせてくださいね。