元旦はハレの日とされています。
その為、特別な一日であるハレの日に、日常的な掃除をすることはNGとされる場合が多いです。
また、元旦には福の神がくると言われている為、福の神というお客様がいるときは、掃除をせずに、もてなしのお節料理などでお祝いするのが良いとされています。
また、掃除をすることで、運気を「掃きだしてしまう」といったジンクスも存在することから、元旦の掃除はNGとされているようですよ。
この記事では、
・元旦に掃除をしてはいけない理由
・元旦に窓を開けるのもNGか
・元旦にしてはいけないこと
などをご紹介していきたいと思います。
元旦に掃除をしてはいけない理由について知りたい方や、元旦にしてはいけないことを知りたい方は、是非参考にしてみてくださいね。
元旦に掃除してはいけないのはなぜ?その理由や由来とは…

元旦に掃除してはいけない理由として、日本での冠婚葬祭の考え方や、ジンクスなどが理由とされています。理由は大きく分けて3つです。
- 「ハレの日」の考え方
- 福の神の存在
- ジンクス
順番に説明していきますね。
「ハレの日」に対しての考え方
1つ目は、日本古来の「ハレの日」に対しての考え方が、影響しています。
日本では元旦を「ハレの日」に分類しますよね。
「ハレの日」という言葉は、一般的に、日常ではなく「非日常」の日に使用される場合が多いです。
「特別な時間と空間を過ごす日=元旦」というわけですね。
掃除は基本的に毎日するものですから、特別な日というよりは日常として考えられる方が多いです。
そのため、元旦には掃除をしてはいけないと言われているようです。
福の神の存在
二つ目は、福の神の存在です。
元旦には、福が訪れると言われているのを聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?
福の神は、その名の通り家に福を届けてくれる神様です。
そんな福の神には、なるべく家でゆったり楽しんでもらいたいですよね。
普通のお客さんが来た時をイメージしてもらうと、想像がしやすいように、基本的にお客さんが家にいる時には、目の前で掃除をしたりしませんよね。
そのため、福の神に長く家にいてもらうため、掃除をしないと言われているようですよ。
元旦のジンクス
三つ目は、ジンクスです。
掃除は基本的に、ゴミを集めて捨てる行為の事を言いますよね。
元旦に掃除をすることで、大事な運気まで「掃きだしてしまう」というジンクスが存在するようです。
こういった理由も、掃除がNGとされる要因の一つと言えるでしょう。
スポンサーリンク
元旦に窓を開けるのもNG?元旦にして良いこと・悪いこととは

元旦には掃除がタブーと考える人が多いため、厳密には窓を開ける行為もNGになる場合が多いです。
何故なら、換気するという事は、部屋の空気の「掃除」に該当する為と言われているためです。
元旦はとにかくのんびり過ごす事を推奨している為、以下のリストは、元旦にはしてはいけない事として紹介されることが多い項目となっています。
【元旦にしてはいけない事リスト】
・洗濯をする
・裁縫をする
・お風呂に入る
・喧嘩をする
・お賽銭以外でお金を使う
・刃物を使う
このように、ありとあらゆる家事が元旦はしてはいけない事として、タブーになっているようですね。
しかし今の世の中で、正直ここまでキッチリ守っている人は、殆どいないのではないでしょうか。
特に換気なんかは寒い時期でも定期的に実施したほうがいいので、ただの「言い伝え」「ジンクス」と思ってあまり気にする必要はありません。
それでも家事をしない事は、主婦にとっては嬉しい場合もあると思います。
私もサボれることなら毎日だって家事をサボってやりたいぐらいです…。
自分がやりたくない家事を元旦ぐらいはお休みして、ゆっくりご自宅で休息をとるのもいいのではないかと思いますよ。
まとめ
昔からの言い伝えの場合、いざ考え直してみると、はっきりとした理由が分からない事ってありますよね。
窓の空気の入れ替えなんかは、いくら掃除をしてはいけないと言われても、換気したくなる時もあると思います。
そんな時は自分の状況を優先して行動しても、全く問題ないです。
それでも、せっかく昔からある言い伝えですので、元旦の日ぐらいはいつもの家事を休憩して、のんびり過ごしてみるのもいいのではないでしょうか。
元旦の過ごし方の一つの提案として、ぜひ参考にしてみてくださいね。