布団乾燥機を使った布団の湿気は乾燥機の外に出て空気中に放たれ、カーテンや家具などを加湿させます。
室内の湿度と温度が上がるので、エアコンのドライ機能や換気を行って湿度を下げる方が身体にいいと言えます。
この記事では
・布団乾燥機を使った布団の湿気はどこへいくのか
・布団乾燥機のしくみとお手入れ
・布団乾燥機の効果的な使い方とおすすめの機種
などについてお伝えしていきますので、布団乾燥機で吸い取った湿気はどこへいくのか、乾燥機にカビは生えないのかと心配している人はぜひ参考にしてみてくださいね。
布団乾燥機を使った寝具の湿気はどこへいく!?乾燥機のしくみとは
布団乾燥機を使った寝具の湿気は乾燥機の中に入り込むのではなく、空気中に逃げます。
そのため室内の湿度と温度が上がってしまいます。
せっかく乾燥させた布団なのに室内の湿気でまた湿っぽくなるのは避けたいですよね。
ですので乾燥機をかけている間は室内の除湿もしておくのがベストです。
エアコンのドライ機能や除湿機、外の湿度が低そうな日には窓を開けて換気扇をつけて空気の流れをよくしてください。
湿度は40%~50%が適切なので、湿度計を設置して環境に合った除湿の方法を選択してみるのがいいですよ。
乾燥機はファンによって室内の空気を取り込んで温風として布団に送り込みます。
そのため、空気中のホコリやダニを除去するフィルターがついています。
使うたびにフィルターはホコリで汚れていくので定期的なお手入れが必要になります。
放っておくと目詰まりして本来の機能が低下し、故障の原因にもなりかねません。
月に1回はフィルターを外して掃除機でホコリを吸い取ってください。
汚れがひどい場合には水洗いして陰干しをおすすめします。
布団乾燥機は大きく分けてマットありか無しの2種類のタイプがあります。
以前はマットありが主流でしたが、現在ではマット無しのタイプに移行しています。
マットありのデメリットは、マットを広げて敷いたり畳んでしまうといった手間がかかることです。
その代わり布団の隅々まで温風が行き渡りダニ対策には向いています。
最近はマット無しのタイプでも布団の隅みまでしっかり温めてくれるものが増えてきています。
ホースが長めのものや、ホースが2本になっているもの、ノズルが多方向に向いていて温風をしっかり行き渡らせる工夫がされているのでマットなしでも十分乾燥機能・あたため機能を体感できますよ。
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布団乾燥機を上手に使って湿気対策!効果的な使い方は?
布団乾燥機を効果的に使うには、布団を乾燥するだけでなく他のものの湿気対策にもなるこということを知っておくといいですよ。
メーカーによってそれぞれの特徴は違いますが、靴や洗濯物を乾かす機能が付いているものが多いです。
また、寒い日には温風で布団を温めたり、乾燥中に消臭までしてくれるものがあります。
小空間の空気清浄や消臭も可能なタイプがあります。
そして梅雨や花粉の時期などは天日干しをしたくないですよね。
布団乾燥機なら重い布団を持ち上げずに湿気取り、ダニ退治、消臭もできる物もあるので便利です。
ダニは50℃以上の環境で死滅するので、実は天日干しだけではダニの退治はできません。
干すだけだとダニは温度の低い方へ逃げていくので布団の奥や反対側に潜んでいます。
布団乾燥機なら高温でダニを死滅させることができますが、死骸やフンが残ったままで実はこれらがアレルゲンとなるので掃除機で吸い取ることが必要です。
おすすめの布団乾燥機3選
それでは1万円代で手に入る、おすすめの布団乾燥機をご紹介しますね。
どれもマットなしのタイプですが、温風が隅々まで行き渡りしっかりダニ対策もしてくれる優れモノです。
寒い季節や湿気が気になる季節に大活躍間違いなしですよ。
◆シャープ ふとん乾燥機
天日干しより温風とプラズマクラスターという、シャープ独自の消臭機能がついています。
ダニ対策や消臭に強いですし、靴や部屋干し衣類の乾燥もできます。
◆日立 ふとん乾燥機 アッとドライ
ロングホース、敷布団両面乾燥など乾燥の機能が充実。
別売りのデオドラント剤をつけることで香りの消臭ができます。
◆パナソニック ふとん暖め乾燥機 FD-F06X2-N
ノズルとホースが一体形状でそのままで簡単に使えます。
温風とパナソニック独自のナノイーで枕の強力脱臭ができます。
まとめ
布団乾燥機を使った布団の湿気は空気中に逃げます。
乾燥機が稼働中は室内の湿気と温度が上がるため、同時に除湿をすることで効果的に布団乾燥ができるようになります。
エアコンのドライ機能の利用や、換気扇を回して窓を開けて空気の流れをよくすることで室内の湿度を下げることができます。
フィルターにはホコリが溜まるので定期的に掃除機で吸い取りましょう。
そのままにしておくと機能がうまく働かず、故障の原因にもなるので必ずお手入れしましょう。
布団乾燥機にはマットありと無しのタイプがあり、無しの方が主流になりつつあります。
セッティングが簡単で、温風が隅々まで届く工夫がされています。
靴や衣類の乾燥ができたり、消臭やデオドラント効果などもある物も。
メーカーによって特徴があります。