太刀魚の刺身はどれくらい日持ちするかは買ってきた時の鮮度にもよります。
スーパーで刺身として売られている太刀魚は締めてしっかり血抜きもされていて鮮度はいいのですが、小さく切られている分空気と手に触れている時間が長いです。
やはりパッケージに書いてある通りの消費期限通りに食べるのが無難でしょう。
この記事では
・太刀魚の刺身を日持ちさせる秘訣はあるのか
・皮がついたまま食べてもいいのか
・刺身での他のおいしい食べ方
などについてお伝えしていきますので、太刀魚を刺身で食べたいけど日持ちはどのくらいするものなのか、皮がついたままだけどそのまま食べていいのかを知りたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。
太刀魚の刺身を日持ちさせる秘訣は?おいしく保存するコツって?
太刀魚の刺身を日持ちさせる秘訣は、釣ってきた魚の場合は2日後くらいまでです。
もちろん下処理はしておかないと腐敗していくので必ずやりましょう。
神経締めをして動かないようにします。
よく頭を落としても体がピクピク動いているのは神経締めをしていないからです。
動くとエネルギーが消費されてうま味成分が減ってしまうのです。
それから血抜きをしてきれいに洗います。
内臓を落としてから冷蔵庫に入る範囲でカットし、食べる少し前に刺身にするといいですよ。
空気に触れたり人の手に触れるのを最小限にしておくのがポイントです。
下処理をしてから冷蔵保存して、食べる少し前に3枚おろし、直前に刺身に切り分けるのがいいかと思います。
これで分かるかもしれませんが、スーパーではサクで刺身が販売していることもありますね。
なるべく触られている回数が少ない魚ほど鮮度がいい状態です。
刺身に切ってあるものよりも、サクの状態の方がどちらかといえば新鮮です。
保存といえば冷凍ですが、刺身で食べるなら冷凍はおすすめしません。
解凍後にドリップという現象で水分やうま味成分が出てきやすくなります。
肉や魚を保存していると、赤い血のような水分が出ますよね、それがドリップです。
冷凍して食べられないわけではないですが、解凍後は食感も味も落ちます。
皮を炙ってもおいしくないといいます。
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太刀魚の刺身って皮も食べられる?おいすく食べるコツもご紹介
太刀魚の刺身は皮も食べられます。
ウロコが無い魚なのでそのままで皮もおいしくいただけますが、とくかく硬いです。
刺身に切り分けるにはコツがいります。
包丁を立てて皮と身を分けるように切りこみを入れてから、角度をつけて引き薄くスライスしていきます。
大き目に切り分けて食べたいなら、皮に細かく切れ目を入れていくと皮も食べやすくなります。
また、糸造りにしてなるべく小さくするのも硬い皮対策になります。
皮をガスバーナーで炙るのもおすすめです。
皮がふわっと柔らかくなり、炙りの香りと風味が絶品です。
いずれにせよ、皮に切れ目を入れて食べやすいようにしましょう。
刺身のおすすめレシピ
漬け丼
3枚おろしの切り身を適当な大きさに刻みます。
タッパーにしょうゆとみりんを1:1の割合で入れおろしショウガ少々を加えます。
そこに太刀魚を入れて混ぜ、冷蔵庫で一晩置いたら出来上がり。
ご飯の上にのせて卵の黄身とお好みの薬味をのせていただきます。
薬味は青ネギ、ごま、海苔、わさびなどがおすすめです。
酢締め
切り身に軽く塩をふりキッチンペーパーに包んで冷蔵庫で30分寝かします。
水分を拭き取り、皮に浅い切れ目を入れておきます。
穀物酢と米酢を1:1の割合で混ぜたものに太刀魚を20分ほどつけて、余分な酢を拭き取って出来上がり。

まとめ
太刀魚の刺身を日持ちさせる方法は空気や人の手に触れる機会を最小限にすることです。
スーパーで買った刺身は消費期限内に食べることをおすすめしますが、刺身用に小さく切ってあるものよりもサクで買った方が人の手に触れている回数が少ないので鮮度は比較的いいかもしれません。
釣った太刀魚なら釣ってすぐに神経締めをして血抜きをして持ち帰り、内臓をとってから切り分けて食べる直前に刺身にします。
刺身で食べるなら保存は釣ってきてから2日後くらいまでがいいですよ。
刺身調理は漬けや酢締めがおすすめです。
刺身で食べるなら冷凍はしない方がいいです。
解凍すると水分やうま味が流れてしまうので、冷凍するなら焼いたり揚げたり煮付けにすることをおすすめします。