暮らし

鶏胸肉に片栗粉をまぶすのはなぜ?おいしいだけじゃない理由があった!



※本サイトのコンテンツには広告を含む場合があります



鶏胸肉に片栗粉をまぶして焼くと、パサパサな肉が柔らかくしっとりとした食感になります。

片栗粉は肉の水分や脂肪分(肉汁)が流れ出るのを防いでくれるので、柔らかい食感を保つことができしっとりジューシーに仕上がるのです。

 

この記事では

・鶏胸肉に片栗粉をまぶすとなぜ柔らかくなるのか

・鶏胸肉のおすすめの調味方法

・片栗粉の代用になるものは

などについてお伝えしていきますので、なぜ鶏胸肉を使うレシピでは片栗粉をまぶす工程が多いのか、なぜ柔らかく美味しくなるのか?片栗粉がない場合の代用品はあるのかを知りたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。

  

鶏胸肉に片栗粉をまぶすとなぜ柔らかくなる?おいしくする下準備の理由

鶏胸肉に片栗粉をまぶして焼くと、片栗粉の衣が肉の中の脂肪分と水分を閉じ込めるので胸肉がもっている本来の柔らかさを保ったまま調理ができるのです。

 

片栗粉などをまぶさずにそのまま焼くと、65℃くらいからたんぱく質が縮み水分や脂肪分(肉汁)が外に流れ出てしまいます。

これによってパサパサな食感になってしまうという訳です。

 

水分や肉汁が失われるほどパサパサになってしまうので、片栗粉は水分や肉汁の流出を防ぐガードになっているのです。

片栗粉は鶏胸肉を柔らかくする、というよりは固くなるのを防ぐという役割なんですね。

 

また、先に酒をまぶして片栗粉をつけると、水分が浸透して一層ジューシーな仕上がりになります。

片栗粉だけでも十分ですが、好みで酒をまぶすのもおすすめです。

 

先に調味するなら片栗粉の前に塩や醤油で味付けしましょう。

片栗粉がダマになるのを防ぐことができます。

鶏のから揚げはもも肉だけじゃなく胸肉でも美味しくできます。

もも肉よりはジューシーさはないものの、安くヘルシーなから揚げが楽しめますよ。

 

ボウルかビニール袋に調味料と胸肉を入れて手でキュッキュッと揉みこみ、片栗粉を入れてさらに揉みこみます。

片栗粉の量は多いと肉本来のうま味を味わいにくくなるので、胸肉1枚に対し大さじ1くらいを目安にしてくださいね。

 

スポンサーリンク


 

鶏肉をコーティング!片栗粉と同じ効果で代わりになるものはある?

鶏胸肉のコーティングで片栗粉の代わりに使えるものは、小麦粉、米粉、コーンスターチなどです。

 

うっかりして片栗粉を切らしてしまったなんてことはよくあるでしょう。

小麦粉のパックの方が量が沢山入っているのできっとキッチンの片隅にあると思います。

小麦粉でしっかり代用できるので安心してくださいね。

 

片栗粉はじゃがいものデンプン、小麦粉は小麦のデンプンを含んでおり成分の大きな違いはありません。

片栗粉はカリッサクッ、小麦粉はガリッザクッという感じで仕上がりの食感が違うので、好みに応じて使い分けることができます。

 

片栗粉をまぶして焼いたあと野菜を投入してから仕上げにタレを投入すると食材とよく絡み、とろみが出てきます。

和食や中華でごはんのお供になる美味しいおかずが出来上がります。

 

逆に小麦粉をまぶした場合はタレをかけてもしっとりしないです。

洋食のおかずに向いていて、ムニエルやピカタなどこんがりと美味しそうな焼き色を出してくれます。

 

また、胸肉を切った後にマヨネーズを揉みこみ冷蔵庫で1時間くらい置いておき、肉の周りを軽くぬぐって片栗粉をまぶすと一層ジューシーになります。

マヨネーズに入っている酢の成分が保水効果を高め、油分が表面をコーティングするので水分の流出を防ぐことができます。

 

まとめ

鶏胸肉に片栗粉をまぶして焼くとなぜ柔らかくおいしくなるのかは、片栗粉で肉表面をガードすることにより、肉の水分や脂肪分(肉汁)が流れ出るのを防ぐからです。

しっとりした肉と表面のとろみが一層胸肉をおいしくしてくれます。

 

下味をつけるなら片栗粉をまぶす前に調味料をもみこむことで、ダマになるのを防ぐことができます。

片栗粉は多すぎると衣が強調されて肉本来のうま味を味わいにくくなります。

余計な粉ははたいて焼くとちょうどいいですよ。

 

また、片栗粉を切らしている場合は小麦粉で代用するのがおすすめです。

水分や肉汁の流出をガードする役目をするのは同じなのです。

違いは食感で、片栗粉よりもしっかり衣がつき焼き色もこんがり、ザクッとした食べ応えになります。

好みで粉を替えてみるのもいいですよ。