2015年に食の世界で話題沸騰となった「おにぎらず」をご存知ですか?この手軽に作れる新スタイルのおにぎり、実際に試してみたことはありますか?
その手軽さと清潔さが魅力の「おにぎらず」ですが、今回は特に人気のある具材をランキングでお届けいたします。
そして、その作成方法には小さなコツがあるんです。これを読めば、経験者も未経験者も、さっそく作ってみたくなるはずですよ。
Contents
「おにぎらず」ってどんなもの?

おにぎらずは、まさにその名が示す通り、握らずに作るおにぎりです。
簡単に作れる手順はこちら!
- 広げた海苔の中心部にごはんを敷き詰めます。
- 好みのトッピングをご飯の上に乗せます。
- 再びご飯を上に重ねます。
- 海苔を中心に向かって折りたたみます。
ほら、あっという間にできあがり!
これならおにぎりが上手に握れなくても大丈夫ですし、手を汚さずに済むので、とっても清潔です。
おにぎらずは実は、人気グルメマンガ「クッキングパパ」に登場していたことから始まりました。
その後、2014年にレシピサイト「クックパッド」で話題をさらい、大流行へとつながったんですよ。
「クッキングパパ」のレシピだと聞けば、何となく家庭的で温かみを感じますよね。
のりの老舗メーカーも、おにぎらずブームに乗って売上を伸ばすことに成功しました。
さらに「おにぎらず」という言葉が2015年のユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされたことで、メディアへの露出も増え、注目度が一層上がりました。
その簡単さと食べやすさからじわじわと人気を博し、今では有名レシピサイトでも検索ランキングに名を連ねるほどです。
おにぎらずにピッタリ!厳選した具材ベスト10発表!

おにぎらずを自宅で試してみたいと思いませんか?
そこで、一番の悩みどころである「どんな具材を使えばいいのか」について、おすすめの具材をランキングスタイルでお届けします。
定期的におにぎらずを楽しんでいるけれど、いつも同じ具材で飽きてしまっているあなたも、新しいアイデアを得るチャンスです。ぜひこのランキングを参考にして、バラエティ豊かなおにぎらずを楽しんでくださいね。
1位:ツナマヨネーズ
人気のコンビニおにぎりにも登場するツナマヨネーズが、堂々たるトップに輝いています!
ツナとマヨネーズの組み合わせは、年齢を問わず多くの人に愛されていますが、この組み合わせをおにぎらずで楽しむのも絶品です。
ツナマヨネーズにキュウリを加えたり、レタスを添えることで、さっぱりとした口当たりを楽しみつつ、一層の美味しさを引き出せます。
2位:焼肉
焼肉の魅力に再び注目!
焼肉のおにぎらず、それはまさに多くの人々の心をつかむ絶品です。豚でも牛でも、あなたの好みで選べるのが嬉しいポイント。
私の一押しは、香ばしい牛肉と甘い玉ねぎを一緒に炒め、特製の焼肉たれで風味を加えたものです。
これぞ、手軽にできて食べ応えのあるおにぎらずの極み!
焼肉の魅力は男女問わず高い支持を得ており、特に男性にはもってこいの一品です。
ピクニックデートに持参すれば、彼の笑顔も間違いなし。また、成長期の子供たちにも栄養満点で喜ばれることでしょう。さっぱりしたい時には、新鮮なレタスを添えるのがオススメです。
3位:鮭
定番の鮭がランクイン
日本の食卓には欠かせないおにぎりの代表格である鮭が、おにぎらずの世界でもその地位を確立しています。
リーズナブルで誰もが好む塩加減の鮭で、おにぎらずデビューを飾ってみてはいかがでしょうか。
シンプルに鮭単体でも十分美味しいですが、おにぎらずならではの醍醐味として、多様な具材を加える楽しみがあります。
鮭と昆布の組み合わせや、鮭とチーズのハーモニーを試してみると、普段の食事が一層特別なものに変わります。いつもの食卓が、さらに色鮮やかな味わいで彩られるはずです。
4位:かつお節
万能の味方、かつお節がランクイン!
急なランチ準備で何を使っていいか困った時、かつお節はまさに救世主です。
家に常備のかつお節と少量の醤油さえあれば、素早く風味豊かなおにぎらずが作れます。
そんな即席で味わい深いかつお節は、米との組み合わせも申し分なく、堂々の第4位に輝きます。
5位:厚焼き卵
お弁当の主役、厚焼き卵も見逃せません
おにぎりの仲間入りを果たした甘くてふんわりとした厚焼き卵は、そのままでも、またおにぎらずの具材としてもその美味しさは変わりません。おにぎらずの新たな可能性を開くこの厚焼き卵は、他のどの具材とも相性が良く、その結果、豊かなボリュームと味わいを加えてくれます。最上位の具材とも相性抜群で、さらに美味しく、さらに満足感のあるおにぎらずを楽しむために、様々な組み合わせを試してみてください。
6位:ごぼうのきんぴら
ごぼうの食感が楽しいきんぴら、お弁当にもぴったり。
独特の歯ごたえと甘辛い調味がご飯のお供に最適なきんぴらごぼうは、おにぎらずの中でも一際輝く具材です。
ランチタイムに彩りと味わいを加えてくれるこの具材は、彩り鮮やかでおすすめです。老若男女問わず、その味わいは多くのファンを持っています。
7位:スパム
アメリカ発、スパムを使った斬新なおにぎらず。
ユニークな食感と濃厚な味わいのスパムを用いることで、おにぎらずに新風を吹き込むことができます。アメリカではポピュラーなこのランチョンミートは、特に在米日本人や日系人にはスパムむすびとして定評があります。
スパムを活用したおにぎらずは、まさにアメリカンスタイルの味わいが楽しめ、日本のお子様たちにもきっと愛される味です。
スパムはフライパンで焼いて香ばしさを引き出してからおにぎらずに挟みましょう。レタスやたまごを加えれば、栄養バランスも考えられた立派なランチが完成します。
8位:鶏唐揚げ
誰もが認める美味しさの鶏唐揚げが選ばれました!
おにぎらずのメリットは何といっても、がっつりサイズの唐揚げでもしっかり収められる点。唐揚げにはしっかりとした味付けをして、他に味を足さなくてもそのままで完璧。手軽さも魅力です。
9位:高菜
コンビニでも愛され続ける高菜が、おにぎらずでも大活躍。
ずっしりとした具材だけでなく、高菜のさっぱりとした風味があるとメニューにバリエーションが出ますね。
高菜だけでも素晴らしいですが、鮭や昆布を加えても相性は抜群です。断面の美しい色彩も高菜の魅力の一つ。
10位:ハンバーグ
子供たちが大好きなハンバーグをおにぎらずで楽しむのはいかがでしょうか。
大きめのハンバーグもおにぎらずならばしっかりと包み込めるので安心です。チーズやレタスを足せば、見た目も鮮やかで、味の豊かさも増します。
親子のピクニックに最適なメニューですね。
おにぎらずで選ぶべき具材…傷みにくいおすすめ9種!
おにぎらずはバリエーション豊富で、断面の美しさも魅力的なポイントです。
ただし、中には時間が経つと痛みやすい食材もあるため、選択には慎重に。以下のアドバイスを参考に、耐久性に優れた具材をピックアップしてみてください。
耐久性が高い具材
- 徹底して火を通した食材
- フライなどの揚げ物類
- 塩気や味付けが強いもの(例:スパム、ベーコン)
- 梅干しなどの酸っぱい食材
劣化しやすい具材
- 新鮮な生野菜や水気を含む素材
- 半熟の卵類
- マヨネーズを多用した脂質の多い食材
定番のコンビネーション:スパム&卵
スパムと卵の組み合わせは間違いない美味しさです!スパムをパンで軽く炒め、カリッとさせると、細菌のリスクも減少します。(このテクニックはベーコンやハムにも応用可能です)
卵に関しては、しっかり焼き上げた玉子焼きや、完全に火を通した硬茹で卵が望ましいですね。これらは持ち運びにも適していて、時間が経っても鮮度を保ちやすいです。
韓国風キンパ風味
牛肉を焼肉のタレで軽く炒め、茹でたニンジンやホウレンソウのナムル、薄焼き卵やたくあんを加えると、色鮮やかなおにぎらずが完成します。これは子供から大人まで喜ばれる味わいです。
海苔の表面にゴマ油をちょっと塗るだけで、その風味が食欲を刺激します。
みんなのお気に入り!照り焼きチキンと玉子
照り焼きチキンに目玉焼きを合わせたクラシックなペアは、いつでも人気の高い選択です。
朝忙しい時は、照り焼きチキン味の缶詰を使って手早く仕上げることができ、缶詰の無菌状態は心強い味方です。
お弁当を作る時には、目玉焼きは両面をしっかりと焼いて、火を通すことが大切です。
ご飯の最高の友、きんぴら
きんぴらの独特の風味は、米飯との組み合わせに最適です。野菜がメインのおにぎらずには、予め熱を通した食材を使うと、新鮮さを保つのに役立ちます。
味が落ち着いてしまう冷めた状態を考慮し、いつもよりも味を濃くしてみるのも一案です。
にんじんとごぼうのきんぴらは家庭の定番料理であり、調理の際にはフライパンで余分な水分をしっかりと飛ばすことが重要です。
残った水分は細菌の増殖を促し、お米の一粒一粒が分離しやすくなり、食べづらくなってしまいます。
チキンカツで食べ応えアップ
冷凍のチキンカツを使えば、手軽においしい食事が可能です。暑い季節には、チキンカツの上に大葉や梅肉を添えることで、さっぱりとした味わいになります。
小さめのトンカツもいいですね。大葉や梅干しは抗菌作用があるので、食材が鮮度を保ちやすくなります。
多様性を誇るそぼろのアレンジ
甘辛く味付けした鶏のそぼろや、さまざまな調味料を使った合い挽きミンチは、ロコモコ風やタコス風など、様々なフレーバーへと変化します。
豚ミンチを焼肉のタレやコチュジャンで炒めると、ビビンバ風の味わいを楽しむこともでき、幅広いアレンジが可能です。
鮭と焼き卵の組み合わせ
ご飯のお供に最適な塩鮭は、その塩気がご飯と相性抜群で、なおかつ保存性に優れた食材です。
塩昆布やご飯の薬味として人気のふりかけと一緒にすると、色どりも良くて食欲をそそるおにぎらずになります!
見た目にも楽しいオムライス仕立て
自宅で簡単に作れるオムライスを、おにぎらずで再現してみましょう。ケチャップで味付けしたご飯にふわふわの厚焼き卵と、ソーセージやベーコンを加えたものです。
この赤と黄色の鮮やかな断面は目にも楽しく、オムライスを手軽に片手で味わえるのは素晴らしいですね。
定番の味わい、冷凍唐揚げ
冷凍唐揚げは手軽で便利、おにぎらずにすると食べ応えも十分です。
少量のからしマヨネーズを塗り込むことで、風味に変化を加えることができます。
さらにからしは殺菌作用もあるので、美味しさだけでなく保存性を高める一因となります。
おにぎらずの巧みな作り方

「おにぎらず」は手軽さが魅力ですが、いくつかの巧妙なコツを覚えることで、より簡単に、そして見た目にも美しい仕上がりを実現できます。
ごはんは惜しみなく
おにぎらず作りにおいて、ごはんは思い切りたっぷりと使用することが肝心です。ごはんが少なめだと成形が困難で崩れやすくなってしまいますので、1杯分を基準にしましょう。
まずは、海苔の中央にごはんを敷き詰め、その上にチョイスした具を配置します。続いて、残りのごはんを使って具を覆うようにしてサンドします。
海苔には予め細工を
使用する海苔は大判サイズですが、食べる際に海苔が口の中でうまく切れないことがしばしばあります。
そんな状況を避けるためにも、事前にフォーク等で海苔に小さな穴を開けておくと食べやすくなります。
特に子どもたちが食べる場合には、この一工夫が推奨されます。
包装の下敷きはラップで
おにぎらずを包む際には、下にラップを敷くというのが賢い方法です。
これにより直接海苔に触れずに済むため衛生的かつ、同時にラップの上で形を整えることができ、とても便利です。
また、お皿やカッティングボードが汚れる心配もありません。
切る際もラップを活用
おにぎらずの特徴として、その切り口の美しさも大切なポイントです。綺麗に切り分けるためには技術が要求されます。
ラップで包んだおにぎらずは、包丁を濡らしてから、ラップの上から切るのがベストです。
切る際は、押しつぶさないよう注意しつつ、引き刃を使ってサクッと切るのがコツです。
さらに、断面が美しく見える方向に切るよう意識しましょう。
傷みにくいおにぎらずを作るためのポイント

ここでは、おにぎらずを長持ちさせる作り方のポイントについてお伝えします。
お弁当に最適な長持ちするおにぎらずのコツについて見ていきましょう。
素手で触れずに仕上げる
海苔やご飯、さらには具材に直接手を触れないよう心がけてください。
調理用のビニール手袋を利用して直接材料を触らないように気を付けましょう。
細菌の増殖を避けるためにも、海苔で包む作業に際しては、必ずラップを利用します。
ご飯には酢を加味
ご飯は水分を含んでいるため細菌が繁殖しやすい媒体です。
お酢はその殺菌力と防腐効果で知られており、特に暑い季節のお弁当作りには、ご飯にお酢を混ぜ入れることを推奨します。
炊き立てのご飯にお酢を加えても、量が少なければ香りは残りませんし、防腐効果はそのままです。
具材とご飯は冷ましてから
熱を持ったご飯や具材をすぐに包むと、内部で蒸れてしまい、細菌が増えやすくなります。
その結果、お弁当が腐敗しやすい状況を作ってしまいます。
ご飯も具も、しっかりと冷ましたことを確認してから作り始めることが大切です。
おにぎらずをお弁当でもっていくときの鮮度維持のコツ
おにぎらずは、中の食材を選ぶことに注意すれば、日常のランチボックスとしても十分活用できます。
ランチタイムまでの数時間、食品の衛生を保つことは重要なポイントです。
耐久性に優れた食材を使ったおにぎらずであっても、温度が25℃以上の暑い環境下での長時間の持ち運びは、食材の劣化を招く可能性があります。
おにぎらずはもちろん、ランチボックスを持ち歩く際には、冷却バッグや保冷剤を駆使するなど、適切な対策が求められます。
さらに、食品専用のアルコールスプレーは、ランチボックスに吹きかけるだけで細菌の増殖を阻止し、食品の鮮度を長持ちさせる便利なツールです。
肉や魚など、どんな食品にも直接適用可能で、この小さな努力が鮮度維持に大きな差をもたらします。
バーゲンで購入した大量の野菜や肉を数日で消費しきれないときも、このスプレーを活用すれば、食材の鮮度を保ちつつ、心配なく保存が可能です。
まとめ
おにぎらずの魅力は、多種多様な具材をふんだんに使える点にあります。
意外性のある組み合わせも、「おにぎらず」ならではの楽しみ方で、一度挑戦してみる価値があります。
私自身の試みでは、様々な食材が美味しく合うことを発見しました。
ただし、液体を多く含む食材は、おにぎらずがべちゃっとならないよう注意が必要です。
そして、具だけではなく、米にも変化をつけることが可能です。
ケチャップを混ぜたり、お赤飯風にしたり、さまざまなふりかけを加えたりして、味わいをアレンジするのも一興です。
多彩な食材を駆使して、自分だけのオリジナル「おにぎらず」を作成してみてはいかがでしょうか。