忌引きにより学校を欠席する必要があるとき、どのように伝えるべきか迷うこともあるでしょう。
そのような場合の電話での伝え方、メールや連絡帳への記入方法をここで説明しましょう。
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忌引きで学校を休む際の正しい連絡方法
家族に不幸があった場合、三親等以内の親族であれば、忌引きとして正当な理由で学校を休むことが認められます。
連絡の方法は学校によって異なるため、各校の規定に従う必要があります。
小学校の多くでは、連絡帳に欠席の旨を記入し提出することが一般的ですが、メールやLINEでの連絡を受け付けている学校もあります。
中学校や高校では、電話での連絡が主流です。
忌引き期間は亡くなった親族の続柄によって異なるため、正確な情報を伝えることで教師の負担を軽減しましょう。
忌引きの際に学校へ伝えるべき内容
忌引きの連絡を学校にする際には、以下の情報を伝えます。
- 亡くなった人の続柄
- 休む期間
- 葬儀等で訪れる場所
忌引きが認められるのは、通常、三親等以内の親族です。
これには以下の方々が含まれます。
配偶者・父母・子供・兄弟姉妹・祖父母・おじおば・孫・甥・姪・ひ孫・曾祖父母
配偶者の父母・配偶者の祖父母・配偶者の兄弟姉妹
学校によっては、曾祖父母を忌引きの対象に含めないこともあるため、亡くなった人の続柄は正確に伝えることが大切です。
また、亡くなった人の続柄によって忌引きの日数が異なるため、休む期間も明確に伝えます。
一般的な忌引きの日数は以下の通りです。
- 父母:7日
- 祖父母・兄弟姉妹:3日
- 曾祖父母・おじおば:1日
学校によっては、遠方への移動に必要な日数も忌引き期間に含めることがあります。
そのため、遠方で葬儀が行われる場合は、行き先と移動にかかる日数も伝えると良いでしょう。
これにより、忌引き期間が延び、無断欠席にならずに済む可能性があります。
例えば、移動や葬儀で3日休む場合でも、曾祖父母の忌引き日数が1日である場合、残り2日は欠席扱いとなります。
このような場合は、学校に相談し、適切な処置を取ることが重要です。
忌引きで学校を休む際の電話連絡の仕方
学校への電話連絡に際して、どのように伝えると良いか、具体的な例文をお伝えします。
おはようございます。
〇年〇組の〇〇(生徒の名前)の保護者です。
いつもお世話になっております。
欠席のご連絡をさせてただきました。
〇日に子供の祖父が亡くなり、〇日まで学校をお休みいたします。
朝の時間帯は担任の先生が不在の場合もありますので、別の教師や事務の方に情報を伝えることもあるかもしれません。
その際、忌引きの詳細について聞かれないこともあり得ます。
特殊な理由による欠席である場合、通常は放課後に担任の先生から連絡があることが多いです。
そのため、その連絡を受けた際に、忌引きでの欠席が適切に理解されているかを再確認すると良いでしょう。
メールや連絡帳で忌引きの欠席を伝える文章の例
忌引きによる欠席をメールや連絡帳で通知する際の文章表現をいくつかご紹介します。
1日のみ欠席する場合の文章例
〇月〇日
いつもお世話になっております。
子供の祖母が逝去し、葬儀に参列するため欠席いたします。
複数日欠席する場合の文章例
いつもお世話になっております。
子供の祖父が他界しましたので、〇日から〇日まで欠席させていただきます。
遠方への移動が必要な場合の文章例
いつもお世話になっております。
子供の祖母が亡くなり、〇〇県での葬儀に参列するため、〇日まで欠席させていただきます。
よろしくお願いいたします。
いつもお世話になっております。
子供の曾祖父が他界したため、▲▲県まで葬儀参列のために出向くこととなりました。
その移動には往復で2日を要しますので、〇日までの欠席をお願いいたします。
忌引き扱いになる日数についてご検討いただけますと幸いです。
ご面倒をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
連絡先:
母親携帯 090-0000-▲▲▲▲
連絡帳に記載する際には学年や組、名前の記入は不要ですが、メールで情報を送る際には、学年・組・名前を忘れずに明記してください。
まとめ
学校への忌引きによる欠席の連絡をする際は、亡くなった方がどの親族であるか、どの期間休むのか、そして遠方へ行く場合はその場所と移動にかかる日数を明確に伝えることが重要です。
また、親族の続柄による忌引きの日数の一般的な基準や、メールや電話での丁寧な連絡方法の例文もご紹介しました。
この情報が、学校と円滑にコミュニケーションを取る手助けになれば嬉しく思います。