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天気予報が外れても誰も責任を取らないのはなぜ!?その理由や当たらない理由も



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天気予報が外れても誰も責任を取らないのは、天気予報はあくまで「予報」であって100%当たるものではないという概念があるからです。

 

気象庁のスーパーコンピュータによる数値予報から最終的に気象予報士の判断で各局の天気予報をお茶の間に届けるのですが、気象予報士は各々の判断で「予想」したことを伝えています。

未来予想をしているようなものなので外れてもクレームにはなりにくいと言えます。

 

この記事では

・天気予報が外れても謝罪しないのはなぜか

・気象予報士の存在意義

・気象予報の現状

などについてお伝えしていきます。

 

天気予報が外れて予定に影響が出てイライラするし、天気予報を発表する側はなぜ謝罪をしないのか疑問に思っているような人はぜひ参考にしてみてくださいね。

  

天気予報が外れても謝罪なし!?予報士やTV局に責任はないの?

天気予報が外れても謝罪がないのは、天気予報は「あくまでも未来予想」なので謝罪の必要はない、と言う理由からです。

 

気象予報士は気象庁の予想資料を元に独自の判断で気象予想をします。

各局で活躍している予報士ですがそれぞれで微妙に違っていることが分かると思います。

意識してくらべると、よく当たる予報士、信用できない予報士が出てくるかもしれません。

 

目くじら立てて「予報が当たらない!責任とれ!」と言うくらいなら、信用できそうな天気予報の番組(予報士)やネット上の気象情報を探してみるといいですよ。

 

予報士さんの怠慢が明らかに分かるようであれば問題ですが、まずそんなことは考えられないでしょう。

天気情報サービスの会社や予報士さんは信用第一だと思うので、真剣に天気予想をしているでしょう。

 

以前は気象庁の予報以外で予報を発表するのは法律で禁じられていました。

規制緩和により気象予報士の有資格者が独自で予報を発表できるようになったのです。

 

最近、ある有名な気象予報士があまりにひどい外しをすると謝罪するというニュースがありました。

そこで重要なのはなぜ予想が外れたのかを説明することだと仰っています。

 

気象予報士がやることは、コンピュータの結果を元に独自に予報をし、分かりやすく伝えていくという2点が主な仕事だといいます。

 

伝え方ひとつで視聴者の捉え方が違ってくるようです。

「明日は雨です」と「明日は雨の予報です」ではだいぶ意味合いが変わってきますよね。

予報士さんの伝えるニュアンスを受けとめて、更に自分で外出を控えようなどの判断ができるようになるといいと思います。

 

結果的に雨降らなかったじゃん!となって怒っても仕方ありません。

現代の科学では100%の確率で天気予報が当たることはないのですから。

 

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天気予報が当たらない理由って?予測には限界がある?

天気予報が当たらない理由は、あくまで「予報」であって「決定」ではないからです。

現代の科学では100%の天気予想はできません。

 

ちなみに現在の降水有無の的中率は87%で、1950年頃は72%でした。

少しずつ予報精度が上がっています。

 

気象庁のスーパーコンピュータに過去のデータを入れて細かい数値計算をしてから予報士などの判断で天気予報を発表します。

 

1時間後、3時間後、5時間後など細かい予測をするのは、ボールを投げるとその軌道で何秒後にはここの地点にボールがあり、どこの地点にボールが落下するのかを予想するのと似ています。

 

まず計算する時に天気の現況を100%再現するのが難しいとされています。

 

アメダス、気象衛星ひまわりなどで観測しているといっても全ての地域を網羅しているわけではありません。

海上の観測地点はほどんどないです。

先の予報になればなるほど予報の精度は落ちていきます。

 

コンピュータの精度がますます上がり、観測機器の整備が進められていくはずなので、今後も着実に天気予報の精度が上がることでしょう。

 

日本人は世界各国に比べると、もともと自然と共生することを当たり前にして生活しているようです。

イタリアでは地震予測が出来なかった科学者たちを殺人の罪に問うことがありました。

結果的に無罪になりましたが、日本では考えにくいことですよね。

 

天気予報が外れたからといって騒ぎ立てるのはナンセンスです。

ネット上では気象庁の予報資料や世界の気象機関の資料が公開されているので、自分で判断することもできるのです。

テレビ局やネットの情報と合わせて判断すれば精度は上がるため、あくまでも「予想であり参考にするもの」という認識でいましょうね。

 

天気予報が外れる確率ってどれくらい!?季節によって確立に変動はある?天気予報が外れる確率は前日に出される予報で15%前後です。 なので当たる確率は85%前後ということで高確率で当たっていることになり...

 

まとめ

天気予報が外れても謝罪をしないのは、現在の科学では100%予想するのが難しいからです。

気象庁のスーパーコンピュータに過去の細かいデータを入れて分析し、結果を人間の判断で天気予報として発表しています。

 

気象予報士はコンピュータの予報を元に独自の判断で予想をし、発表するという役割を担っています。

伝え方ひとつで信用度も変わることでしょう。

 

ある有名気象予報士は、謝罪する必要はないという考えでいたようですが、歳をとごとに素直になっていき、あまりに外れるようであれば謝罪をするようになったとのことです。

 

アメダスや気象衛星は全地域を網羅しているわけではないですが、観測機器の整備とコンピュータの精度は上がる一方なので、予報精度は上がるといって間違いないでしょう。