年賀状は新年の祝いや、「今年もよろしくお願いします」という気持ちを伝える挨拶状です。
そのため、必ず年賀状を出さないといけないという決まりはありません。
年賀状は毎年送付数が減っており、2003年をピークに右肩下がりです。
それだけ、「年賀状をやめたい」と思っている人が増えてきている、ということでもあります。
ただでさえ慌ただしい年末年始に、年賀状を準備する時間がない上に、今はメールやLINEといった手軽なツールが揃っています。
義務感に駆られて送っている年賀状であれば、なおさらその手間や時間が惜しいと思うのは当然ですよね。
ここでは、
・年賀状の上手なやめ方のコツ
・やめる意思を伝えるメッセージの例文
・年賀状を出していないのに来る人へはどうすれば良いか?
・やめる意思を伝えたのにずっと届き続けるときの対処法
などをお伝えしますので、今年こそ年賀状を辞めたいけど、相手に悪く思われないか不安に思っている方は、是非参考にしてみて下さいね。
年賀状が来ても出さないってダメ?年賀状の上手なやめ方のコツ

年賀状は新年の挨拶状ですから、相手から来たからと言って、必ず返さなくてはならない決まりはありません。
とはいえ、あなたから毎年送られてきた年賀状が突然届かなくなれば、相手を心配させてしまうかもしれませんし、無駄な気遣いをさせてしまうことも考えられますよね。
そのため、「今年から年賀状を送らない」と決めたら、事前準備をしておく必要があります。
年賀状を上手にやめるにはいくつかのコツを抑えておく必要があります。
年賀状を上手にやめるコツ
年賀状をやめようと思った時に抑えておくべきコツは、
1.年賀状をやめる意思を、事前に相手に伝えておく
2.「あなたにだけ」年賀状を送らない、という間違ったメッセージにならないように気を付ける
3.今後の関係は続けていきたいことをしっかり伝える
この3つです。
年賀状を送らないと決めたら、最低でも11月中にはそれを相手に伝えるようにしましょう。
相手も年賀状を準備するため、その手間が無駄にならないよう、早めに伝えておくことが大切です。
直接話したり、メールやLINEでメッセージを送ったりできない人へは、今年の年賀状に一筆書き添えると良いでしょう。
いずれの場合でも重要なのは、年賀状をやめる対象は「全員」であると伝えることです。
言葉足らずでこれを伝えそびれると、相手を悲しませたり、場合によっては「非常識だ」と角が立ったりすることもありますので注意しましょう。
最後に、これまでの感謝の言葉や今後の関係についても伝えるようにしましょう。
この3つのコツを抑えておけば、角が立たずに上手にやめることができますよ。
そうは言っても、仲の良い相手であれば簡単ですが、年賀状のみのやり取りになってしまっている方へは、中々気持ちを伝えるのは難しいかもしれません。
そんなときは下記の例文を参考にしてみてください。
年賀状をやめる場合の例文
さて、年末年始の多忙につき、どなた様へも、今年で新年の挨拶状をご遠慮させて頂こうと考えております。
誠に勝手ではございますが、今後とも変わらぬお付き合いの程、よろしくお願いいたします。
○○様のご健康とご繁栄をお祈り申し上げます。
これをあなたなりの言葉にアレンジして使ってみてくださいね。
年賀状を出さないのに来るときどうする!?やめても届く場合の対処法って?

そもそも年賀状を出していないのに来るときは、寒中見舞いなどで年賀状を送っていないことを一度は伝えましょう。
相手はあなたの意思を知らないために送ってくれているかもしれません。
ここでも既にご紹介したコツを抑えて伝えましょうね。
年賀状を送らない意思を伝えたにも関わらず、毎年送ってこられる方がいる場合は、ご相手からの広報誌だと思ってスルーしましょう。
年賀状を送る側にも様々な「送る理由」があります。
こちらの考えをきちんと伝えているのであれば、気にせずに受け取っておくだけで良いと思います。

まとめ
年賀状はあくまでも挨拶状であり、必ず送らなくてはいけない決まりはありません。
しかし、子供のころから年賀状を送ることが当たり前だった世代にとっては、「自分だけ送らなくていいのかな」と不安に思う気持ちもありますよね。
できるだけ相手を心配させたり、不快な気持ちにさせたりしないように、上手に年賀状をやめる意思を伝えてみてください。
そして、それでも届き続ける年賀状は、相手の気持ちとしてありがたく受け取るだけにしておきましょう。